2歳児のイヤイヤ期に関する報告書/天使が悪魔に見える瞬間

「ウチの子はお利口さんだから大丈夫」という根拠のない妄想も空しく、2歳になった息子は例に違わず【イヤイヤ期】に突入した。

今回は、朝から晩まで四六時中続く「イヤイヤ期」の実態を書こうと思う。

2歳児のイヤイヤ期の特徴

2歳児のイヤイヤ期には大きな特徴がある。

「だからこそ、タチが悪い」とも言えるのだが、知っておいて損はない。

イヤの基準が全然定まっていない

「イヤ」とは拒否の意思を伝える言葉であり、自分に都合が良くない時に使う言葉。

しかしながら、2歳児の「イヤ」は必ずしも拒否の意思を表す訳ではない。

新しいコミュニケーション方法のひとつ

少しずつ言葉を覚え始め、親と言葉でコミュニケーションを取ろうとしている2歳児にとって「イヤ」は新しいコミュニケーション方法のひとつ

伝えることで親から返ってくる反応次第で笑いもすれば、泣きもする。

全部がイヤで、全部がイヤではない

2歳児のイヤイヤ期の特徴は『全部がイヤで、全部がイヤではない』ということ。

新しく覚えたイヤという言葉を使いたい時は、自分に都合の良い場合でも「イヤ」と言う。逆に、自分に都合が悪い場合でも「イヤ」とは言わない時もある。

2歳児のイヤイヤ期「子供のマイブームがイヤと言う時期で、それが偶然にも親をイライラさせてしまうだけ」である。

※子供から離れてパソコンの前に座っている今だけは、そんな風に思うことができる。

それでは、動画なども交えながら2歳児のイヤイヤ期の実態を書いていこうと思う。

イヤイヤ期の子供と過ごす朝の時間

朝

朝起きて開口一番に飛び出す「イヤ!」

三十路さん
ゆうと君~、朝ですよ~。
ゆうと君
…。(9割方閉じた瞳でこちらを見つめる)
三十路さん
起きて~。
ゆうと君
イヤ!

その後、10分くらい寝室でダラダラしてからリビングに移動する。

朝ご飯を食べながら飛び出す「イヤ!」

三十路さん
今日はウィンナーの入ったパンやで!美味しいで!
ゆうと君
パン?いいいよ!
三十路さん
はい、ど~ぞ~。
ゆうと君
パパあ~ん!
三十路さん
大好きなウィンナーくれるとか、今日は雨やな。

あ~ん!

ゆうと君
イヤ!ダメ!

結局、机の上に落ちたパンの欠片だけを強制的に食べさせられることになる。

イヤイヤ期の子供と過ごす昼の時間

昼

着替えるだけで何度も飛び出す「イヤ!」

三十路さん
お着替えしてお出かけするよ。
ゆうと君
公園?イヤ!
三十路さん
公園イヤとか嘘やん。ほら、ズボン取ってきて。
ゆうと君
ズボン?ど~ぞ!
三十路さん
ありがとう。じゃあここにおっちんして。
ゆうと君
イヤっ!
三十路さん
じゃあもう、今日はおでかけしない?
ゆうと君
…イヤ!
三十路さん
じゃあズボン履いてくれる?
ゆうと君
イヤっ!

イヤイヤ期が始まって以降、20分以内に外出できた試しはない。

お出かけ先では思い出し「イヤ!」

三十路さん
滑り台楽しいね~。
ゆうと君
つる~ん。
三十路さん
ボール遊び楽しいね~。
ゆうと君
キック!
三十路さん
お砂場遊び楽しいね~。
ゆうと君
ザクザク…イヤっ!
三十路さん
いや、遊ぶのに夢中でイヤブーム去ってたやん。思い出しイヤとか辞めようや。
ゆうと君
イヤ!

「イヤ」はマイブームみたいな物なので、夢中になる物がある時は出てこない。

イヤイヤ期の子供と過ごす夜の時間

夜

泡が目に入ってもお構いなしに「イヤ!」

三十路さん
頭がゴシゴシ~。はい、シャワーで流すからパパにシャワー貸して!
ゆうと君
イヤ!じゃぁ~~~。
三十路さん
いやいや、めっちゃ目に泡入ってるしな。貸して!順番!(強奪)
ゆうと君
じゅんばんは?パパじゅんばんは?
三十路さん
ダメ!パパの順番!ゆうとくんは後で!
ゆうと君
じゅんばん!(強奪)

最近はシャワーではなく、お風呂の桶を使う機会が増えてきた。

寝るのイヤ!とにかくイヤ!絶対イヤ!

三十路さん
ねんねするよ~。
ゆうと君
イヤ!
三十路さん
ごろんして~。
ゆうと君
イヤ!
三十路さん
…とりあえず、おもちゃないないしてきて~。
ゆうと君
イヤ!
三十路さん
パパねんねするね~。おやすみ~。
ゆうと君
イヤ!(両手でパパの顔にどーん)

イヤイヤ期が本格化してからの2週間で30分以内に寝付いた日は1日もない。

イヤイヤの最後は泣いて終わる

「お茶を入れてきてあげるからマグを貸して」という子供にとってメリットしかない発言に対して、全力で「イヤ、ダメ」を繰り返し、最後には状況が解らなくなって泣いてしまう。

イヤイヤ期に慣れてきた今となっては可愛い動画である。

イヤイヤ期は天使が悪魔に見える瞬間

子供は何をやっても可愛くて、何を言っても可愛い。目に入れても痛くないは言い過ぎ(絶対に痛い)だけど、本当に天使みたいな存在。

そう思っていても「こいつは悪魔か」と言いたくなる瞬間が訪れるのがイヤイヤ期。

子供のイヤイヤ期にイライラせず、上手に向き合う方法を模索しながら、全ては子供の成長の一部だと自分に言い聞かせて、心穏やかに子供の成長を見守って行ければいいなと思う。

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