男性読者から「妻が浮気しているかも知れないんです」という相談を受けました。変な助言は余所様の家庭を壊しかねないので、7年近く付き合った彼女が複数人の男性と一度に関係をもち婚約破棄となった際、人脈とお金を使って弁護士や探偵、議員さんなどを使って解決へともっていった経験から言える『浮気を疑った時にやるべきこと、絶対にやってはいけないこと』を紹介します。
妻に浮気された旦那に残された選択肢
浮気の代償として考えられる行動の是非は個人の考えと法律で定められた内容が必ずしも一致するとは限りませんが、浮気された男性に残された選択肢は『離婚するのか?』と『離婚しないのか?』で大きく異なります。
離婚する場合
法の許す範囲で言えば妻に対する慰謝料請求、子どもの親権争い、浮気相手への社会的・金銭的な制裁などが考えられます。感情的になっている時は法に反する罰を与えたいと望んでしまいますが、バレた時点で立派な犯罪です。
自分たちの意思で船に乗ったことに関しては知ったこっちゃありませんが、自分の人生を投げ捨ててまで罰を与える価値はありません。法の許す範囲で最も大きい罰を与えられる準備(証拠集め)をした方が利口だと言えます。
離婚しない場合
「離婚しない=夫婦仲を修復する」という意味であれば、妻が浮気に至った経緯(自分の至らなかった短所の確認)をした上でしっかりと2人で話し合い、双方が二度と過ちを犯さないように努めるべきです。
「離婚しない=飼い殺す」という意味であれば、締め付けるだけ締め付けて好きなタイミングで放り出せば良いでしょう。子どもがいるのならおすすめはしませんが…。
やってはいけないこと=自分の選択肢を狭める行動
妻の浮気が確定していない状況で『事実だった時、杞憂に終わった時共に選べる選択肢を減らす行為』は絶対にやってはいけないことです。要するに『夫婦関係を修復したいと思ってもできない、離婚したいと思っても証拠がない』という様な状況には陥るなということです。
次は実際にやってはいけないことを書いていきます。
浮気を疑っている素振りは絶対に見せない
感情的に問いただしてはいけない
妻が浮気しているかも知れないという疑心暗鬼に襲われて「俺に隠れて浮気してるやろ!」なんて感情的な発言をしてしまった日には目も当てられませんし、暴力なんて以ての外です。
浮気していた場合
感情的に来られたことで浮気をしているという負い目は何処かへ消えてしまいます。浮気していても「私はやっていない」と否定される分には構いませんが、売り言葉に買い言葉で「お前が仕事ばっかりで放ったらかしたから悪いねん」なんて逆ギレされたらゲームオーバーです。
浮気していなかった場合
浮気をしていない人にとって、浮気を疑われることは非常に不愉快なものです。感情的に言われたことで妻の中に積もり積もっていた不平不満が爆発してしまい、夫婦喧嘩から離婚という可能性も大いに考えられます。絶対に避けましょう。
普段と違う行動は自分の首を絞める
妻の浮気を疑うばかりに普段はかけない電話の回数が増えたり、LINEやメールで何をしているのかを聞く頻度が高くなってしまうなど、普段と違う行動は自分の首を絞める行為です。
浮気していた場合
いつもと違う行動により違和感を感じた妻が自分のやましい行為=浮気を辞めて墓までもって入ってくれれば、浮気の事実は世に出ることなく平和な日常を取り戻せますが、より強固に浮気がバレない工夫をされると手が出しにくくなってしまいます。
浮気していなかった場合
今までなかった電話やメール、休日の家族サービスやデザートの差し入れなど普段と違う姿を見せすぎると「何かあったのか?」と逆に疑われてしまいます。浮気を疑っていたはずなのに浮気を疑われる立場になることも珍しくありません。
友人・知人への相談は避ける
真っ先に相談したくなる友人・知人ですが、結婚して家族の付き合いが生まれた後での相談は大きなリスクになってしまいます。友人に相談した話が友人の奥さん経由で妻に回ってくるということです。
浮気していた場合
事実をねじ曲げると不貞行為を友人に言いふらされたという受け取り方もできてしまうため、妻に逆ギレの材料を与えてしまうことになります。浮気の証拠が出た後の選択肢がどんどん少なくなってしまうので避けるべきです。
浮気していなかった場合
「浮気を疑われたことに対する怒り」と「友人を巻き込んだことに対する怒り」が合わさることでゴメンで済まない問題になってしまう可能性があります。浮気していなくて良かったと心をなで下ろした時には妻の気持ちがアナタから離れてしまっているという状況になりかねないので、夫婦として繋がりのある友人・知人への相談は避けましょう。
携帯・スマホの中途半端な覗き見は辞めた方がいい
浮気の証拠を押さえたい気持ちから携帯・スマホを見たくなる気持ちは解りますが、証拠が出てきても出てこなくても自分を納得させられる材料にはなりません。
浮気の証拠が出てきた場合
妻が知らない男性と二人で撮った写真(浮気を決定付ける証拠写真)が出てきた場合、どれだけ冷静な人でも瞬間的に怒りが前面にでてきてしまいます。そんな状態で「浮気を疑っている素振りは絶対に見せない」を実行することはできません。
浮気の証拠が出てこなかった場合
通話履歴やメールの履歴などで浮気の証拠が出てこなかった場合、冷静な状態では「浮気をしていない」と受け取ることができます。しかしながら疑いの気持ちがある状況では「浮気の証拠を消してる」となってしまいます。結局の所、出てきても出てこなくてもイライラするだけです。
浮気じゃなく気持ちが離れてしまったという可能性
私の場合、最終的に寝取られたという形になるまで気付きませんでしたが、そこに至る前の段階で『自分の行動が原因で、相手の気持ちが離れてしまった』という過程が必ずあったはずです。「浮気されてるかも?」と疑っている段階=気持ちが離れて冷たくされているだけの可能性も大いに考えられます。
付き合う前みたいに自分の気持ちをアピールできていますか?付き合った頃のように自分の気持ちと相手の気持ちを確認しあっていますか?結婚して夫婦になったからと油断していませんか?1つでも思い当たることがあるのであれば、疑うよりも先に相手の思いによりそうことが必要でしょう。
結婚して夫婦になって家族になっても1人の男と1人の女です。気持ちを伝えるのに言葉も行動も必要ないなんて幻想ですよ。他人は自分を映す鏡、自分が不安な時は相手も不安なのかも知れませんよ。
浮気の兆候は全て子育てで説明がつく
よく浮気の兆候は「①スキンシップの回数が減った。②スマホの利用頻度が高くなった。③連絡のとれない時間が増えた」などと良く言われますが、子育て中の女性には全て普通に起こり得る行動です。
スキンシップ・夜の営みの回数が減った
好意ある相手以外に触れられることを受け入れられる女性は男性と比べると少ない傾向にあるため、浮気の兆候という可能性は0とは言えません。しかしながら、出産によるホルモンバランスの変化や子育てに追われることで起こる体調不慮や精神状態の悪化で拒んでいるだけの可能性は大いに考えられます。
携帯・スマホの利用頻度が高くなった
自分が浮気していたとして相手の目の前で堂々とスマホ片手に浮気相手と連絡を取り続けますか?バレたら困るから隠してるのにしませんよね。うちの妻も子どもを産んでからスマホを触る時間が長くなりました。子育てしながらパソコンを触る余裕がないのと、子どもの服やおもちゃ、育て方などを調べる機会が増えたからです。
連絡のとれない時間が増えた
週に2度~3度休憩時間に電話をかけますが電話にでる確立は20%程度です。子どもにご飯をあげてたり公園で遊んでいたり、子どもと接している時は電話に出ません。片手間に子育てするのは危ないので手が空いたらかけなおしてきます。多くの男性が想像しているよりも遙かに子育ては大変なんですよ…。
どうしても妻を信用できなければプロに頼む
※右側がNON STYLEの井上じゃ無い方に見える件
旦那が仕事にでている日中に浮気された場合、浮気の実態を掴むのはかなり困難です。周りからの目撃証言があったとしても「男友達と偶然会っただけ」と言われてしまえばお終いです。自分なりに妻の浮気を調べた結果シロだったとしても、旦那に疑われたという事実で夫婦仲が壊れてしまっては意味がありません。
どうしても妻を信用できないという場合は、疑ったという事実を残さないためにもプロ(探偵など)にお願いすることをおすすめします。1人1時間5,000円~6,000円程度で受けてくれる所もありますので、しっかりと探偵事務所の情報を集めたうえで依頼しましょう。※悪徳業者には注意
「妻が浮気をしてる?」と思ったら/まとめ
疑うのは簡単で信じることは難しいのは事実ですが、1度失った信頼を取り戻すのは非常に困難です。浮気の兆候は子育てしている人には全て起こり得る話と理解した上で、まずは自分の行動・言動を振り返って妻の気持ちが自分から離れてしまう原因を作っていないか?を考えてみてください。
浮気の証拠を突きつけるための行動をとるのは、その後でも決して遅くありません。ドラマでは「あの時に止めててくれてれば戻れたのに…。今更もう遅いのよ!」なんて台詞を聞きますが『浮気してしまった段階でいつ止めても結果変わらず手遅れ』です。
やるべきことをやってからの方が、浮気の存在有無に関わらず良い方向に進めるでしょう。
[kanren]夫婦喧嘩の理由は妻が子どもと2人で遊園地(ひらかたパーク)に行ったから。
[osusume]夫婦喧嘩で離婚寸前/子どもの将来を踏まえた苦渋の決断