3歳児の反抗期を子どもの気持ちになって考えると対処法がみえた

イヤイヤ期を乗り越えれば「心穏やかに子育てできる日を迎えられる」という”淡い期待”を抱いていた頃が、私にもありました…。

でも、現実はあまりにも残酷で…。

仕事から帰って寝かしつけるまでの、たった2時間しか子どもと接する機会がないのに、3歳児の反抗期にイライラしない日がないんです。

イライラしたくないのに、イライラしてしまう自分が嫌なので、3歳児の気持ちになって反抗期の理由、対処法などを考えてみました。

反抗期を象徴する3歳児とのやり取り

後で調べてわかったことですが、息子とのやり取りには”反抗期を象徴する行動・言動”がたくさん含まれていました。

突然の赤ちゃん返り(下の子:0歳のマネ)

パパ
ただいまー。

って、ゆうと何を咥えてんの?

ゆうと君
タオルをチュパチュパしてるねん。

はると(下の子)と一緒やねん。

パパ
はるとは赤ちゃんやからタオルをチュパチュパしてるけど、ゆうとはもうお兄ちゃんやろ?
ゆうと君
ゆうとは赤ちゃんやねん。

だから良いねん。

パパ
…そうか。
ゆうと君
…。

ゆうともタオルチュパチュパしたかったのにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!(号泣)

取り上げると号泣するくらいハンドタオルが好き過ぎる下の子と並んで、3歳になった上の子がタオルをチュパチュパしている光景は”異様”なものでした。

怒るとすぐに物を投げる

パパ
トミカのクルマはお風呂に入れられないからね。
ゆうと君
なんでやねん!
パパ
お風呂でクルマが濡れちゃったら、お風呂からもってあがってこれなくなるから。
ゆうと君
…。
パパ
お風呂の中は、お風呂のおもちゃで遊ぼうね。
ゆうと君
…。

お風呂で遊びたかったのにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!(号泣)

思いっきり投げる

パパ
おもちゃを投げたらダメって言ってるやろ!おもちゃいらないんやったら、もうポイする!
ゆうと君
うわぁぁぁぁん!

思い通りにならないと絶対にイヤ

パパ
お風呂入るよー。
ゆうと君
ゆうとな、パパにトミカ持って入ったらダメって言われたから、お風呂入れないねん。
パパ
おもちゃはダメやけど、お風呂に入るのは良いよ。
ゆうと君
でもな、ゆうとな、トミカ持って入らないとダメやねん。
パパ
いや、だから、おもちゃはダメやねん。

~押し問答を繰り返すこと10分~

パパ
じゃあもうパパはお風呂入るからね。
ゆうと君
…。

お風呂入りたかったのにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!(号泣)

パパ
…じゃあ自分で上手に服脱いで。
ゆうと君
ゆうと、自分で服脱げないねん。
パパ
…いやいや、上手に脱げるようになったやん。

~押し問答を繰り返すこと5分~

パパ
脱がしてあげるから、こっちおいで。
ゆうと君
タイヤが壊れたから、ゆうと動けないねん。

うーん、うーん。(動こうとしてるけど動けませんアピール)

パパ
もう良い!パパは1人でお風呂に入る!
ゆうと君
…。

パパにもう良いって言われたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!(号泣)

~フォローを繰り返すこと5分~

パパ
タイヤをネジでクルクル~。ほら、タイヤ修理したよ。
ゆうと君
パパもタイヤ壊れたって言って?
パパ
パパはタイヤ壊れてないから、お風呂入るよ。
ゆうと君
…。

パパにタイヤ壊れてないって言われたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!(号泣)

パパ
(30過ぎたオッサンが30分も裸で説得してんねやから…頼むわ。)

こんなやり取りを毎晩繰り返しているので、冷静に「3歳児が求めていること」「親にできる対処法」を考えていきます。

3歳児の反抗期って何だろう?

思春期の反抗期(第二次反抗期)は、心が大人へと成長していく過程で起こるものというのは広く認識されていることですが、3歳児の反抗期(第一次反抗期)はどのような成長過程の中で起こっているのか?という視線で考えると、少しだけイメージが湧いてきました。。

「大人達のいうことなんて綺麗事だ!オレ達にはオレ達の生き方があるんだ!」なんていう発想が3歳児にあると思いますか?その結果、盗んだバイクで走り出したりする行動力があると思いますか?

思いませんよね。

3歳児の反抗期は『親の言うことにはむかっている訳ではない』んです。

3歳児の気持ちになって考えてみた

反抗期の子ども

子どもと離れて冷静になれる今なら、息子の気持ちになって考えてあげることができるので、3歳児の気持ちになって考えてみました。

大好きなパパやママと接する時間が減ってしまった

兄弟ができたり、保育園や幼稚園に通い始めたり。大好きなパパやママと接する時間が減ってしまったことが寂しい。大好きなパパやママに構ってもらっている下の子が羨ましい。自分も構って欲しい。でも、赤ちゃんのマネごと(赤ちゃん返り)をすると「赤ちゃんじゃないのに」と叱られる。

自分だってもっと構って欲しい。

要求に応えようと頑張っているのに褒めてもらえない

言葉を覚える前と比べて、親から求められることの難易度は高くなった。以前までは褒めてくれていたことでは褒めてはもらえなくなった。何でも自分でできる姿を見せて、褒めてもらおうと頑張っているのに「それは危ないからダメ」と叱られる。

自分だってもっと褒めて欲しい。

自分の伝えたいことを言葉で上手に表現できない

「自分はこうしたい」ということを伝えたいのに、言葉で表現することができないのが悔しい。昔みたいに泣くことで伝えようとすると「泣かなくて良い」と叱られる。行動で表現しようと思って相手を叩いたり、物を投げたりすると「叩いたらダメ、投げちゃダメ」と叱られる。

結局、何をやっても叱られる...。

3歳児の反抗期の対処法

こうやって冷静になって書いていると「話せるようになってきたから、何でも伝えられる、何でも理解してくれる」という思いが、自分の中に少なからずあったことを痛感しています。

少しだけ言葉を話せるようになっただけで、まだまだ小さな3歳児なんです。

子どもを認めて受け入れてあげる

3歳児の反抗期は大好きなパパやママに構って欲しい、褒めて欲しい、認めて欲しいという子どもの承認欲求からきています。色々な要求を投げかけながら、親の反応を見て「良いことなのか、悪いことなのか」を判断して成長している時期でもあります。

頭ごなしに否定したり、叱りつけたりするのは誰のためにもならない行為です。必ず一度は子どもの主張に耳を傾けたうえで、受け入れられない主張であれば「ちゃんとダメな理由を説明」してあげてください。

言葉に頼りすぎない

ダメな理由を説明しているのに全然わかってくれなかったり、他のことに気を取られて真剣に聞いてくれなかったり。ものすごくイライラしますよね。でも、言葉を十分に理解できていない子どもにとって「説明されてもわからないこと」はたくさんあります。

「なんで?」を繰り返して全然わかってくれなかったり、真剣に話を聞いてくれないときは、子どもの注意をひくテレビなどを消したうえで、抱きしめながら子どもの目をみて優しく伝えてあげてください。

見守ってあげる優しさ(強さ)をもつ

「自分でやりなさい」と突き放す優しさはもっているのに、「自分でやりたい」を受け入れて見守ってあげる優しさをもてずにいる親はたくさんいます。私もそのなかの1人です。

せめて、親の都合(怪我の危険や命の危険があるわけではない)で「ダメ」と言ってしまっていることくらいは、困ったときは手伝ってあげる、サポートしてあげるという優しさをもって接してあげてください。見守ってあげる強さをもってあげてください。

反抗期の3歳児とはこうやって接する

できていることもあれば、できていないこともあるので、自戒を込めて書いておきます。

子どもの気持ちを代弁する

自分の気持ちを言葉で上手に伝えられないことが原因で起こる、泣いたり、物を投げたりは、十分に言葉を理解できるようになれば自然とおさまっていきます。

  • もっと遊びたかったんだよね
  • 上手にできなかったんだよね
  • 自分でやってみたかったんだよね
  • 一緒にやって欲しかったんだよね

子どもの気持ちになって「何をどうしたかったのか?」を考えて、上手に表現できなかった子どもの気持ちを代弁してあげてください。

代弁してあげた言葉を子どもが覚えることで、同じようなことを繰り返すことはなくなっていきます。

伝え方を工夫する

「〇〇してはダメ」と否定したり、「〇〇しなさい」と命令しても、反抗期の子どもには響かないし、何も伝わりません。ただ、怒られているという事実を理解するだけ。

「一緒にやってあげるから」ではなく「一緒に手伝ってくれない?」に変えるだけで、子どもの受け取り方は”してもらう”から”してあげる”に変わります。

「自分で着替えて」ではなく「自分で上手に着替えられるかな?」に変えるだけで、子どもにとっては”しなければいけない”から”やってみたい”に変わります。

否定や命令ではなく、肯定した言い回しのほうが、言っている側(親)も言われている側(子ども)も気持ち良いんです。

大好きなおもちゃやキャラクターなどを使って「しまじろうが、上手にお着替えして欲しいなって言ってるよ。ほら、しまじろうが上手にできるか見てるよ」など、子どものやる気を刺激する方法もおすすめです。

子どもの気持ちに任せてみる

子どもが怪我をする可能性や命の危険がないようなことだったり、周りの人に迷惑をかけないようなものであれば、子どもの気持ちに任せてあげるのもひとつの有効な手段です。

「ダメ」に繋がる危ないものや、大切なものは子どもの目と手が届かない場所に移動させるなどしておけば、子どもの気持ちを妨げる回数はグッと少なくなります。

「ダメ」と「イヤ」のやり取りでイライラするくらいなら、やらせてみてあげてください。自分にはできないことを学ばせてあげるのも立派な子育てです。

子どもを突き放すようなことはしない

冒頭で書いた通り、反抗期の子どもを相手にすると本当にイライラしてしまいます。その反動で、まだまだ物言わぬ下の子が可愛く見えて仕方ないんです。

これは本当に危険です。

反抗期の行動・言動は構って欲しいの裏返しだから、どれだけイライラしても子どもとのスキンシップをとらなければいけません。泣きじゃくったあとや、兄弟が寝ている時間など、子どもと2人っきりのときは、しっかりと目を見て離したり、ときにはギュッと抱きしめたりしながら「アナタのことが大好きだよ」を伝えてあげてください。

3歳児の反抗期/まとめ

3歳児の反抗期は、親の言うことに反抗しているわけではありません。純粋に自分の感情を表現しているだけです。上手に表現できなくて叱られて、泣いてばかりいるけど、本当に主張したいのは「自分のことをもっと見て欲しい」ということ。

  • 子どもを認めてあげる
  • 子どもを受け入れてあげる
  • 優しく見守ってあげる

上手に親と子どもの意思疎通ができるようになるにつれて、3歳児の反抗期は軽微なものになっていきます。

数年後の私が見れば「些細な反抗」かも知れないけど、今の私にとっては非常に大きな問題。イライラしないはムリだけど、せめて「アナタのことが大好きだよ」を伝えることだけは忘れないでおきたいなと思います。

SNSシェア
こちらの記事も合わせて読みたい