赤ちゃんをベビーカーに乗せて、大阪から京都まで電車の日帰り旅行に行って来ました。カメラ大好きな人の集まりに参加した理由は『可愛い息子の写真を撮って貰えるから』という親バカ&他力本願。
目的地の醍醐寺までは、阪急線→JR線→地下鉄線と3つの路線を乗り継ぐ必要があり、車でしか旅行した事の無い私には『衝撃的すぎる出来事』が多すぎました。
- ホームまでのエレベーターが無い駅
- 改札が狭すぎる駅
- ベビーカーのスペースが無い車両
その他、赤ちゃんを連れてのベビーカー旅行では色々な経験をしましたが、そんな中でも『乳幼児を連れた家族に対する、世代毎の温度差』に衝撃を受けたので、赤ちゃんを連れて電車に乗る時の注意点や反省点と共に、その辺りも書いていきたいと思います。
赤ちゃんを連れてベビーカーで電車に乗る時の注意点
次回以降、赤ちゃんを連れて電車で旅行する時用のメモとして、注意点を纏めます。
利用する駅にエレベーターがあるのか?は絶対に確認する
乗り換えで利用したJR山崎駅は改札を通ってホームへ上がる術が階段しかありませんでした。男性の力であれば、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま持ち上げて運ぶことも可能です。しかしながら、横着した結果、万が一の事故を起こすのは怖いので『パパが赤ちゃんを抱っこして、ママがベビーカーを運んで』ということになります。
ベビーカーの中では非常に軽い物を購入しましたが、赤ちゃんとのお出掛けにはオムツ、ミルク、離乳食、着替え等を詰め込んだマザーバッグが必要不可欠。後々記載する「乳幼児を連れた家族に対する、世代毎の温度差」に繋がる話にはなりますが、ベビーカーを使って電車で旅行する際にはエレベーターの有無を必ず確認しておく必要があると強く感じました。
駅の改札は想像以上に広く無いのでベビーカーのサイズには注意
最寄りの路線(京阪電車)以外を、初めてベビーカー有りで利用しましたが『改札の1~2つが、車椅子やベビーカーの為に広くなっている訳では無い』という事を知りました。
我が家で利用しているベビーカーは横幅の大きい物では無いので、改札をギリギリ通る事が出来ましたが、赤ちゃんの成長に応じてベビーカーを買い直す時があれば『ベビーカーの幅』に注意して商品を選びたいと思います。
ベビーカーを置くスペースの無い電車は多い
京阪電車、市営地下鉄しか普段は利用しないので、車両端には車椅子・ベビーカーなどを置くスペースが必ずあると思っていました。しかしながら、先日利用した阪急・JRの車両にその様なスペースはありませんでした。
- 通路を塞いで居ないか?
- 誰かの邪魔になっていないか?
その他、色々な事を考えながらの旅行は、精神的に非常に疲れました。
乳幼児を連れた家族に対する、世代毎の温度差
今回体験した事が世代毎の全てだとは言いませんし、乳幼児を連れた家族が最も守られなくてはならない存在だとは言いませんが、少なからず気持ちだけ元気な一部の老害は早く○○ば良いのになという考えが変わる事はありませんでした。
近い過去に乳幼児の育児を経験した人の優しさ
JRに乗り換えた際、小学生くらいの子どもを2人連れた30代~40代前後の女性がスッと席を立ち、私達夫婦+友人夫婦に席を譲って下さいました。初めての体験なので「ありがとうございます」という事しか伝える事が出来ませんでした。
まだまだ小さい小学生前後のお子さんを2人連れての電車移動は、本当に大変だと思います。そんな中で乳幼児を抱えた他人が電車に入るや否や座席を譲ろうという発想に至るママ。本当に素敵だなと思いました。ベビーカーを置くスペースも無く、どうしようかと悩んで居たので本当に助かりました。ありがとうございます。
人生を謳歌されている年配ご夫婦の温もり
桜を眺めている時、授乳室を探して大丸内をウロウロしている時など、良い人生を過ごされてきたであろうご年配の方から戴く「可愛いねぇ」「パパと一緒で」という様な言葉。ベビーカーで移動する道中で荒んだ心を洗い流してくれます。
私も70歳80歳になった時、同じ様に他人の子どもに笑顔を投げかけられる様な、良い歳の重ね方をしていきたいと願います。
階段上で立ち往生するベビーカーを降ろしてくれた男性
諸事情により、帰りの電車は山科駅から「パパ1人+ママ2人+赤ちゃん2人+ベビーカー2台」という、結構吐きそうな構成でした。電車に乗り換える度に発生するベビーカースペースの確保や周りの老害から赤ちゃん2人を守らないとイケナイという状況を経て辿り着いたJR山崎駅。
先述した通り『駅から改札に降りる方法は、階段しか無い』という状況。
必然的に「私が赤ちゃんを抱っこ+妻がベビーカーを畳んで降ろす」ということをした後に、再度階段を登って「私が赤ちゃんを抱っこ+友人奥さんがベビーカーを畳んだ降ろす」という作戦になりました。
1度目の階段を下りて戻ろうと振り返るとそこには『見ず知らずの男性がベビーカーを抱えて階段を下りてくる姿』がありました。ベビーカーを下ろし終えて照れ臭そうに笑いながら去って行く20代後半くらいの男性。声をかけようと思っても、恥ずかしくて中々声をかけられないという経験を何度もしてきた私に取っては衝撃的な物でした。メチャクチャ格好良かったです。
何でも我先にな老害
エレベーターを待っている時然り、電車に乗り込む時然り、その他全てに置いて「我先に」と前に割り込む老害。すれ違う時もベビーカーに赤ちゃんが乗っていてもお構いなし、お前が避けろと言わんばかりに突っ込んでくる老害。お前等みたいなヤツが電車内で「ベビーカーが邪魔だ」とか言って杖を振り回したり、赤ちゃんの頭叩いたりするねん。糞みたいな歳のとり方しやがって。
老害の文句を書くと、自称老害じゃない人が怒り出しますが「思い当たる節が無ければ怒る理由なんて無い」でしょ。私はアナタ達に「マジで早く○○ば良いのに」と思っています。
赤ちゃん連れが優先座席に座る理由
優先座席は身体障害者、妊婦、乳幼児連れ、高齢者などの着席を優先させる座席という定義が成されています。(優先席wikiから引用)
優先される中に、乳幼児連れが含まれる理由は『周りのお客さんに迷惑をかけない為』なのだと考えています。赤ちゃんは近くにあるものであれば何でも掴みますし、何でも口に入れます。それが例え隣に座る人の物であってもです。
実際、行きの電車では素敵なママのお陰で4人掛けの優先座席を空けて戴いたので、優先座席に座らせて戴きましたが、帰りのJRでは横並びの席しか無い電車だったので、私は赤ちゃんを抱きかかえたまま、入口付近に立っていました。
それが良い悪いという話ではありませんが、優先座席に座る若い人は『優先される理由』をもう少し理解した方が良いと思います。そういう所に座る人に限って、将来自分の番が来た時に譲れだ何だと叫ぶ老害になりますよ。まぁ老害に関してだけ言えば、周りに迷惑をかけるので優先座席に座ってくれてた方が平和で良いですけどね。
電車も考慮したベビーカー選び
記事内で何かしらの商品を書くと「商品名を教えて欲しい」という問合わせを戴くので、ウチで使っているベビーカーを紹介しておきます。記事内で紹介しましたが、電車移動が多い(利用する可能性がある)人は以下の点に気を付けてベビーカーを選んで下さい。
- 重さ(軽さ)
- 横幅
- 畳みやすさ
※興味が無い人は、少し下までスクロールして続きをどうぞ
ベビーカーは軽い方が良い
ベビーカーは重い物では7kg台、軽い物では4kg台と大きな開きがあります。しかしながら、所詮は「3kg程度の差しかないなら、可愛い方が良い」などという安易な発想に至りがちで、数ある商品を眺めていると『赤ちゃんが乗る』というベビーカー本来の目的を忘れてしまいます。
7kgと4kgを比較した時の3kgと、10kgの赤ちゃんを乗せた状態での17kgと14kgを比較した時の3kgは、ベビーカーを使うママに取っては大きな『差』となるので、『電車移動が多い=階段しか無い駅もある』という事を踏まえた上で、ベビーカーは極力軽い物を選んだ方が良いです。
ベビーカーの幅が広すぎると…
スマホからでは少し見にくいかも知れませんが、私が使っているベビーカーは【幅:465】となっています。このサイズであれば改札を通ることが出来ました。しかしながら、もう少し大きいサイズになってくると阪急・JRの一部改札は通れない可能性があります。
改札を通る度に赤ちゃんを抱いて、ベビーカーを畳んでというのは面倒なので、優先する所を迷った場合は電車の改札も通れる幅:465を思い出して下さい。
ベビーカーの畳みやすさは大切
ベビーカーを畳むまでの作業は全て片手だけで完結出来る物にして下さい。理由を書くまでも無い気がしますが、赤ちゃんを抱きかかえた状態で両手を使う事は出来ないからです。
持ち手の所を握って、グッと引き上げるだけでベビーカーを畳める機能が付いている商品があるので、購入する場合はその辺りも重要視してください。
ウチのベビーカー
ウチは『コンビ Combi ベビーカー メチャカル ハンディ エッグショック DF マリンブルー (1ヶ月~36ヶ月頃対象) 超軽量4.2kg』を購入しました。
- 超軽量(4.2kg)でママの持ち運びが楽
- 折りたたみが片手で余裕
- 赤ちゃんとの対面型に簡単変更可能
- 15Lの大型カゴで育児用品を運べる
- 50cmのハイシートで赤ちゃんが近い
- 洗濯機で丸洗いOK
上から順番に我が家がメチャカルハンディを選んだ理由です。私が一緒の時は基本的に抱っこなので『ベビーカー=妻が使う物として軽さを最重視』しました。
この商品のデメリットはタイヤだけ
このベビーカーはメチャカルハンディーシリーズの中では随分安いシリーズです。その理由は『赤ちゃんとの対面走行に切り替えた時、可動するタイヤは変わらない』からです。
※画像参照
最新版のメチャカルハンディ4CASHF オート4キャス 超軽量についているオート4キャス機能がありません。その為、背面でも対面でも同じタイヤが動くので、少し押しにくい時があります。(※その差に2万円の価値を感じなかったのと、子育てはお金がかかるのでベビーカーは安い物にしました。)
赤ちゃんをベビーカーに乗せて電車で旅行は大変
日帰り旅行自体は、腕に自信のある4人のカメラマン達に可愛い息子の写真を一杯撮って貰えたし、お昼に食べたローストビーフ丼がメチャクチャ美味しかったし、何より終日笑っていられる物でした。そして何より、同じ様な月齢の赤ちゃん同士が顔を合わせられる機会は多く無いので、次回以降も是非参加したいと思っています。
しかしながら、当日の京都界隈の賑わいを考えると、車で行ってたらもっと悲惨な目にあっていた事は容易に想像が付きますが、慣れない電車を使った赤ちゃん+ベビーカーの旅行は本当に大変だったので、次回は車で参加しようかな!なんて思っています。(笑)
あとがき
随分長い記事になってしまいましたが、最後に1つだけ。
車移動ではない赤ちゃん連れの旅行は『授乳場所』を前もって調べておくことが大切ですね。赤ちゃんを思うママは強いと言えど、授乳シーンを大っぴらに見せびらかしたい物では決して無いハズので、外でも授乳することが可能な様に授乳ケープなどを準備しておく事が必要ですね。2,000円くらいの物やし1つくらい買っておこうかな…。
という訳で、今回凄腕写真家4名に撮って貰った写真は、私の写り込み具合と相談しながらPC用のヘッダー画像にさせて戴きまーす。月額利用料は無しでお願いします!笑