「歯石の除去は痛い」って本当?人生初(34年間分)の歯石取りをした感想

34年という長い人生で、1度も経験したことがなかった歯石の除去。

  • 歯石の除去はとにかく痛い
  • 歯石の除去はたくさん血が出る
  • 歯石の除去は…

経験者から聞かされるマイナスイメージに怯えながら、人生で初めての歯石取りに挑んだ結果と、その一部始終を紹介したいと思います。

歯石を除去するまでの流れ

虫歯_レベル1

処置用のイスに座ってから、実際の処置が始まるまでの間に”歯石を除去する理由の説明”と”歯周病の検査”がありました。

歯石を除去する理由の説明

「歯石とは?」から始まって「歯石をそのままにしておくと、歯周病の原因になる」という説明を受けました。

※私はあくまでも患者側なので、歯科サイト掲載の説明を載せておきます。

歯石とは?歯周病の原因になる?

歯石とは?

歯石とは歯垢が硬くなったものです。歯みがきでみがき残した歯垢が、唾液の中のミネラルと結合して、硬くなって出来ます。歯についた歯垢は、たった2日間で歯石になります。歯と歯ぐきの境い目や歯と歯の間にできた、それこそ石のように硬い歯石は、歯磨きだけでは取り除くことができません。

歯石をそのままにしておくと

「石」という字の通り、歯石はとても硬く、いったんついてしまった歯石は歯ブラシでは取ることが出来ません。日常の歯みがきでは完全に歯垢を除去することは困難なため、どんなに歯みがきをがんばっても、歯石は少しずつついてきます。放置すると歯石はどんどん硬く、そして増え続けます。歯石の表面はデコボコしているために、歯垢がつきやすく、細菌の温床になるばかりでなく歯肉を刺激して、歯周病の原因となったり、歯周病を悪化させます。

引用:つじうち歯科

歯周病(ポケットの深さ)の検査

説明が終わるとイスを倒して、先の尖った機器で歯と歯茎の間をチクチクされました。機器を突き刺して歯周ポケットの深さを計ることで、歯周病の進行具合がわかるようです。

大事なのは、歯と歯肉(歯ぐき)の間の溝である「歯周ポケット」に潜むプラーク(歯垢)をしっかりと除去することです。
「歯周ポケット」は、正常な状態で約1~3mm※。4mm以上になると、歯周病が進行しつつある状態ですので、歯科医による診断が必要となります。

※歯学上では、「歯周ポケット」は、正常な状態で深さ1~3mmの「歯肉溝」と、歯周病が進行し、深さ4mm以上の「歯周ポケット」に分類されます。

引用:「歯周病」の正しい知識とケアについて

前後から2~3回ずつ、歯の数だけチクチクと針を突き刺されるのは、お世辞にも「痛くないとは言えない」ものでしたが、事前に「歯石の除去は痛い!」と脅されて挑んだ戦いだったので「聞いていたよりは痛くない」と我慢できる程度の痛さでした。

因みに、34年間も歯石の除去をしてこなかった口の中の状況は、いずれの歯もポケットの深さは5mm程度(正常な状態で約1~3mm)で、処置すればまだ持ちこたえられる深さだと言われました。

歯周病の検査時点で口の中は血の味

歯周病の検査自体は全然耐えられるレベルの痛さ(例をあげるなら爪楊枝で強めに歯茎を突き刺すくらいの痛み)でしたが、歯茎は正直です。歯周病の検査時点で既に口の中は血の味でした。

歯石がついた歯の撮影と処置の説明

歯周病の検査が終わると口の中にカメラを入れて、歯石がベッタリとついた歯を撮影。映像を見ながら今の状況と、具体的な処置の進め方を説明されました。

実際に確認するまでは「1回で終わる予定」でしたが、歯石の量が多い(34年分)ことと、私が”問診票に「痛いのが嫌い」と書いた”ことを理由に、処置内容は変更になりました。

  • 1回目:見える場所(歯の表面)にある歯石の除去
  • 2回目~5回目:見えない場所(歯と歯茎の間)にある歯石の除去

痛いのは嫌なので「麻酔をしてから処置しますか?」と聞かれた時は、二つ返事で「お願いします」と返しました。

この時点で「見える場所の歯石を取るだけ」ということは『今日は痛くないだろう』と安心しきっていました。

歯の表面の歯石除去は痛くない

虫歯_レベル2

超音波振動で歯石を除去する機材と液体を噴射する機材、スケーラーを使っての処置が始まって数分が経過。歯周病の検査よりも激しい痛みは今のところありません。

削られている感覚と強い振動は感じますが、痛みを感じなければ何も怖くはありません。

歯医者の翌日は必ず体のどこかが痛くなるくらい、毎回緊張で体を強ばらせて挑んできましたが、ここまで痛くないのであれば気を許しても大丈夫…。と思った矢先、事件は起きました。

歯と歯茎の間は飛び上がるくらい痛い

担当してくれた歯科衛生士さんは、定期的に優しい言葉をかけてくれていました。

歯科衛生士さん
今日はムリする必要がない(後日、麻酔をして処置をする)から、痛かったら遠慮なく言ってくださいね!
三十路男
はい!

(歯周病の検査より痛いことは今のところないし、どうせ取り切らないと終わらないから、できるだけ我慢…我慢…。)

~数分後~

三十路男
あががががぁ

瀕死

歯科衛生士さん
痛かったですか?

頑張ってくださってたので、調子にのってしまいました。

三十路男
い、いえ、大丈夫です。すみません。

~数分後~

三十路男
おごごごごぉ

瀕死

歯科衛生士さん
これで最後なので!

タオルで目隠しされている間に「今日はムリする必要がない(後日、麻酔をして処置をする)から、痛かったら遠慮なく言ってくださいね」と優しい声をかけてくれていた歯科衛生士さんはどこかに行ってしまって、処置担当の歯科衛生士さんに変わったんだと思う…。

歯と歯茎の間に鋭利な刃物を突っ込まれてサクサクされるような感覚「処置中は動いちゃダメ」という大人の抑止力を大きく上回る痛さでした。

歯石を除去してわかったこと

虫歯_レベル3

まだ1回目の処置ではありますが、歯石の除去をしてみてわかったことがたくさんありました。これから歯石の除去をしようと思っている人の参考になりそうなものをピックアップしてご紹介します。

歯石除去の痛みは尾を引かない

昨日、歯石を取ってきたばかりですが、当日の夜は普通にご飯を食べることができたし、翌日も全然痛くありません。麻酔なしで歯と歯茎のスキマの歯石を除去した箇所も複数ありますが、それでもやっぱり痛くないです。

歯と歯の間にはスキマがある

歯科に携わる人に言わせると「お前はバカか」と言われてしまいそうですが、34年間、歯石を取らずに生きてきたので、歯と歯の間にスキマがあることを知りませんでした。

スキマがあるところ=虫歯 or 歯並びが悪いだけだと思っていましたが、実際には違っていて、特に下の前歯4本の裏側にはそれぞれ大きな凹み?があるんです。このスキマを埋めていた歯石の大きさを想像するとゾッとします。

歯石を除去すると舌がズタズタに切れる

歯石がない状況は初めてなので、歯の裏側にあるスキマや凹みに舌があたると、無意識に「何だ?このスキマ?」と思って何度も何度も舐めてしまいます。

おかげさまで、歯石を除去してから24時間も経っていない今時点で、私の舌はズタズタです。

歯磨きがしたくてたまらなくなる

スキマを見つけては舌で舐めるを繰り返していると、何となく「ここはスキマがあるもの」だと脳が理解し始めてきました。

そんな状態でご飯を食べるとスキマや凹みに食べ物が詰まる…詰まる…。

歯磨きをしたくてたまらなくなると同時に、何とかして舌で取り除いてやろうと頑張ってしまい、更に舌はズタズタに切れていきます。

麻酔ありの歯石除去は痛くないし怖くない

虫歯_レベル4

麻酔ありの処置を提案されたときは「歯石の除去に麻酔を使うの?」と思ってしまいましたが、歯石の量が多いと麻酔を使って処置してくれる歯科も少なくないようでした。

ここ数ヶ月で奥歯2本と前歯3本の神経を抜きましたが、麻酔ありの処置だったので、本当の意味で無痛でした。だから、歯石の除去も怖くありません。

麻酔が効いている間に処置を終わらせてもらって、すぐ家に帰って、痛み止めを2錠飲んですぐに寝る。これで絶対に痛くない。絶対に痛くない。絶対に痛くないんです。(※自己暗示用)

歯石の除去は歯科衛生士さん次第?

次回以降、同じ歯科衛生士さんが担当してくれるのか?はわかりませんが、1時間かけて行われた処置を思い返すと、歯科衛生士さんの腕次第で「凄く痛いか?」それとも「結構痛いか?」は変わってくるなと感じました。

液体を噴射する機材を使っての処置は大差ない(そもそも痛くない)ですが、振動する機材やスケーラーを使っての処置は歯茎の際をどこまで丁寧に処置してくれるか?で痛さは全然違うでしょう。

歯科衛生士さんを指定できる歯科があるのか?はわかりませんが、できれば、今回担当してくれた歯科衛生士さんに最後までお願いしたいなというのが本音です。

嘘でも優しい言葉をかけてくれるだけで、体の強ばりが少し緩むので…笑

あとがき

「歯石は取らない方が良い」や「歯石は取っちゃダメ」という意見があることも知っていますが、20年近く行かずに逃げてきた虫歯治療の流れで歯石の除去は始まりました。

4ヶ月も前から数々の苦難を乗り越えての今なので、このまま流れに身を任せて歯のケアをお願いしようと思っています。

今でもまだ、処置中は体が強ばりすぎるから、歯医者の翌日は体のどこかが痛いけど…。歯医者通い頑張ろう…。

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