上の子が病気になった。
昨朝の時点では熱が37.6℃、インフルエンザ検査は陰性。解熱剤を処方されて様子を見ることになったけど、夜には39.3℃まであがってしまった。
今朝の時点では解熱剤が効いているのか、熱は37.9℃。念のため、再度インフルエンザの検査に連れて行ってもらった方が良いかも知れない?などと考えながら、私にはどうすることもできず、職場のパソコンと睨めっこしている。
今すぐ家に帰ってあげることすらできないので、昨日感じた『上の子の我慢』と『上の子の本当の気持ち』を忘れないように文字として残しておこうとおもう。
上の子が日頃我慢していたこと
下の子が生まれてからの「普段通り」では、体調不良の上の子は納得してくれなかった。
下の子を抱っこしていること
上の子はずっとグズグズ言っていて、完全に赤ちゃん返りしている状態。下の子の体調も悪くてずっと咳き込んでいる。それならばと妻は上の子、私は下の子を抱っこしていた。
求めた通りママに抱っこされて少し落ち着いた上の子が目にしたのは、下の子を抱っこするパパの姿。気怠そうにこちらへ歩いてきて「はると(下の子)、ちょっと置いて」と言った。
いつも通り「はると、エンエンしてるから、ちょっと待ってね」と伝えると、上の子は即座に顔をクシャクシャにして泣いてしまった。
「ちょっと待ってね」という言葉を理解してくれている様な錯覚をしていたけど、それは上の子が遊んで欲しい気持ち、寂しい気持ちを我慢してくれていただけなんだ。と気付いてしまい、胸の奥が痛くなった。
スマホを操作していること
下の子を寝かしつけたあと、ママに抱っこされる上の子を眺めながら、スマホで子どもが風邪のときでも食べやすい食材を調べていた。
そんな姿を見つけた上の子は、また気怠そうにこちらに歩いてきて「携帯、ちょっと置いて」と言った。
いつも通り「ちょっと待ってね」と伝えると、上の子は先ほど同様に顔をクシャクシャにして泣いてしまった。
不機嫌だから、要望が通らなくて泣いている。のではなく、私の目には「携帯を操作するくらいなら、ボクと遊んでよ」という風に映ってしまい、心の奥が痛くなった。
上の子の本当の気持ち
病気になって初めて、上の子の本当の気持ちがわかった。
いっぱい遊んでくれるパパよりもママが好き
上の子は妻ですら認めるパパっ子。あわよくばパパが帰ってきたことに機嫌を良くしてママを解放、ママは下の子のケアに回れるのでは?と考えていた。
しかしながら、現実は残酷で…。
「パパ、きたよ」と呟いただけ。
遊びたい < 甘えたいの世界では、パパほど無力な存在はないと痛感した。
大好きなケーキ、お菓子よりもママが好き
上の子はパパが袋を持参して帰ると「パパ、ケーキ買ったの?」と寄ってきてくれる。体調不良でロクに食べない状態は困るので、上の子が一番好きなケーキを買って帰った。
普段通り寄ってきてくれることはないものの、目の前まで持って行くと「ケーキ!」言いながら嬉しそうに開封。でも、喉がいがらっぽい?のか食べようとはしなかった。
結局、いつもは3分もかからず完食するケーキを、30分以上かけて半分だけ食べてくれた。親として食べてくれただけで嬉しい反面、それだけ体調が悪いと考えると可哀相で仕方なかった。
大好きなおもちゃよりもママが好き
普段ならどれだけ機嫌が悪くても、はたらくクルマのトミカ達を差し出して一緒に遊ぶと必ず機嫌が良くなる。でも、体調が悪いときにそんな物は全く効果を発揮してくれない。
いつも以上に身体を張っておもちゃをアピールしてみても、いつも以上に芸細かく遊び方をアピールしてみても、上の子が求めるのはママだけだった。
世界で一番ママが好き
普段いっぱい遊んでくれるパパやバァバ、ネェネのことも好きだけど、一番じゃない。普段からよく遊ぶはたらくクルマのトミカや滑り台、ブランコなどの室内遊具も好きだけど、やっぱり一番じゃない。
上の子が世界で一番好きなのはママ。
下の子が生まれてから、我慢して一歩引いてくれているだけで、本当はずっとママにギューって抱っこしていて欲しいし、ママのお膝の上に座っていたいし、ママの隣でママにトントンしてもらいながら眠りにつきたい。
世界で一番ママが好き。
病気のときくらい好きなだけママに甘えればいい
運良く明日からは土日でパパも家にいる。本来は上の子と下の子をパパが見て、ママはゆっくりする日の予定だったけど、あくまでも子ども優先。
下の子の面倒は全てパパが見て、上の子が好きだけママに甘えられる状況を作ってあげたい。下の子が寝ているあいだは、上の子が好きなだけ両親に甘えられる状況を作ってあげたい。
とにかく、1日でも早く良くなりますように。(恐らくパパの風邪がママ、上の子、下の子、バァバ、ネェネにうつってしまった状態だから…。ごめんね)
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