ずっと頭の中で構想を練っていた「カラーボックスとコルクボード」を使って、子ども用のプレイテーブルを作る方法。
『ネット上に書かれた情報を過信』したお陰で、大失敗も経験しましたが…。
遂に、完成しました。
構想段階から「完成したらマネしたい」という声があったので、プレイテーブルを作るために使った材料、作ってみた感想(子どもの反応)、大失敗の実例などを紹介します。
プレイテーブルを手作りした理由
プレイテーブルを手作りしようと決心した理由は『既製品が高すぎる』からです。
スウェーデンのメーカー:BRIOのプレイテーブルは国内外からの評価が非常に高く魅力的でしたが、お値段35,640円…。他メーカーから発売されている天然木を使用したもの、折りたたみ収納可能なもの、どれをとっても最低1万円~という感じ。
…高いものは買えない。
というわけで、気合いを入れて手作りすることにしました。
プレイテーブル作りに必要な材料
プレイテーブルを作るのに必要な材料は以下の通りです。
- カラーボックス
- コルクボード
- キャスター
- ネジ(固定用)
- プレート(固定用)
- ふち用の木材
- 紙やすり
- 木工用ボンド
- 超強力両面テープ ← New
カラーボックス
ネジや釘を打ち込んでも、ひび割れしにくいという実経験に基づき、カラーボックスは迷うことなく、アイリスオーヤマを選びました。
コルクボード
カラーボックスを2つ並べたときのサイズは、おおよそ900mm × 600mm。
900mm × 600mmのコルクボードはネットで買うと送料がかかり、割高になってしまうため、実店舗(コーナン)で買いました。因みに、ホームズでも売っていました。
キャスター
掃除の手間、移動の負担を考えるとキャスター(移動用のコマ)は必須。ロック可能なキャスターを合計8個用意しました。※カラーボックス用のキャスターは高かったので、コーナンオリジナルのキャスターを採用。
ネジ
キャスター専用のネジは高かったので、コーナンオリジナルのキャスターに合うネジを、店員さんに見繕ってもらい、20本の袋を2つ、合計40本用意しました。※キャスターを固定するのに4本 × 8個分 + プレート固定。
カラーボックスの木材(板)を、貫通しない長さのネジを選んでください。
プレート
プレートは色など好みに応じて選んでOKですが、できればキャスターを止めるネジをそのまま使えるサイズを選んで下さい。※ネジ代を節約
ふち用の木材
天板部分(コルクボード)のふちだけでは、おもちゃが転げ落ちてしまうので、コーナンで木材を購入。指定のサイズにカットしてもらいました。※1カット30円程度
ふちは子どもの肌が触れる部分になるので、できるだけトゲがない木材を選んでください。
紙やすり
ふち用の木材、コルクボードのふちを研磨するのに使います。表面のトゲを取り除きたいだけなので、800番を採用しました。
木工用ボンド
ふちを固定するために利用します。小学校の図工で見慣れた例の木工用ボンドを買えば間違いないでしょう。
超強力両面テープ
理由は後述しますが、私の設計手順に添ってプレイテーブルを作るのであれば、ニトムズの強力固定用両面テープ(厚手)を必須に近いレベルで推奨します。
「天板の固定は木工用ボンドで」なんて書いてるブログ各種は無くなってどうぞ…。
プレイテーブル作りに必要な道具
ドライバー、軍手はDIYの必需品だとして、プレイテーブルを作るには『電動ドライバー』が必須だと感じました。特にキャスターのネジを止める穴を開ける用途で。
Amazonベストセラー1位を紹介しておくので、持っていない人は参考にしてください。
プレイテーブルの作り方
それでは実際に作っていく仮定を画像付きで紹介していきます。
カラーボックスを組み立てる
カラーボックスを1つ、大人2人で組み立てるのにかかった時間は20分程度でした。2歳の上の子が手伝って(邪魔して)くれたお陰ですね。
キャスター用のネジ穴を開ける
電動ドライバーのドリルビットを使って、ネジ穴をあけます。貫通しない長さのネジを選んでいるので、どこにあけてもネジ先が飛び出してケガをすることはありません。
キャスターを取り付ける
最終的に、カラーボックスの背面(薄い板側)同士を繋げるので、背面側(接着面)のキャスターの位置を少し工夫しました。
キャスターを取り付けた位置(■)
カラーボックス①(上記画像)に取り付けた2個のキャスターが必要なのか?に関しては不明ですが、少なくともバランス感は抜群です。
カラーボックス同士を背面同士で固定する
カラーボックスのボックス部分が前面に来るように、壁板部分が接地面になるように、プレートを使って固定します。ネジが余っても仕方ないので、4つ穴のプレートを使って固定しました。
プレートを取り付けた位置(■)
4つ穴のプレートで左右2箇所を固定するだけで、カラーボックス同士が外れることはありません。
天板用のふちを作る
木材購入時に指定のサイズに切ってもらったので、紙やすりでこすって、木工用ボンドで固定するだけ。流石、木工用ボンドは木材同士ならよく固定されました。
天板(コルクボード)にふちを付ける
コルクボードのふちは木材、天板用に作ったふちも木材。こちらも同様に木工用ボンドでしっかりと固定することができました。
カラーボックスとコルクボードを固定すれば完成のハズが…
プレイテーブルの土台部分(カラーボックス)を組み立てて、プレイテーブルの天板部分(コルクボード)が完成すれば、後は2つを固定するだけ…。のハズが、ここで大失敗しました。
カラーボックスと天板の固定は木工用ボンドじゃ無理!!
「カラーボックス プレイテーブル」や「プレイテーブル 自作」でネット検索すると『天板の固定は木工用ボンドで十分(私は固定していませんが)』などと出てくる訳ですよ。
「お前は固定してないんかい!」と言いたい気持ちは置いといて、十分と書かれていれば信用して試す訳です。
木工用ボンド1本使って固定してみた
「子どもが遊んでいる最中に、外れてケガしたら困る」と思い、カラーボックス2つ分の面積に、木工用ボンド1本分を塗りたくりました。
おもりを使って2日間固定
おもりとして使っている本の内容、周辺の汚さはさておき、こんな感じで約50時間ほど固定しました。
その結果がこれ
あまりの衝撃に外れた後すぐの写真はありませんが、物の見事に外れてしまいました。※写真は水拭きすると綺麗にボンドが外れると気付いた瞬間のもの
イメージとしては小学校の机にボンドを垂らして放置。数日後に外すと思った以上に綺麗に剥がれるアレ!カラーボックス側のコーティングと木工用ボンドの相性は良くないので、固定は難しいと言えます。
カラーボックスと天板の固定は両面テープ(厚目)
カラーボックスを2つ繋げたサイズと、コルクボード(900 × 600)のサイズを比較すると「少しだけコルクボードの方が大きい」です。コルクボードの木ふちの半分程度がカラーボックスの上に乗っかるイメージ。
コルクボードのふちとカラーボックスを固定することはできません。固定するならカラーボックスとコルクボードのコルク部分。しかしながら、ふちの分だけ高低差が生まれる。
そこで、両面テープ(厚目)です。
ふち以外の場所に両面テープを貼る
コルクボードのふちが乗らない場所(コルク部分が乗る場所)に両面テープをセット。後は上から天板を乗せるだけ。
念のため、おもりで固定して完成
両面テープの説明書に「圧着」と書かれていたので、念のため、おもりで1時間固定して完成しました。
天板部分にはクギやネジを使いたくなかったから
木工用ボンドで固定した時と違い、天板部分を触っても「簡単に外れそう」という感じはありませんが、カラーボックス(2つでかなりの重量)を粘着できる両面テープではないので、大人が、その気になれば簡単に外すことができると思います。
子どもが遊ぶ場所(天板部分)にはクギやネジを使いたくなかったので、両面テープを利用しましたが、心配な方はクギやネジでの固定を検討してください。
カラーボックス+コルクボードのプレイテーブルを作る場合、接着力は「木工用ボンド < 超強力両面テープ < クギ・ネジで固定」です。
プレイテーブルを作ってみた感想
今までは部屋中に散らかっていたトミカ(働くクルマ達)。毎日のように踏んでは、痛くて怒ってを繰り返してきました。転んだ上の子がダンプカーで流血したことまでありました。
上の子が『おもちゃで遊ぶべき場所』を提供してあげたことで、おやすみ前にはちゃんとプレイテーブルにトミカを持っていってくれたし、嘘みたいに上の子が喜んでくれたので、プレイテーブルを手作りして本当に良かったと思っています。
手作りに関する情報まとめ
プレイテーブルを手作りするのにかかった費用
各種材料の値段は以下の通り。
- カラーボックス:2980円
- コルクボード:748円
- ふち用の木材:198円×4本
- 木材カット代:30円×2
- 木ネジ:100円×2本
- 木工用ボンド:85円
- キャスター:198円×8個
- プレート:228円×2個
- 紙やすり:48円
- 両面テープ:578円
合計:7893円(税込み)
合算すると結構な金額になっていたけど、上の子の喜びようを見たらこの値段でも大満足。キャスターの数を減らす、ふちを付けない、プレートを安価なものにするなどで更に節約することはできるけど、どうせ手作りするならこれくらいは最低限必要かなと。
プレイテーブルを手作りするのにかかった時間
材料が揃っている状態からであれば、小さな子どもが横で手伝って(邪魔して)いる状態でも、3時間もあれば十分に組み立てることができます。※乾燥させる時間除く
どちらかと言えば、ホームセンターに行く時間、材料を選ぶ時間の方が長くかかるはずなので、プレイテーブルを手作りする場合は土日などの連休を利用した方がいいでしょう。
プレイテーブル作りはこれからが本番
プレイテーブルで遊ぶ上の子の写真を見てわかる通り、今はまだカラーボックスの上に天板(コルクボード)が固定された机程度のクオリティ。
働くクルマが好き過ぎる上の子のため、マスキングテープで道路を作る?カラーボードと印刷物で道路を作る?芝生は?工事現場用の砂は?
そんなことばかり考えているパパなのでした。
これ買っちゃおうかな~。