台風で半日近くも停電した体験に基づく反省と対策

台風21号の影響により全国各地で大きな被害が出ていますね…。

私が住んでいる地域(大阪)でも、看板や瓦が散乱していたり、信号機が90度以上曲がって明後日の方向を向いていたり、相当な被害が出ています。

そんな中で、生活に最も大きな影響を与えたのが停電でした。停電したのは14時頃で、復旧したのは日が変わった頃。”電気”が”人間の生活”にどれだけ大きな利を生み出してくれているのかを痛感させられる出来事でした。

停電すると私達人間の当たり前が崩壊する

電気がない生活は、私達が普段過ごしている当たり前の生活とは全くの別物でした。

冷房が使えなくて蒸し風呂状態

真っ先に不便を感じたのは「冷房が使えない」という状況。

台風が通り過ぎた後なので猛暑というわけではないのに、室内の温度はジワジワと上昇していきました。

大人は我慢出来ても、小さな子どもは室内にいながら汗だく。妻はずっと子ども達をうちわであおいでくれていました。

冷蔵庫、冷凍庫の中身は殆ど処分

ドアの開閉回数や物の詰め込み具合によって前後するものの、基本的には「冷蔵庫の中身は2~3時間、冷凍庫の中身は4時間を目処にダメになっていく」と言われています。

実際の体験談としては「アイスはすぐダメになる」と「冷凍庫のものが少ないとダメになるのが早い」でした。後は子どもが口に入れるものは”もしも”が怖いので処分した方が良いです。

加熱処理を加えれば大丈夫だったのかも知れませんが、勿体ない気持ちを抑えて処分しました。

日が暮れてからが地獄

自宅周辺のが全て停電しているため、街頭の明かりや信号機の光すら届かない状況。

メインとなる光はスマホのライトで、懐中電灯はスマホの充電がなくなったときの非常用。

SNSで教えてもらったスマホとペットボトルを使った非常灯で照らされた薄暗い部屋での生活は、大人でも耐えるのに必死。子ども達は…。

スマホのライトは電池の消費が大きくて、長時間付け続けることはできない。真夜中にミルクを作るとき、光なしでは作れない。充電切れはお終いを意味する状況で、電池を節約しながら必死でした。

半日の停電で露呈した危機管理意識の低さ

子どもが生まれたことをキッカケに、非常食のセットを買ったり、いつでも取り出せる場所に子ども達が生活するために必要な最低限の荷物をまとめていたり。災害に対する準備は一般的な世帯と同等かそれ以上にしているつもりでしたが…。

いざ電気が付かない、水が出ない、ガスが止まったという状況になってみて始めて、災害に対する準備が全然足りていないことを知りました。

日本は良い国だから「何かあっても、誰かが何とかしてくれる」という思いがあったのかも知れません。「足りなければ買いに行けば良い」と思っていたのかも知れません。

でも、周りの人達も同じ災害に巻き込まれている状況下では、何も買えませんでした。何をどうすることもできませんでした。

台風被害に対する事前準備の覚え書き

二度と同じ様な被害を受けたくはありませんが、最近の災害頻度を考えると無いとも限らないので事前準備の覚え書きを残しておきます。

非常食の買い置きは絶対(期限は確認必須)

非常食セット_購入履歴

2017年4月に5年間保存ができる非常食+防災用品のセットを購入しました。当時の価格で13,600円と間違っても気軽に買えるものではありませんでしたが、災害時の心の支えとして”すぐに取り出せる場所”(ウチの場合は玄関)に置いています。

※赤ちゃん用の防災準備に関しては、別途まとめてあるのでそちらを確認してください。

赤ちゃんの防災グッズ一覧/地震に備えて離乳食の買い置きなど
赤ちゃんの防災グッズ一覧を纏めると共に、先日公開した地震の備えと心の準備/赤ちゃんの防災グッズが最重要だと感じたを読んだ方から、具体的な内容...

最低限の生活用品はリュックに詰めておく

2018年6月にあった大阪府北部地震の体験を基に、大きなリュックを2つ買いました。もしものときは、子ども達を抱きかかえないといけないので、選択肢は両手が自由になるリュックしかあり得ませんでした。

大人は数日間着の身着のままでも構わないので、リュックの中身は子どもの物と、防災グッズが殆どです。オムツは絶対に必要なので、サイズが変わる度に新しいサイズに入れ替えるようにしています。

  • 懐中電灯
  • 携帯ラジオ
  • 予備の電池
  • 眼鏡
  • ゴーグル
  • マスク
  • 簡単な救急用品
  • 持病の薬
  • ライター
  • 軍手
  • 筆記用具
  • メモ用の紙
  • ボリ袋(防寒、カッパ、簡易トイレ)
  • 携帯トイレ
  • タオル
  • トイレットペーパー
  • ウェットティッシュ
  • おしりふき
  • 衛生用品
  • レジャーシート
  • ロープ
  • 万能ナイフ
  • 毛布
  • 電池式の携帯充電器
  • ホイッスル(居場所を知らせる用)
  • 粘着テープ
  • ラップ
  • 新聞
  • ナプキン等の女性用品

地震のときにまとめた、最低限必要な防災グッズでも詳しくまとめてあります。

地震の備えと心の準備/赤ちゃんの防災グッズが最重要だと感じた
昨日、九州地方でおきた最大震度7の地震。 災害規模が拡大、唯一の情報伝達がソーシャルメディアという状況にならないとも限らず、私のつまら...

事前にわかる災害は水や食料を買っておく

テレビのニュースや気象庁などのHP含め、多くの媒体で今回の台風は勢力が大きいこと、相当な被害が予想されることなどが事前に発表されていました。

「まさか、大阪でこんなに大きな台風被害を受ける」とは思っていなかったので、事前の対策という点が圧倒的に不十分でした。

水道が止まる可能性を考慮して水(2Lペットボトル×人数分)の買い出し。ガスが止まる可能性を考慮して菓子パンやおにぎりなど調理なしで簡単に食べられる物の確保。その他、モバイルバッテリーや電池など消耗品に該当する物が足りないと感じたら、コンビニなどで定価売りだったとしても、事前に買っておくべきでした。

電気が止まる可能性を考慮して、防災グッズの中で電化製品に該当するものは全て”電池で動かすことができるもの”にするべきだとも感じました。

購入予定:乾電池式のモバイルバッテリー

緊急時にはスマホが最後の命綱になります。

乾電池を使ってスマホを充電できるだけでなく、充電池の充電器としても利用できるので、パナソニックの急速充電器BQ-CC57を購入予定です。※大阪は各地で信号が曲がるなどしているので、交通網が回復したら購入します

購入予定:ソーラーチャージのモバイルバッテリー

太陽光で蓄電、急速充電対応で3台まで同時充電可能。SNSで教えてもらったので、これも併せて購入します。

ちゃんとした電気の確保

水を入れたペットボトルとスマホを使ったライトで作れる光は、極々僅かなものです。それがあるだけでも全然違ったので、とても感謝していますが、ちゃんとした電気の確保は必要だと強く感じました

購入予定:乾電池+USB式のLED電気スタンド

たくさんのスタンドライトを比較しましたが、下記3点を理由に選びました。

  1. 防災グッズは基本的にしまっておく物なので、できるだけコンパクトな物が良い
  2. 単三乾電池4本でも、付属の専用USBケーブルでも利用することができる
  3. 連続点灯70時間

長時間の停電被害にあったから感じるだけかも知れませんが、1,350円とは思えないくらい、便利な防災グッズです。※2~3台まとめて買う予定

購入予定:両手が自由になるヘッドライト

読者の方から「子どもを抱きかかえないとダメだから、ライトはヘッドライトが良い」と教えて貰ったので、両手が自由になって、更に明るいを条件にこれを買います。

風災被害の賠償責任に関する覚え書き

台風でウチの屋根がお亡くなりになりました。厳密にいうと瓦ではありませんが、わかりやすいように瓦と書きます。

今のところ、近隣の方から「瓦が飛んで来て〇〇に傷が」という声は届いていませんが、地面に飛び散った瓦の残骸を見た瞬間、お抱えの専門家に連絡をして、どうすれば良いのか?確認しました。

風災が理由で起きた事故や損害においては、明確な管理責任がない場合、その賠償義務を免れるということになります。ただし、通常の安全性を欠いていた場合には、損害賠償を請求されることも考えられます。裁判になった場合、安全性の欠如を証明するのは損害賠償を請求する側となります。

家に帰ってみないと火災保険の証券がないので、風災の補償に入っていたかどうか…。今はそれを知りたくて仕方ない状態です。持ち出し修繕のお金なんてあるわけないので、早く帰宅して確認したいです。

火災保険の風災補償利用に関する追記

FaceBookでは既に共有しましたが、火災保険のオプションとして風災補償に加入していたので、台風被害に対する補償を受けることができそうです。

①火災保険で風災被害の補償オプションに加入していれば、台風の修繕でも保険が使える(可能性がある)。

②多くの保険会社が24時間窓口をあけてくれているけど、まったく繋がらない。(23時~24時まで繋ぎっぱなしでもダメでした)

③明け方頃はかかってくる電話の件数が少ないから、保険会社と連絡が取りたい場合は、明け方にかけるべき。(明け方4時に電話したら繋がった)

※先に修繕してから、保険会社に事後報告となった場合、保険が下りない場合があるから注意してください

心配して下さった方々、ありがとうございました。

とにかく家族全員が無事で良かった

訳あって、台風が直撃したときは妻と子どもは実家に帰っていたから、子ども達と一緒に居てあげることができなかったけど、今はただ、家族全員が無事で良かったなと。

妻の実家に向かう最中、停電で動かなくなってしまった信号機の代わりに、ずぶ濡れになりながら手旗信号でクルマを誘導する警察官の方、物流を途切れさせないために運送用のトラックを運転する方、色々な方を見かけました。

「仕事だから」では絶対に割り切れない気持ちを抱えているはずなのに、自分ではない誰かのために頑張ってくれた方々。本当にありがとうございました。

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