恋人として夫婦として2人で過ごした時間が3年未満なのに対して、子どもが生まれて家族として過ごした時間が3年を超えました。
妻とは、家族として過ごした時間の方が長いことになります。
「子どもが大きくなったら夫婦の時間を作れるようになる」と思い続けて早3年。今のところ、そんな日が来る予兆すらありません。毎日違う顔を見せてくれる子どものことだけで精一杯です。
それだけでも、とても幸せなことなんですが、このままだと「いずれ夫婦関係が破綻してしまうんじゃないか?」と不安に感じることがありました。子どもだけで繋がった夫婦関係は、決して強いとは言えないからです。
そんな不安を少しでも解消するために、3年ぶりに夫婦でデートをしてきました。
夫婦デートは事前の準備が超重要
夫婦デートを楽しいものにできるか、できないかは、全て事前の準備にかかっていると言っても過言ではありません。
子どもを見てくれる人の確保
子育て世帯が夫婦デートを実現するためには、子どもを見ておいてくれる人が必須。
祖母1人では負担が大きいので、妹の予定も併せて確認。デート当日は19時から子ども達2人を見ておいてもらうように、お願いしました。
気兼ねなくデートするための工夫
デートの最中に「事件発生」の連絡が届く可能性を減らすための工夫も必須。
当日は子ども達2人の体力をほどよく消耗させながら、生活リズムを調整しながら、上の子(3歳)は祖母が大好きなので、何とかなるだろうという想定のもと、19時には下の子(0歳)が満腹で爆睡している状態にもっていきました。
絶対に失敗しないデートプラン作り
デートのチャンスは当日限りで、しかも時間はたったの3時間(2時間予定が少々長引いた結果)。
お目当てのお店が休んでいたら?混雑していたら?そんな可能性を考慮して、デートプランは複数用意しました。今回は晩ご飯デートだったので、お寿司から焼き肉から、恋人時代に行ったことがあるお店の中から空いてる1つに行こう。というゆるい感じで予定を立てました。
絶対に失敗できない夫婦デート開幕
そんなこんなで、3年ぶりのデート当日。
移動中はずっと手を繋ぐ
子どもが産まれてからは、子どもの安全を守るための手ですが、元々は妻と手を繋ぐための手。当日は家を出た瞬間にサッと手を差し出すと、サッと握り返す感じで、移動中はずっと手を繋いでいました。
子どもの話以外もする
お寿司屋さんのカウンターに横並びで座りながら、まずはお互いにお疲れ様とありがとう。無意識にでてくる子どもの成長の話を間に挟みながら、子どもの話以外もたくさんしました。
3年ぶりにまともな嫁とデート♪
楽しかったし美味しかった(=゚ω゚=) pic.twitter.com/V0axxVs3RG
— 三十路男の悪あがき (@30sman_blog) 2018年7月8日
恋人時代と同じように接する
美味しいご飯を食べたあとは、夜の町へ…という思いをグッと堪えて、お店を出たら恋人時代のお約束”ご馳走様でした”をしてから、手を繋いで、子ども達が待つ家に帰りました。
控えめに言って、最高に楽しかったです。
家に帰って眠るまでが夫婦デート
家に帰るまでが遠足だとすれば、家に帰って眠るまでが夫婦デートです。
あり得ない体勢で寝ている子ども達を見て「どうしてそうなった?」と笑ったり、数時間前のデートを思い返して「楽しかったね」と話したりしながら、お互いに「明日からも頑張ろう」と気合いを入れて、一緒に眠りました。
たった3時間の夫婦デートは、ここで終わりを迎えました。
夫婦デートがもたらす効果
1時間だけ子どもを祖母に預けて、2人でラーメンを食べに行ったことなどは、過去に何度かありましたが、長時間(と言っても3時間)のデートは今回が初めて。
2人で過ごす時間はアッと言う間に過ぎてしまいましたが、夫婦関係に色々な良い影響を与えてくれました。
改めて子どもの成長に感謝することができる
親にとっても滅多に経験できない3時間でしたが、子ども(特に上の子)にとっても、自宅にママもパパもいない貴重な3時間。
上の子が「パパとママとねんねしたいから、立って待ってる」と言って聞かなかったことを聞いて、心の中で「寝転がると寝てしまうからか…」とツッコミを入れつつも、自分の気持ちを100%に近い状態で表現できるようになった子どもの成長に嬉しくなりました。
明日からも頑張ろうという気持ちになれる
「寝て起きたら気持ち新たにリフレッシュ」なんてことができる人って、世の中にそう多くはいません。
言葉だけでなく、心の底から気持ち新たに頑張ろうという気持ちになるためには、やっぱり何かしらのキッカケが必要です。
本来であれば「子育て中なんだから、子どもを交えたリフレッシュ方法が最良」だと思いますが、0歳と3歳との日々は戦争です。目まぐるしく変わっていく日々の生活に付いていくだけで精一杯、キッカケなんて掴む余裕がありません。
そんな生活をしているからこそ、たった3時間の夫婦デートは「明日からも頑張ろう」という気持ちにさせてくれました。
妻の新たな一面を見つけることができる
女性に限ったことではないのかも知れませんが、出産や育児を経験すると、人は変わります。他の家庭は知りませんが、ウチの場合は良い方向に変わってくれたと思っています。
- 結婚前の妻
- 結婚後の妻
- 妊娠中の妻
- 出産後の妻
- 母親としての妻
- 女性としての妻
どれも同じ妻なんですが、全て違う妻。
本人も知らないであろう色々な一面を間近で見られる。これは結婚相手だけに認められた素敵な権利です。夫婦共に良い方向へ変わってさえいれば、何度でも惚れ直すことができます。
結婚から5年以上が経った今でも変わらない妻の一面。結婚して子どもが生まれて変わった妻の一面。そのどれもが大好きな妻の一部です。
願わくば年に1度はデートしたいな
最低でも年に1度はデートして、お互いに「今日までありがとう、明日からもよろしくね」と伝え合える時間を作りたいです。本音は3ヶ月に1回くらいデートしたいけど、そこはまぁ祖母と妹と相談ということで…。
という訳で、二児の父親が恥ずかしげもなく、妻の手を引いてデートしてきたら、妻の新たな一面を見つけて惚れ直したよって話でした。
みなさんも、ムリにでも機会を作って夫婦デートしてくださいね。きっと、全てが良い方向に向かいます。