保育園・幼稚園無償化の現実/臨月でも上の子は待機児童

守口市は『平成29年4月1日から0歳~5歳児の幼児教育・保育の無償化を実施』した。

市民により良い生活を送らせることを目的に、お偉いさん方が貴重な時間を割いて、数字を並べて導き出した答えなのだろう。

受け入れ可能な枠(保育園、幼稚園)と、受け入れ体制(保育士さん)の確保をするよりも先に実施した無責任な施策のお陰で、被害を受けた側としては人集め、票集めがしたかっただけなのかなと思わずにはいられない。

妊娠発覚から臨月までの間に、書いては消してを何度も繰り返したこと。

市役所の対応はマニュアル通りの模範解答

お役所仕事で窓口をしている人達は、いつも決まって模範的な回答を返してくれる。

  • 「空きはない」
  • 「妊娠理由で点数が増えてから」

空きがありません

相談に行くと真っ先に言われるのが「空きがない」という紛れもない事実。目の前にある数字を元に「空いていないから入れない」という事実だけを伝えていただくことができる。

出産予定日2ヶ月前に改めて

その後、決まって伝えられるのが「出産前後2ヶ月になると点数が増えるので、その頃に改めて」という代替案。妊娠後期なら入れる可能性が高いという甘い話を手土産に帰宅させられる。

  • 空いてないから入れない
  • 点数が増えるのは2ヶ月前

どちらも事実なので仕方ないですね。

唯一の望みだった「出産2ヶ月前」理由

市役所の窓口

何度相談しても入れないという事実が変わる訳もなく、時間だけが過ぎていった。

医師から切迫早産の可能性があるから絶対安静と言われた妻が動くわけにはいかず、出産予定日2ヶ月前に仕事を休み、市役所に行った。

「出産理由の点数増加」は市役所唯一の逃げ道であり、親として唯一の望みだった。

今更、イライラしたくないので結果だけを言うと『入れないから書類だけ出して』と事務的に対応されただけ。

市役所の言い分は「無償化で転入者が増えた」せい

お役所仕事に突っかかっても結果が変わらないことくらいはわかっている。でも、家族の状況的に「はい、そうですか」と引き下がるわけにはいかない。

突っ込んで話を聞いた。

そもそも入れる可能性はあるのか?

私:「途中入園希望で申し込んだ保育園(上限3つ)に通っている子供が運良く退園して、更に途中入園希望者の中で一番点数が高ければ入園できる可能性があるっていうこと?」

市役所:「形的にはそういうことになります。」

私:「出産まで残り2ヶ月で、そんな奇跡的な状況が起きるとでも?」

市役所:「…。」

入りやすい園(待機児童数)は?

私:「各園の待機児童数を教えて欲しい。今の状況的に保育園を選ぶ余裕なんてないから、1%でも入れる可能性が高いところを選びたい。」

市役所:「希望届け提出後に限り、申請した園(上限3つ)の待機番号を教えることができます。」

私:「申込をするまで待機児童数はわからないってこと?」

市役所:「はい。」

無償化のせいなの?

市役所:「無償化をしてから、他府県下からの転入者が増えておりまして。」

私:「受け皿も作らず無償化するからやん。」

市役所:「…。」

綺麗に終わるつもりが

私:「希望届けをここで書いて提出するからちょうだい。」

市役所:「希望届けに記載いただく保育園は事前に見学した所でなければいけないので、先に見学してきてください。」

私:「お前らちょっと待て。何回も相談に来て1度もそんなこと言わんかったやんけ。ただでさえ入れる可能性が殆どないのに、どんなけ先延ばしにさせたら気が済むねん。」

市役所:「決まりです。」

私:「もうええわ。」

臨月を過ぎても上の子は待機児童

何度相談に行っても「2ヶ月前に」と言われ、2ヶ月前に行ったら「見学してきてください」と言われ、各園の見学可能日に併せて3つ回るのに約3週間。

出産予定日1ヶ月前に途中入園の届けを提出して、奇跡的な確立に当選できるわけなどない。

臨月でも待機児童。

出産当日も待機児童。

出産した後も待機児童。

上の子はずーっと待機児童。

新年度になっても待機児童

出産理由の途中入園の相談に行くと必ず言われる「新年度」の申込に関する話。

指示された通り、新生児+2歳児を連れて申込に行ってきたよ。

「保育士のお子さんの優先入所を実施することになったので、恐らく難しい」と言われて返ってきたよ。

守口市には皿も出さずに料理する人しかいないみたい。

別に決まりやルールに文句はない

保育所に入るために、家庭毎に決められた点数が判断基準になる。

別に文句ない。

出産予定日の2ヶ月前にならないと点数が増えない。

別に文句ない。

市の方針として、各園の待機児童数は公開しません。

別に文句ない。

別に市の方針、国の方針にとやかく言いたいわけじゃない。でも、後先考えない施策を打つのだけは辞めて欲しい。お偉いさん達が集まって決めたなら尚更。

無償化する前にわかるやん

結婚して家族ができて家を建てる場所を考えたとき、税金面やその他を加味すると大阪市の方が良かったけど、守口市を選んだのは生まれ育った町で、子育てがしやすい町だから。

後先考えずに無償化して、待機児童問題に巻き込まれるとわかってたら、誰がこんな糞みたいな市に土地買って家建てるかよ。

人が増えて税収を上げることが目的だったなら、大成功なのかも知らん。

  • 無償化する
  • 人増える
  • 子供増える
  • 税収が上がる

そりゃもう市役所としては大成功なのかもね。

市民のためを思って実施したなら、大失敗。

  1. 無償貸する
  2. 人増える
  3. 子供増える
  4. 保育園・幼稚園足りない
  5. 保育園・幼稚園建てる
  6. 保育士足りない
  7. 保育士募集する

こんな順番でやって成功するわけないやん。アホかよ。

保育園・幼稚園の確保、働いてくれる保育士さんの確保ができてない状態で、無償化したらどうなるかくらいわかるやろ。

二歳の息子でもお皿出さずにラムネ出し過ぎたら置く場所ないことくらいわかるわ。二歳の息子は出しすぎたラムネを一気に食べるだけナンボも偉いわ。

イライラするからお終い

市役所に相談行くたび「ふざけるな」って記事を何回も書いたけど、公開することはたったの1度もなかった。泣き言のように見えるのがイヤだったから。

別に「日本死ね」とか言う気も無いし、この経験を共有することで無償化に対する動きに良い変化が生まれるなんて大それた事なんて考えてもない。

国のすること、市のすることが100%市民のためだったことなんて1度もないからね。その行為のお陰で選挙に当選できたり、税収が上がったりするだけ。

結果的に良い目をできる人もいれば、悪い目にあう人もいる。それだけよね。

私自身が仕事を休んだり、共に旦那に先立たれて働きにでている祖母に助けて貰ったり、兄弟夫婦に助けて貰ったりしながら、無事に下の子の出産が終わった今なら冷静に書けるかと思ったけど、やっぱり書いているとイライラするからお終い。

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コメント

  1. さき より:

    「妊娠前後2ヶ月になると点数が増えるので、その頃に改めて」等書かれていますが、「出産前後2ヶ月」という理解でよいでしょうか。
    大変興味深い内容でした。

  2. 三十路男 より:

    ありがとうございます。完全に誤字です!

    守口市の発行している平成29年度認定こども園等入園(所)案内のP.25に書かれている通り「出産前後概ね2ヶ月間⇒10点」という認識で問題ございません。

    修正しておきます!