『何をやってもうまくいかない時』ってありますよね。あれもダメ、これもダメ、折れそうになりながらも歯を食いしばって行動を起こしたのに裏目に出てしまう。理想と現実が噛み合わず大声で叫びたくても叫ぶことすら叶わない。ここ数週間は、まさにそんな状態でした。
何をやってもうまくいかない状態とは
『何をやってもうまくいかない状態』とは、自分に関わる物事の1つ1つが違う方向へ進んで全く噛み合わない状態です。自分中心で世界が進むことは無いので、自分は含んでいません。
家族の為に始めた仕事でお金は増えても家族との時間は減る。家族との時間を増やそうと仕事を減らしても家族と使えるお金は減る。そこに親、友人、自分の時間や体調などが重なるり、何をやってもダメでどう転んでも間違いだと感じる状況に陥ります。
何をやってもうまくいかない時の特徴
何をやってもうまくいかない時には、決まった特徴があります。
自分の行動に自信が持てない
うまくいかない状況が続くことで「自分は間違っているのかも知れない」から「自分は間違っている」と考えてしまう様になり、自分の行動に自信が持てなくなってしまいます。
物事の両側面を見られなくなる
1つの物事には必ず『良い面』と『悪い面』があります。調子が良い時は物事の良い面しか見えなくて何をやってもうまくいく様に感じる物ですが、調子の悪い時には物事の悪い面しか見えなくなり「失敗した」と強く感じるようになってしまいます。
うまくいかない理由ばかりを探してしまう
「失敗しても次頑張れば良い」という前向きな気持ちは薄れてしまい、行動する度にうまくいかなかった理由ばかりを探してしまうようになります。
誰かのせいにしたくなる
人は誰しも自分が一番可愛い生き物。いつもは「自己責任」と言っている人でも精神的に追い込まれると『誰かのせい』にしたくなります。自分以外の誰かが悪い=自分は悪くないと思い込むことで自分の精神を落ち着かせようとします。
何をやってもうまくいかない時の解決方法
何をやってもうまくいかない時は、自分の本当に大切な物を1つ選んだ上で、1つずつ乗り越えて行くより他ありません。明日の朝起きたら全てが好転しているなんてことはあり得ない物です。
うまくいったと感じる状況を想像する
想像するのは非現実的な物ではいけません。お金も仕事も家族も全部という未来が訪れることはありません。現実的なラインで『最低限、この形に持って行ければ、うまくいったと感じられるであろう状況』を想像して下さい。
うまくいく為の優先順位を付けよう
うまくいったと感じる状況を想像した後は、その中でも『最も優先したい物事』を1つ選びます。私は他の全てを差し置いて息子の笑顔を何よりも優先したい物事に選びました。
不要な物は一旦忘れる
何をやってもうまくいかない時にあれもこれもと手を出すのは状況を悪化させてしまいます。優先したい物事を成功、実現する為には『何が必要』で『何が不要』なのかを考えた上で、不要だと判断した物は一旦忘れましょう。
優先したい物事だけに注力しよう
うまくいったと感じる為に必要な物が解ったら、最も優先したい物事に対して行動を起こしましょう。自分が望む形に進める方向に努力の限りを尽くしましょう。
必要と判断した物で補強しよう
物事には両側面がある様に、何かの行動には必ず関係する物があるので、最優先事項に関係する物で更に補強しましょう。こうすることで、最低限の「うまくいった」を感じられる状態になり、自分の行動に自信を取り戻すことが出来る様になります。
1つがうまくいけば残りは必然的に
ひとつの物事がうまくいき、ひとつの形として出来上がると精神的な余裕を生みます。心の余裕は時間の余裕を生み、肉体的な余裕にも繋がります。初めから全てをうまくいかせようと考えるのは絶対にダメ。1つずつ順番に乗り越えて行きましょう。
必ずしも全てが必要とは限らない
落ち目の時には「あれも欲しい、これも欲しい」と、本来求めていなかった物でも良いので、うまくいって欲しいと望んでしまいます。何もうまくいかない時=自分の人生に必要な物、必要では無い物を判断する時でもあるので、折れずに頑張って下さい。
あとがき
今現在、仕事・家族・お金の3つがガッチリと噛み合って、何をやってもうまくいかない状態が数週間続いています。夫婦喧嘩で離婚の話まで出ている状態で「何の為に働いて、何の為に生きているのか?」なんて悩んでばかり居ますが、客観的にアウトプットする事で落ち着くことが出来ました。
核の部分(子供を最優先)を決めてしまえば、後(妻との関係や、仕事への関わり方)は自ずと形が決まってきます。どの様な悩みに相対したとしても『今の自分が最も大切な物、即ちうまくいかなくて困る物』を探すことが、悩み解決の第一歩となります。