妻に贈って喜ばれるクリスマスプレゼントのランキングには「第1位は指輪!第2位はネックレス!」などと書かれていますが…。
子育て(特に小さな子供を育てている)中の妻にアクセサリーなんて贈った日には「子供を抱っこしたりするのに、いつ身に付けたら良いんだろう?」という本音を押し殺した「ありがとう」が返ってくることになります。
プレゼントされたのに身に付けられない、プレゼントしたのに身に付けてくれないという2つのモヤモヤが夫婦喧嘩の火種になってしまう可能性だってゼロではありません…。
今回は子育て中の妻に贈るクリスマスプレゼントの鉄板と更に喜んでもらうための+αを紹介したいと思います。
鉄板のクリスマスプレゼントは1人の時間
子育てしている女性が1番望んでいるものは”自分の時間”です。
子育てしている女性はいつも我慢している
子育て中の女性は「小さな子どもがいるから」と自分に言い聞かせることで、様々な欲求を押さえ込みながら日々生活をしています。
- 買い物にいきたい
- 美容院にいきたい
- 友達と遊びたい
- 趣味に没頭したい
- 家の模様替えをしたい
- 部屋の掃除をしたい
- ゆっくりと寝たい
「自分の目にそうは映らない」という男性がいたならば、それは奥さんのことをちゃんと見ようとしていないだけです。「自分だって…」という男性の気持ちがわからない訳ではありませんが、仕事の行き帰りという限られた時間であっても、子育てから離れられる時間があるだけでストレスの度合は全然違うんです。
この記事を開いた人は「奥さんにクリスマスプレゼントを贈ってあげたい」考えている人=奥さんの苦労を理解している人なので、子育てしている女性の苦労の話はここまでにしておきます。
だから1人の時間をプレゼントすると喜ばれる
私の行動は、結婚して子どもが生まれても「ずっと自分のことを好きでいて欲しい」という気持ちによるものなので、妻を気遣っての気持ちが100%ではありませんが、自ら望んで1人の時間を放棄している訳ではないのに、子どもを理由に1人の時間を諦めてしまった妻には”1人の時間”を何度もプレゼントしてきました。
その度に、妻は本気で喜んで(※本当に嬉しそうに笑うかどうかの笑顔判断)くれるし、その結果、2人目の子どもを授かったと言っても過言ではないほど、夫婦関係にとっても非常に効果が高いプレゼントです。
1人の時間をプレゼントして成功した実例
最低でも1~2ヶ月に1度は1人の時間をプレゼントするように意識しているので、成功した実例はたくさんあります。そんな中から「成功した」と強く感じた3つの実例を紹介します。
友達と遊ぶ時間をプレゼントして大成功!
生後2ヶ月半の子どもと旦那が2人っきりという状況を妻は不安がっていましたが、家から送り出してしまえば不安なんて関係ありません。産後初めて友達と過ごしたあの日のことは、未だに妻からお礼を言われるほど、特別な時間だったみたいです。
癒しの時間をプレゼントして大成功!
子どもが生後9ヶ月を過ぎた頃に企画して実行に移した癒やしの時間をプレゼント大作戦。全身マッサージというオプションを付けたことで、妻の目的地を指定することにはなってしまいましたが、帰宅したときの満面の笑みは今でも忘れられません。
買い物の時間をプレゼントして大成功!
子育てのことは忘れて妻の好きなお店で好きな物を買って欲しいという願い空しく、ショッピングモールを5時間もウロウロして、子育てに必要な物を買い集めて終わるという結果になってしまいましたが、当の本人(妻)はこの上なく楽しかったと喜んでくれました。
1人の時間をプレゼントして大失敗した実例
1人の時間をプレゼントした人の中には”大失敗”してしまった人もいます。男性にとっては女性の本音が出過ぎていて「怖くて見られない」サイトの代表格であるガールズチャンネルから、大失敗した実例をピックアップしました。
[sankou]ガールズチャンネル
家のことを放ったらかしで大失敗!
[quote title=”女性達の生々しい声” text=”休日に1人の時間を過ごしてゆっくりして欲しいって言ってくれるのは嬉しいけど、旦那は子供に手一杯で家のことなんて何もできていないから、次の日の作業が増える。次の日の苦労を考えると正直気乗りしない。”]
旦那さんからすれば”妻のため”の行動だったと思います。なので、同じ男性として「厳しすぎる…」と旦那さんに同情してしまいます。でも、受け手である妻側が結果として喜んでくれないのであれば、それは失敗なんですよね。
祖父母に丸投げして大失敗!
[quote title=”女性達の生々しい声” text=”初めて子どもの世話は任せてって言ってくれた時は嬉しかったけど、子ども達の面倒を見ていたのは義父母で「嫁が遊びに出かけたせいで」っていう雰囲気になって最悪だった。それなら実家に帰って子ども達を預けた方が何倍もマシ。”]
これは同情の余地なく「旦那さんが悪い」です。祖父母に甘えるつもりなら、最初から「実家に帰る」と伝えるべきです。多くの人が「義父母に迷惑をかけるくらいなら辞めておく」という結論に達すると思いますが、これはもう仕方のないことです。
子どもの世話は任せて → 実際は祖父母に丸投げだと100%失敗するという良い例です。
この前は頑張ったんだからで大失敗!
[quote title=”女性達の生々しい声” text=”たった1回子どもの面倒をみたってだけで、その後は「この前は頑張ったから」と理由をつけて出ていく旦那。お前の頑張り1回は、私の頑張り何回分なんだよ。”]
里帰り中などに家の大掃除をしたときなどは「無言の頑張りましたよ感」を出してしまっている気がするので、強くは言えませんが…。真っ先に「男って奴は…」が思い浮かんでしまいました。
妻がやっている子育てや家事を「今日はこんなことをしました」って1つずつ報告されたら、晩酌中の会話が全部報告で終わるんじゃないか?っていうくらい、当たり前のように粛々とこなしてくれているというのに、滅多にしないことをやった人ほど頑張りました感を出してしまって大失敗はあるあるですね…。
プレゼントの価値を高めてくれる+α
1人の時間をプレゼントする(翌日に家事などの遺産を残さない前提)だけで、妻は必ず喜んでくれますが、せっかくのクリスマスプレゼントに時間だけでは芸がない。
+α選びで注意すること
見栄は張らない
あくまでも妻に対する気持ちなので、見栄を張っても仕方ありません。自分のお小遣いの範疇で賄えるものを選んであげてください。間違ってもローン払いしないと買えないようなものを選んではいけません。
結婚する前にプレゼントした数万円のアクセサリーより、結婚して子どもが生まれた後に贈る数千円の花束の方が何倍も価値があります。予算に限りがある中で最良なものを選んであげることが何より大切です。絶対に背伸びしてはいけません。
私みたいに”男の見栄”とやらを捨てきれない人は、1日10円でも50円でも良いからプレゼント費用として残していってください。
+α探しで妻に負担をかけない
これは過去の反省に基づく注意点となります。
妻に何かプレゼントしたいという一心で、休日に妻に子どもを任せて買い物に出かけたことが何度かありました…。今思えばですが、妻の負担が増えた見返りにプレゼントでは、差し引きゼロ or マイナスになってしまいます。
+α探しはネット通販や会社帰りに立ち寄れる店で探す程度で抑えておくことを強くおすすめします。
アクセサリー類は避ける
冒頭でもふれましたが、アクセサリーをプレゼントすると、貰った側の「子どもがいるから身に付けられない」と贈った側の「身に付けてくれない」が重なって、喜んでもらうという目的とは正反対の結果を招く可能性があります。
「このブランドが大好きだから」などの理由がない限り、小さな子どもを育てている女性にアクセサリーをプレゼントするのは避けましょう。
化粧品は避ける
「妻の誕生日に化粧品を贈ろう」と思い立って、ブログ読者である子育て世帯の女性達に聞いて回ったことがありました。本当に色々な意見をいただいて、参考にさせていただいた結果、出産を境に肌トラブルで悩む女性も多く、肌に合う合わないがわからない状態で化粧品をプレゼントするのはやめた方が良いという結論に達しました。※妻は肌が弱いので
「いつも使っている化粧品」があれば、それをプレゼントすれば間違いないと思いますが、それは妻自身でも買うことができるもの。化粧品は避けましょう。
家電類は避ける
家電はどうしても大きなサイズになってしまうので「本当に使う?」や「置く場所どうするの?」という現実的な問題がついてまわります。私もプレゼントしたことがありますが、予算の都合と自分の好みで(ホットサンドメーカー)買ってしまった結果、今では倉庫の肥やしになっています。
この後のオススメしたい+αで紹介した形以外で家電をプレゼントするのは避けましょう。
オススメしたい+α
花束や観葉植物は部屋の雰囲気も変わるから二度おいしい
心の底から「花束なんてもらっても嬉しくない」という人もいるかも知れませんが、手渡したときのインパクトは大きいです。古き良きプレゼントである花束は素晴らしい+αになります。
花瓶を一緒にプレゼントすることで、これから先も「花束をプレゼントします」という宣言になるので、家に花瓶がない人は一緒にプレゼントしてあげてください。インテリアを兼ねると一輪挿し(大きくない花瓶)になってしまいますが、花を飾っていないときでも可愛いインテリアになるのでおすすめです。
「花より団子の方が良かった」という可愛げのない発言をする女性に贈る場合は、花束と一緒にケーキを買って帰れば万事解決です。
「散るのが早い(花の種類によって1~3週間程度)」という点が気になる人は、ガジュマルやポトスなど育てやすく寿命が長い観葉植物がおすすめです。
子どもを育てていると、どうしても家にこもりがちになってしまいます。そんなとき、部屋の中にお花やグリーンがあるだけで、ほんの少しだけ明るい気持ちになれます。妻が喜んでくれて、更に部屋の中まで明るい雰囲気にしてくれる花束や観葉植物は本当におすすめです。
エステやマッサージは妻が綺麗になるから2人とも幸せ
癒やしの時間をプレゼントで紹介した記事と同じ内容にはなりますが、エステやマッサージは妻が綺麗になって機嫌が良くなる+綺麗な妻の姿を見られて旦那も嬉しいで、夫婦が2人とも幸せになれるプレゼントです。
この手の話には疎い男性に向けて、プレゼント経験者である私が探し方を教えてあげます!
まず、エステやサロンを探すときは「リラクゼーションサロン」と調べると良い感じの検索結果が返ってきます。東京や大阪など地域をしているすと更に良い感じの結果を知ることができます。
ただし、凄く時間がかかります。
だって、リラクゼーションサロンの良し悪しなんてわからないから…。
なので、私はホットペッパービューティーを利用しました。検索から予約まで全てを1度に行うことができる他、利用者レビューや口コミの確認、目的に応じた特集などが用意されているので、エステやサロンに疎い男性には特におすすめです。
※産後間もない(母体が安定していない)頃の女性には、エステやマッサージなどを行うべきではないという意見もあるので、産後1年以上経っていればを条件にしてください。
好みがわかっているならカバンや財布もあり
「妻の好みを完全には理解している」という人は、大好きなブランドのカバンや財布をプレゼントするのもありです。
「子どもがまだ小さい(0歳~1歳)」という人であれば、子ども用品(オムツ、ミルク、着替えなど)を持ち歩くのに重宝するマザーバッグなどもおすすめです。マザーバッグはデザイン性よりも機能性重視なので、妻の好みを強く意識する必要がないのもおすすめできる理由です。
妻と子どもがお揃いのカバンを持っている姿を想像すると可愛すぎたので、私は子ども用のリュックサックとマザーバッグ(トート)をセットでプレゼントしました。
妻が欲しいと言っていたものなら絶対に失敗しない
アクセサリー、化粧品、家電は避けるべきと書きましたが、妻が「欲しい」と言っていたものであれば、その限りではありません。むしろ、絶対に失敗しないプレゼントに昇格します。コードレスの掃除機をプレゼントしたときは、当たり前のように大成功でした。
ただし、妻に向かって「プレゼントで何か欲しいものある?」と聞くのはナンセンス。ダサすぎるにもほどがあります。日常の会話で”それとなく欲しい物を聞き出す”ことが大切です。
現金の魅力に勝るプレゼントはない
これを言ってしまうと本末転倒なのかも知れませんが、現金の魅力に勝るプレゼントはないです。
家計を任されている専業主婦の場合、1人の時間を与えられても自由に使えるお金があるわけではありません。使ったお金はそのまま家計に跳ね返ってきてしまうからです。
サラリーマンのお小遣いから手渡してあげられる現金は微々たるものかも知れませんが、このお金は「妻が妻自身のためだけに使って良いお金だよ」という形を取ってあげられることができるのであれば、それが1番なのかも知れません。
形ある物をプレゼントするなら子どもを絡めて効果倍増
形ある物(花束やケーキ、カバンや財布など)をプレゼントするときは、子どもと一緒に「いつも、ありがとう」という言葉を添えて手渡すだけで、その効果は何倍にも膨れあがります。
子どもに折り紙を渡して何か作ってもらうも良し、お手紙を書いてもらうも良し。子どもと一緒になって感謝を伝えられるのは、子どもの親だからこその特典です。家族で撮った写真を集めたフォトブックを作成、子どもに落書きしてもらってプレゼントしてもらったときは”家宝になる”と思えるほど嬉しかったです。
残念ながら、プレゼントを贈った流れで良い雰囲気というのは、どだい無理な話になってしまいますが、きっと子どもを寝かしつけた後に「今日はありがとう」と言ってきてくれるはずです。
1人の時間はクリスマスの別日にお願いしてね
子どもと過ごすクリスマスは1年の中でも特別な1日です。クリスマスプレゼントとして+αを手渡すのはクリスマス当日ですが、1人の時間を作る権利は別日に利用してもらいましょう。
私が書くと逆に伝えにくくなる可能性も否めませんが、クリスマスプレゼントを手渡すときに「今度の休日は俺が子どもを見ておくから、たまにはゆっくりと1人で自由な時間を過ごして」と伝えるだけでOKです。
軍資金を用意しているのであれば、当日朝に更なるサプライズとして「これで好きな物でも買ってきて」と手渡してあげると、更に効果は高くなります。
子どもと過ごす時間になれていない男性であれば「子どものことは頑張るけど、家のことまで手が回らなかったときは…ごめん!」と伝えておくと事故が少なくなるのでおすすめです。
子育て中だからこそ!を楽しもう
恐怖のガールズチャンネルには「釣った魚に餌をやらない旦那」などと書かれていたりしますが、それは男性女性問わず「やる人はやる、やらない人はやらないだけ」です。
結婚したから、子どもが生まれたからを都合の良い言い訳にするのではなく、結婚したからこそ、子どもが生まれたからこそ、子育て中だからこそを楽しむべきです。
子育て中の限られた予算で計画できるクリスマスプレゼントは、贈る側にとって物足りないものに感じてしまうかも知れませんが、贈られる側にとっては十分過ぎるほど嬉しい贈り物になります。
子どもがいるから贈ることができるクリスマスプレゼントは、子育て中の親にのみ与えられた特典なので、1人の時間+αに迷ったときは、是非子どもと一緒になって「ありがとう」の気持ちをプレゼントしてあげてください。
あとがき
クリスマスプレゼントとして1人の時間をプレゼントするのは、まぁ当たり前のことだとして、上記した+αは既に実践済みのものばかり。
もしかしたら、画期的な+αを思い付くかも知れない!と思って書いてはみましたが、私が妻に贈る+αは…決まりませんでした。
あぁ、何をプレゼントしようかな…。って考えているときが1番楽しいから、今は最高に楽しい!