過去3年に渡って、Joie(ジョイー)から発売されているtilt(チルト)というチャイルドシートが各種ネット通販サイトで人気上位を維持し続けています。
※2015年8月~2018年8月の実績
ネット通販最大手の楽天に限って言えば、上の子が生まれた頃(3年前)も1位。下の子が生まれた頃(1年前)も1位。2018年8月現在も1位です。
上の子で3年間使い倒した実体験から「素晴らしいチャイルドシート」と判断して、下の子用にもう1台追加で購入した経験を元に「Joieチルトのおすすめポイント」と「Joieチルトのダメなところ」を併せて紹介したいと思います。
チャイルドシートを選ぶ前に知っておきたいこと
「何歳から」を真っ先に確認しよう
チャイルドシートを選ぶときは「何歳から」をしっかりと確認してください。
- 値段
- 本体の大きさ・形
- クッション性
- 付加機能…など
0歳から使えるチャイルドシートと1歳からしか使えないチャイルドシートは全くの別物です。「この機能便利そうだな」と思って口コミなど確認したあと、購入直前に「1歳からだ…」と気付いて失敗する人は少なくありません。
1番始めに「何歳から乗せることができるのか?」は確認しておきましょう。
「何歳まで」も併せて確認しておこう
「何歳から」を調べたとき、必ず近くに「何歳まで」が明記されています。新生児から利用できるチャイルドシートの多くは”4歳頃まで”が一般的です。
※Joieチルトは0歳~4歳まで
”7歳頃まで”利用できるチャイルドシート(ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートの3段階で利用できる)も中にはありますが、7年間もの間、小さな子どもが清潔に壊すことなく使えるか…?使えませんよね…。なので、あまりおすすめはできません。
11歳頃まで使えるジュニアシートなどが安価で売られているので、時期が来たら必要に応じて専用の商品を買うことをおすすめします。
Joieチルトのおすすめポイント
その1:子育て世帯にやさしい価格設定
楽天の販売価格\9,980円(税込)という価格は、同じ0歳~4歳のチャイルドシートと比べて凄く安い価格です。
機能の違い(シート回転機能の有無など)を度外視するのは、あまりフェアーな比較方法とは言えないかも知れませんが、十万円近くするチャイルドシートがあるからこそ「1万円未満で購入できる」というだけで、子育て世帯にとってはかなりの高評価となります。
気になる安全面はというと…。
その2:ガッツリ3年間利用して安全面への不満はゼロ
私はどこに出かけるのもクルマ移動、平日は買い物くらいなので週(合計5日)で2時間程度。休日になるとすぐ何処かへ出かけたい人なので週(合計2日)で4時間程度。
1週間に6時間運転したと仮定すると、3年(156週間)で936時間。もちろん、9割以上がチャイルドシートに子どもを乗せてのお出かけです。
1000時間近く子どもを乗せて運転していても、安全面に不満を感じたことは1度ないです。もちろん、安全面を不安に思ったことも1度もないです。
その3:軽自動車でも車内のスペースを活かせる大きさ
前向き、後ろ向きのどちらであっても、取り付けた座席の足下には十分なスペースができます。軽自動車にとって、車内スペースを活かせるというは大きなメリットです。
子どもの荷物を詰め込んだマザーバッグは何とか置けたけど、スーパーで買った商品を置く場所がないから仕方なく膝の上…。余程の買い物をしない限り、そんなことにはなりません。
その4:取り付けが簡単だから席替えが楽ちん
事故時の致死率が高くなるので極力控えるようにはしていますが、子どもと2人で遠くにお出かけするときは、助手席にチャイルドシートを取り付けます。後部座席の顔が見えない位置で泣いたり叫んだりされている方が、運転に集中できないと判断したからです。
お出かけする場所や状況に応じて気軽に席替えができるのは、取り付け、取り外しが簡単だからです。2度3度繰り返すと1分もかからず取り付けられるようになります。
Joieチルトの悪いところ
その1:後ろ向き(ベビーモード)のときは車外から乗せにくい
これはJoieチルトに限った話ではなくて、シートが回転しないタイプのチャイルドシート全般に言えることですが、進行方向に対して後ろ向きに設置するベビーモードのときは、赤ちゃんをクルマの外からチャイルドシートに乗せるのが大変です。
乗せるのが大変な理由を説明するために、後ろ向きに取り付けたJoieチルトに座る下の子(0歳8ヶ月)をクルマの外から撮影した写真を1枚用意しました。
チャイルドシート全体をシートベルトで覆うように取り付けるため、チャイルドシートがクルマのドア側にきてしまいます。
クルマの外から乗せようとした場合、チャイルドシートの上まで赤ちゃんを持ち上げないといけなくなるので、頭を天井に打ち付けてしまったことが何度かありました。
チャイルドシート1台なら全く問題はない
上の子と下の子のチャイルドシートを横並びで設置するようになってから、クルマの外から乗せにくいという問題が表面化しましたが、後部座席のチャイルドシート横に、母親が赤ちゃんを抱きかかえて乗車。隣の席からチャイルドシートに乗せるのが当たり前だったので、1台しか無かった頃(子どもが1人の頃)は全く問題ありませんでした。
その2:お世辞にも洗濯しやすいとは言えない
これはチャイルドシート全般に言えることですが、他の商品と同じようにJoieチルトも洗濯しやすいとは言い難いです。
年に1度くらいはカバーを取り外して洗濯、本体はしっかり水洗いをしますが…。カバーを取り外すのも取り付けるのも大変だし、何より本体の良くわからない場所に入った水が取れなかったり…。
お世辞にも洗濯しやすいとは言えません。
衛生面は除菌・抗菌スプレーでカバー
小さな子どもが乗るからこそ気になってしまうチャイルドシートの衛生面ですが、お出かけから帰ったあと、ファブリーズなどの除菌・抗菌スプレーを吹きかけるだけで、気持ち的には少しだけ綺麗になった気がするので、精神安静的な意味でおすすめです。
悪いところを知りながら2台目を購入した理由
「洗濯しにくい問題」に関しては、ハッキリ言ってどのチャイルドシートを使っても大差ありません。各メーカー共に安全面が最優先なので、洗濯しやすいというオマケ要素に力を注いだチャイルドシートはないです。
「クルマの外から子どもを乗せにくい問題」に関しては、費用対効果を理由に家計的な事情で諦めたというのが本音です。シートベルトを使わないチャイルドシートの固定方法(ISOFIX)を採用している商品であれば問題は解決しますが、如何せん高いんです。
Joieチルトを3年間使って1度でも安全面に不安を感じることがあったなら、他の商品を選んだと思います。子どもの安全を確保できるなら、親はいくらでもお金を出せます。
でも、実際に安いチャイルドシートを使ってみて「危ない」と思ったことが1度もなかったので、私は悪いところを理解した上で、迷うことなく2台目も同じチャイルドシートを購入しました。
※2台目のチャイルドシートは出産祝いでおねだりしたら、知り合いの方がプレゼントしてくれたものです。(買ったはウソになるので一応)
安いチャイルドシートを3年使った率直な感想
1万円近い商品を相手に「安い」と言えるなんて、親になったんだなぁ…。という感じですが、子育て用品は高い物が多くて感覚がマヒしがちですよね…。とまぁ、そんな余談は置いといて。
ネット通販で3年間もの間、上位を維持し続けている安いチャイルドシートを3年間使った率直な感想は「価格的、機能、安全性どれをとっても本当におすすめ」です。
子育てには本当にたくさんのお金が必要なので「使うときは使う、抑えるときは抑える」べきです。安くて良いチャイルドシートを探しているのであれば”Joieチルト”をおすすめします。
抑えた費用で車内を充実させよう
最後に、チャイルドシートで抑えた費用を使って買っておくべき、子どもとのお出かけを快適に過ごせる2つのアイテム(しかも安い)を紹介します。
前の座席につり下げるタイプのドライブポケットは、一度使うと離れられなくなるくらい、非常に便利なアイテムです。
たまひよのドライブポケットはトレイがついているので、おむつを取り替えるときなどにも重宝します。
後ろ向きに乗せた赤ちゃんの顔を確認することができるベビーミラーは、赤ちゃんのチャイルドシート嫌いを克服するのにも役立ちます。いつでも顔が見られる安心感は重要です。
ディズニーなどのキャラクター製品も多数発売されているので、好みに応じて選ぶこともできましたが、私はサイズ優先(300×190mm)で更に確度調整360度のベビーミラーを愛用しています。
あとがき
使える期間(約4年)に対して1万円を高いとするのか、10万円でも安いとするのか。その判断は各家庭の台所事情によって異なりますが、安いと言われるチャイルドシートを3年使った実体験を元に、私自身が3年前にチャイルドシートを選んだときに気になった点を網羅する形で書きました。
「こんなときはどうですか?」や「こんな機能はありますか?」という質問があれば、各種SNS(Twitter, FaceBook)やコメント欄にて気軽にご質問ください。わかる範囲にはなりますが、回答させていただきます。