子どもの安全を脅かす大人達/幼稚園の柵に車が突っ込んだ

止まれ 子育ての悩み

昨日、息子が通う幼稚園から「園の柵に車が突っ込んだ」という連絡が届いた。

 

多くの園児が帰宅したあとに起きた事故だったこと、通行人が居なかったことから、ニュースに取り上げられるほど大きな事故にはならなかったけど…。

 

最近、子どもの安全が脅かされる事故が多すぎやしませんか?

子どもが巻き込まれる事故を見ない日はない

子を持つ親として目を覆いたくなる事故のニュースを見かけない日はない。

 

大津市で園児の列に車が突っ込む事故が起きた。運転していたのは52歳の女性だった。

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太田市で高校生が運転する自転車をはねる事故が起きた。運転していたのは運転免許証を自主返納した80歳の男性だった。

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町田市で歩道に乗り上げた車が歩行者をはねる事故が起きた。運転していたのは60歳の女性だった。

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被害にあった方々のことを思うと何も言えないから、それぞれの事故に意見を述べるようはことはしないけど、これらはニュースとして取り上げられた自動車事故の一部でしかない。

 

息子が通う幼稚園の柵に自動車が突っ込んだ件を含め、ニュースで取り上げられてはいない事故を合わせると日本の至るところで子どもの安全が脅かされる事故が起こっている。

 

高齢者による事故は今後も増え続ける

少子高齢化と言われるようになって随分経つなかで、各所が色々な対策を行ったのかも知れないけど、根本的な問題として高齢者の数が減ることはない。

 

厚生労働省の発表では「日本の平均寿命は2017年度に過去最高を更新、健康意識の高まりや生活習慣の改善が結果に表れている。医療水準の向上などで、今後も延びる可能性は十分にある」となっている。

 

事故を起こす高齢者の多くは自分の能力を過信していることが多く、今の制度では運転免許証の自主返納には期待できない。自主返納したにも関わらず車を運転して事故を起こす人まで現れる始末。

 

道路交通法が定める”高齢運転者”「70歳以上」を契約社員として雇用するタクシー会社も多く、警察庁のデータでは、70歳以上のタクシー・ハイヤー運転手による事故件数(平成27年)は2402件で全年齢層の16.3%。10年間で件数は約2倍、事故率は約3倍に上昇している。

 

自動車メーカーは事故防止につながる自動運転や自動停止などの技術開発を進めているけど、それらの技術を搭載した自動車が市場で一般的になったとして、飛びつくのは一部の上級国民だけ。多くの高齢者は買い替えない or 買い替えられない。

 

親は子どもの安全を守れるのか?

私は自分の命を犠牲にすることで、子どもの命を守れるのなら、迷うことなく差し出す自信がある。でも、親だけの力で子どもの安全を守ってあげられるとは到底思えない。

 

子どもが事故に巻き込まれないように、見通しの悪い交差点や交通量の多い道路をさけることはできる。これだけで子どもが事故に巻き込まれる可能性は低くなる。

 

しかしながら、そんな親の工夫だけでは上記例としてあげた3つの事故いずれからも子どもを守ってあげることはできない。子どもが事故に巻き込まれたとして、私が現場に居たとして、きっと子どもを抱きしめることしかできない。

 

何も悪いことをしていないのに、子どもが事故に巻き込まれて怪我をする命を落とす。親だけの頑張りでは、そんな理不尽な事故から子どもを守ることができない。

 

子どもを安心して送り出せるか?は大人次第

高齢者が起こす事故の割合が高くなっているけど、事故を起こしているのは高齢者だけではない。明日は我が身で私が事故を起こすかも知れない。

  • 免許の更新制度を見直すべき
  • 事故の罰則を強化するべき
  • 自動運転技術を向上させるべき

「事故を起こす人を取り巻く環境を変えていこう」という切り口の話は、どこかの偉い人達がやってくれているはずで、私が声をあげても仕方ない。でも、事故に巻き込まれて怪我をする子ども、命を落としてしまう子どもを1人でも多く減らしたい。

 

だから、全ての大人が今この瞬間から始められることをひとつだけ。

 

人は簡単に死んでしまう

中学生の頃、大親友が拉致られてワンボックスカーから放り出されて死んだ。高校生の頃、親友と彼女とその子どもが自殺した。大学生の頃、20年以上も闘病生活を続けていた父が死んだ。

 

大切な人を亡くした経験があれば、人は簡単に死んでしまうということを知っているはず。

 

運転する人は「自分の操作ひとつで、自分の命や他人の命を奪ってしまう可能性がある」ということを常に考えておかないといけない。本当に考えていれば急いでるからの速度違反や信号無視なんて絶対にしない。

 

運転しない人は「他人の操作ひとつで、自分や家族の命を奪われてしまう可能性がある」ということを覚えておかないといけない。意識するだけで防げる事故もたくさんあるから。

 

「人のすること」に100%はないから、自分だけは大丈夫という根拠のない自信を捨てて、運転する人には安全運転を心掛けて欲しい。運転しない人には危険から距離を置くことを心掛けて欲しい。

 

全員が意識したとしても事故はなくならないけど、事故で悲しむ人を1人でも2人でも減らすことはできる。

 

あとがき

息子が通う幼稚園は住宅街の中に建っている。前の道路は1車線で交通量は少ない。そんな場所でも事故は起こった。

 

息子が通う幼稚園でなければ、ここまで考えを巡らせることはなかったのかも知れないけど、身近な場所で起こった事故を受けて「自分と家族だけは大丈夫」という根拠のない自信が揺らいだ。

 

今でもまだ「自分と家族だけは、事故に巻き込まれることはない」と願っているし、子どもと手を繋ぐこと、車道側を歩かせないことなど小さな危機回避策は続けているけど、親としては不安で仕方ない。