今日は野良猫の赤ちゃんを保護して面倒を見てあげる事が子猫にとって最良なのか?それとも母猫と野良で暮らす人生が最良なのか?という少し深いお話。
皆さんの意見もお伺い出来ればと思っております。
それではどーぞ。
走り回る子猫と、心配そうに後ろを追う親猫
家までの帰り道走り回る子猫1匹を心配そうに追いかける親猫が居た。
産まれて間もないのだろうか、何にも怯える様子無く尻尾をピンと立てて交通量の多い道路を所狭しと走り回っている。その少し後ろ、尻尾を垂れて心配そうに子猫の後を追いかける親猫の姿があった。
幸せそうな野良猫親子の姿を見て、犬を2匹飼っている私の心は少しチクっと痛んだ。
子猫の人生
この子猫には大きく分けて2パターンの人生がある。
- 親猫と共に暮らしていく人生
- 保護されて人と暮らす人生
以下、保護した人の人格が歪んでいる等の理由から起こり得る、不幸せな事象は考慮に入れずに考えたいと思う。
親猫と共に暮らしていく人生
所謂野良猫。親猫からの寵愛を受けご飯へのありつき方、寒い時期・暑い時期の過ごし方、外敵から身を守る術などを教わりながら、親亡き後1人で生きて行く術を学んでいく。時に人からイタズラに攻撃され、時に車とぶつかり人生に幕を閉じる。
そんな人生が待っている。
保護されて人と暮らす人生
所謂飼い猫。飼い主からの寵愛を受け遊び相手には困らず、寒い時期には暖を取り、暑い時期には涼を取る。眠い時に寝て、お腹が空けば与えられたご飯でお腹を満たす。事故や外敵からのリスクは野良時代よりも格段に減り、命のリスクは軽減される。
そんな幸せな人生が待っている。(人間のエゴ)
どちらが幸せなのかを考える
飼い猫と野良猫を比べた場合、野良猫は衣食住で考えると裕福とは言い難い。その点、飼い猫は衣食住全てを与えられ裕福に過ごす事が出来る。少し極端な例かも知れないが子猫を人間の子供に置き換えて考えてみようと思う。
裕福では無い家庭に産まれた子供
決して裕福では無い家庭に産まれた子供。しかし親の愛を受け社会に出て生き延びる術と強さを教わり、親と共に人生を送る。
金持ちに引き取られた子供
産まれて間もない頃、異国(人と猫は言葉が通じ無いので)の裕福な家庭に引き取られた子供。圧倒的に容姿の異なる者から何不自由無い程に衣食住全ての物を与えられる。自分の親の顔も思い出す事も無く。
三十路男の考え
お金が無くても親と一緒に暮らせる事が幸せなのか?他人から与えられた何不自由無い暮らしが幸せなのか。極端な例を除いた場合、私は前者の方が幸せであると考える。理由は親の愛以上に子供を育てられる物は無いと思うからだ。
良く、愛だけでは結婚出来ないという言葉を聞くが、「愛」とは相手に寄せる好意だけでは無く、相手を思うがこそ起こす事が出来る自分の行動も含まれていると私は考える。
愛だけでは人は食べては行けないのは紛れもない事実、しかし愛があるならば子供の為に仕事に就き人が生きて行く上で最低限必要なお金を稼いでくる事は、今の日本国内だけで考えれば実際問題難しい事では無いと思う。
愛だ恋だ言っている偉い人には、それがわからんのですよ。
っと少し話が本題とはずれてしまったが、野良猫を保護する事が果たして正しい事なのか、間違った事なのか。私には答えが出せなかった。
しかし、ペット含む野良猫や野良犬を飼育する場合、「親元に居た方が幸せだったかも知れない。でも私の元に来た事が、本当に幸せな事だったとペットが思ってくれる程に可愛がってあげる。」という覚悟が必要なのでは無いかなと思う。
果たして私にそこまでの覚悟があったのかどうかは正直不明だが、この記事を書いたからには今よりもっと可愛がってあげたいと思う。
「いやいや、私はこう思う。」コメントやTwitterで貴重な意見、お待ちしております。