『二歳差育児は大変』という言葉を良く耳にします。0歳と2歳の可愛い子どもを2人も並べて『大変』とは何事かと。
そんな発言に一定の理解を示しながらも『毎日夜遅くまで汗水垂らして働いている、私の方が絶対にが大変だ!!』という思いを捨てきれない男性も多いハズ。
『二歳差育児は誰だってやっていること!!』を世の女性に解らせる為、三連休を利用して『妻の近くでボケ~っと眺めてきた結果』を報告したいと思う。
今現在二歳差育児で悩んでいる人、2人目の出産を検討している人は必ず読んで欲しい。
二歳差育児は大変なのか?/検証内容
まずは『二歳差育児は大変なのか?』という検証に至った経緯とルールを説明しようと思う。
検証に至った経緯
~検証1週間前~
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”]2人目を出産してからロクに自分の時間作れてないやろうから、3連休は友だちと出かけるとかしてくれていいよ。
上の子(2歳)と下の子(0歳)の面倒を見るのは大変なのわかってるけど、3日くらいなら頑張れるから心配しないで。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”y2.png” name=”奥さま”]ありがとう。お出かけもしたいけど、今はとにかく睡眠時間がないから、お言葉に甘えて連休中は少し寝させて欲しい。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”]了解!
連休中は2階の部屋で1人でゆっくり過ごせるように、朝一に布団買いに行ってその後は全て任せろ![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”y2.png” name=”奥さま”]ありがとう。[/speech_bubble]
~検証当日~
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”](完全にやらかした。鼻と喉が死んでる。間違いなく風邪や。)
(でも、あれだけ見栄張ったのにシンドイとは言えない。勢いだけで乗り切ろう。)
おはよー!子ども2人とも起こして買い物行くよー![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”y2.png” name=”奥さま”]…声おかしいよね。風邪ひいたんじゃないの?
ちょっと熱計ってみ。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”](ですよね)
…ピッ。
38.7℃[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”y2.png” name=”奥さま”]家のこと、子どものことは何とでもするから、とにかく身体休めて早く治して。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”]ホンマごめん。[/speech_bubble]
ルール説明
①妻には3連休を朝から晩まで2歳差の子ども2人を面倒みて貰う。
②私はリビングの隣にある寝室で横になる。
『本来は真逆(私が育児、妻が休息)の予定だったのに、横でボケ~っと眺めてきた結果』を纏めます。
検証初日の午前中
07:00~
- 私の風邪が発覚 ⇒ 寝室へ
07:30~
- 下の子が起きて号泣
- オムツ ⇒ ミルク ⇒ 寝かしつけ
- 寝てくれずグズグズ
07:40~
- 上の子が起きてママ連呼
- 下の子の授乳が終わるまで言葉で機嫌取り
- 上の子は納得できず号泣
08:00~
- 下の子がグズグズ言っている中で朝食作り
- 「半分こ」にハマっている上の子の相手で手一杯
- 下の子は永遠泣いてる
08:30~
- 上の子は遊んで欲しくてグズグズ
- 下の子は抱っこして欲しくてグズグズ
09:00~
- 上の子がパパのいる寝室に入ろうとして叱られて号泣
- 下の子は抱っこして貰っているのに号泣
10:00~
- 寝られる訳などなくパパ起床
- 「お前は寝てろ」とママに叱られ帰床
10:30~
- グズグズを続けていた下の子がミルク ⇒ 寝かしつけで静かに
- 「待ってました」と言わんばかりに上の子が大騒ぎ
11:30~
- キッチン越しに上の子と言葉遊びをしながらお昼ご飯の準備
12:00~
- 上の子にご飯を食べさせて、残り物をママが食べる
- 残り物を食べ終わる直前に下の子が泣いて起きる
12:30~
- 流石に限界でパパ起床
- 「極力動かない」を条件にリビングでの同室を許可される
その後、泣いている方の相手をする係として使命を全う。無事死亡。
二歳差育児は大変なのか?/検証結果
二歳差育児(特に子どもが小さい間)は『常にどちらかが泣いてる(騒いでる)』と言っても過言ではないほどに過酷。
休まる暇などある訳もなく、上の子と下の子の相手をするだけで時間が過ぎていく。泣いている声をBGMに作る料理はもはや作業。気分転換になどなりやしない。
二歳差育児は大変とかいうレベルを遙かに通り越して、無理ゲーに感じた。
そもそも育児は1人でも大変
二歳差育児である前に、そもそも育児は1人でも大変なもの。
当時2ヶ月半の上の子と2人で過ごした1日は、少しでも妻の負担を減らそう(できるかぎり子どもとの時間を作ろう)という私の考え方の根っこの部分を作ってくれた。
[kanren]『育児疲れで晩ご飯が作れない』って妻が言うから実際に検証してみた
『1人でも大変なのに』を踏まえたうえで、二歳差育児が大変な理由を書いていく。
二歳差育児が大変な理由は『2人の子どもの全く異なる生活リズム』
『0歳と2歳の子どもの生活リズムが全く違う』という事実だけで、二歳差育児が大変な理由の説明ができてしまう。
2時間半毎にママを必要とする0歳児
母乳やミルクを必要とする0歳児(下の子)は、お腹が空くとママを必要とする。ウチの子の場合、その間隔はおおよそ2時間半に1回。
- オムツ替え
- ミルク作り
- 授乳
- ゲップだし
- 寝かしつけ
- 哺乳瓶の洗浄、消毒
どれだけ短く見積もっても、20分~30分前後の時間がかかってしまう。
2時間半に1度、必ず30分の時間は下の子に付きっきりになってしまう。
マイペースにママを欲する2歳児
0歳児(下の子)とは対照的に、2歳児(上の子)はマイペースにママを欲する。
一緒に粘土遊びをしているのに、突然テレビに流れる映像に夢中になったり。楽しそうにひとり遊びしていると思った次の瞬間、授乳しているママの後ろに回り込んで抱きついてみたり。
ママが下の子に手一杯でも構ってと寄っていくし、ママが少し空いていても構ってくれるなと離れていく。良くも悪くもマイペース。
※欲する7割、欲さない3割
常に生活リズムがバッティングしている状態
上の子は大人しくひとり遊びをしてくれていて、下の子は望むがままに抱っこして貰える。
下の子は大人しく寝てくれていて、上の子は望むがままに一緒に遊んで貰える。
そんな状態は1日のあいだに30分とない。ふたりともが寝ている時間(深夜)以外は常にどちらかの不満が爆発している状態。
ひとり育児のときは添い乳しながら少し仮眠を取ったり、授乳抱っこしながらウトウトしたりすることができたけど、二歳差育児ではそんなことすらできない。
まさに、地獄絵図。
二歳差育児で最も大変で、最もイライラすること
『下の子の寝かしつけ』は最も大変で、最もイライラします。
「下の子を寝かしつけることができれば、上の子と遊んであげられる」という想いの基に、上の子がグズグズ言っているのをなだめながら、下の子を抱っこして寝かしつけて布団へ…。
- 高性能な背中スイッチの発動
- なだめきれなかった上の子の暴走
結果、下の子が起きて寝かしつけ継続。自動的に上の子のグズグズも継続…。
「お前、今の今まで寝てたやんけ!(下の子に対して)」
「後1分静かにしてくれてたら、お前と遊んであげれたんやぞ!(上の子に対して)」
二歳差育児で最も大変で、最もイライラするのは間違いなくコレだなと。
二歳差育児に日々奮闘する母親が望むこと
二歳差育児を始めて2ヶ月半が経過した母親(妻)が望むことは、友だちと遊びにでかけるとか、美味しいものを食べるとか、そんな楽しみ喜びに繋がるものではない。
とにかく寝たい。
父親として、旦那として妻の望みを叶えてあげることは、そう難しいことではない。
毎週末、隔週末でもいいから休日に子どもから離してあげること。できることなら、育児を手伝うという形ではなく、全てを任せてもらえるくらいの信頼を受けたうえで、ワンオペで2人の子どもの面倒を見てあげること。
母親には別室でゆっくりと身体を休めてもらうこと。
本来は「子どもの面倒を見てあげる」ではなく、「子どもの面倒を見る」が正しいのだけど、普段から子どもと接する時間の短い父親にとっては、見てあげるくらいで丁度いい。
あとがき
二歳差育児は熱が38℃以上あっても、別室で寝ていられないくらい大変にみえた。
本来は私が子ども2人を見て、妻にはゆっくり過ごしてもらう予定だった。ということに申し訳ない気持ちがいっぱいで、最終日には下の子と2人で買い物に出かけたりしてみたけど、やっぱり「本当にごめんね」という気持ちは消えなかった。
普段、妻がおこなうワンオペ育児がどれだけ大変かを知ることができる時間だった。と自分に言い聞かせて、早く体調を戻してできれば今週末、遅くても来週末には妻にゆっくりできる時間をプレゼントしたい。
最後に、子育てにいつも付いて回る「他の家庭では」という発想。そんなものには流されず、良い所だけを抜き取って各家庭毎のベストを探してくださいね。
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