『子供の寝冷え対策』は布団を抜けだす前提で考えると答えがみつかる

子供_寝冷え_対策 おすすめの育児用品

布団から抜けだした子供達

夜になると冷え込む日が増えてきましたが、子供達(1歳と3歳)は寒さなどお構いなしに布団からはみだしていきます。子供の寝相が悪いのは”成長の証”だとわかってはいても、風邪が悪化して肺炎で入院した、昨年の出来事が頭を過ぎってしまいます。

 

「布団から出てるんじゃない?」と気になって、夜中に何度も起きては布団をかけなおすを繰り返していますが、案の定、子供達は2人とも鼻水が止まらない状況に…。Baby Smile 電動鼻水吸引器 メルシーポットの活躍も空しく、下の子は夜も寝られないくらい咳が出てしまい、病院に連れて行くことになってしまいました。

 

最悪の事態を防ぐために、今日から始められる子供の寝冷え対策を真剣に考えてみました。

寝冷え対策は子供の睡眠を理解することから始まる

子供の寝相が悪いということは何度も記事に取り上げてきましたが、同じ年頃の子供を育てているパパやママから「ウチの子供も寝相が悪くて困っている」という声が多いこと…。

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まずは子供の睡眠を理解してあげることから始めることにしました。

 

子供が寝ているときに動き回る2つの理由

「ウチの子供も寝相が悪い」という意見の多さからもわかる通り、子供は寝返りをしたり、モゾモゾと動き回るのは子供の特徴です。これには2つの理由があります。

寝ている間に1日の復習をしているから

子供の寝相が悪くて悩んでいた頃に教えてもらった、今でも忘れない素敵な考え方があります。

それは子供は寝ている間に1日の出来事を記憶として脳に書き込みます。寝ている間に身体が勝手に動いてしまうのは、日中のできごとを復習をしているからという考え方です。

 

成長することで1日に体験する出来事は増えていきます。脳に書き込む情報が多くなるにつれて、自身の体験と周りから得た情報が混同して「ママがいない」と泣きながら起きてしまったり。そんな風に考えることで、ほんの少しだけ、寝相の悪さや夜泣きの苦労が和らいだのを覚えています。

体温が高くてまとわりつくものが嫌いだから

体温調節中枢の働きが未発達な新生児の頃から、少しずつ体温調節が上手になってはいくものの、2歳頃までは大人と比べて体温調節中枢の機能が未発達です。暑い・寒いといった温度の管理には気を配ってあげなければいけません。

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0歳~2歳の子供は体温調節中枢の機能が未発達で、体温調節が苦手なので、温度の管理にはしっかりと気を配ってあげる必要があります。

体温調節中枢の機能の発達で上手に体温調節できるようになった後でも、子供の体温は高くてとても暑がりです。毛布などの体にまとわりついてくるもの、自分の動きを妨げるものが大嫌いで、脱出しようと動き回って布団からはみ出てしまいます。

 

子供の安眠を支える2つのルール

「子供が夜中に何度も起きてしまう」という相談も多くいただきましたが、子供が安眠するためには2つのルールがあります。

温めすぎない適度な室温

体温の上昇で寝苦しさを感じてしまうのは、大人も子供も同じです。子供は体温が高い分だけ、その影響が顕著に現れてしまいます。エアコンなどを使って寝室の温度を高く設定するのは、子供の安眠に対して逆効果になってしまうことがあるので注意が必要です。

体温を発散しやすい服装

寒い冬の夜は厚手の洋服を何枚も重ねてしまいがちですが、子供は大人マイナス1枚の衣類や布団で良いといわれています。寝ている子供が首や背中に寝汗をかいていたら着せすぎのサインです。子供の手足が冷たいからと帽子や靴下などを着用させたりするのも、子供の安眠に対して逆効果になってしまうことがあります。

 

子供の寝冷え対策グッズの選び方

寝相が悪い兄弟

子供が”寝ている間に動き回る理由”と”安眠を支えるルール”を理解した所で、寝冷え対策グッズの選び方とその理由を説明していきます。

 

肌着は通気性と吸汗速乾性で選ぶ

子供の肌にふれる肌着の素材は寝冷えに大きく関係しています。

なぜ、通気性の良い素材が良いのか?

汗には”クールダウンできる汗””ストレスを感じてしまう汗”の2種類があります。

 

暑くなると誰でも汗をかきますが、汗には蒸発することで皮膚の表面温度を下げるという役割があります。通気性の悪い服を着用していると汗が蒸発せず、体温が下がりにくくなってしまうため、子供の寝苦しさに繋がってしまいます。

なぜ、吸汗速乾性の高い素材が良いのか?

吸汗性の素材で作られた服には「よく汗を吸う」というメリットはありますが、その反面、発汗性が高くないので「汗が染みこんだままになりやすい」というデメリットもあります。子供のパジャマは吸汗性の良い素材で選べという人は少なくありませんが、汗の染みこんだパジャマを着ていると寝冷えする可能性は高くなってしまいます。

 

スポーツウエアなどで利用されることの多かった”吸汗性+速乾性”の素材ですが、吸汗速乾性の高いマイクロ繊維の開発が進んだことで、近年ではユニクロのエアリズムに用いられるなど、吸汗速乾性の衣類を安価に購入することができる時代になりました。

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パジャマは肌に優しい素材で選ぶ

なぜ、肌に優しい素材が良いのか?

冬の時期は空気が乾燥しやすいので、カサカサに乾いた肌を手で痒くてこすってしまったり、衣類がこすれて赤くなってしまったり。汗をかかない工夫をする夏場と寝冷えしないために温かくして汗をかかせてしまう冬場。上の子の肌トラブル(あせも)で病院通いすることになったのも、寒くなってきた11月のことでした。

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通気性の良いパジャマを選んであげることはもちろんですが、子供が着る冬用のパジャマは肌に優しい素材を選んであげてください。

子供の肌に優しい素材とは?

子供の肌に優しい素材の代表格はコットン(綿)100%です。中でも、無農薬で栽培されたオーガニックコットンは特に肌に良いとされています。

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西松屋などで売られているパジャマと比べると、どうしても高くは感じてしまうので、肌着を優先して、薄手のパジャマとスリーパーを着用する方法がベターです。

 

スリーパーは膝下丈を選ぶ

膝下丈のスリーパーを着た3歳児

布団から抜けだしてしまうと、せっかく温かくなっていた子供の体温は逃げてしまいます。寝汗をかいていると汗が冷えて寝冷えに繋がります。そんな問題を根本的に解決してくれるスリーパーは子供から離れない布団とも呼べる寝冷え対策にとって欠かせないアイテムです。

スリーパーって新生児の服じゃないの?

スリーパーといえば新生児の服というイメージですが、それは誤解です。ウチは子供が3歳になった今でも使っていますし、楽天のスリーパー部門で人気No.1(2018/11/16時点)のスリーパーが幅広いサイズ(50~130サイズ)展開していることからも、子供が寝る時の服として認知されていることがわかります。

どうして膝下丈が良いの?

1歳と3歳の子供を育てる過程で、腰丈・膝上丈・膝下丈、袖無し・半袖など10種類以上のスリーパーを試してきました。そんな私がおすすめするのは「膝下丈のスリーパー」です。

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布団のサイズを大きくしたり、子供が寝る位置を調整したり、色々な布団から出ない方法を試してきましたが、子供が布団から抜けださないようにする画期的な方法を見つけることはできませんでした。それならば、寝る前から足下まで温めてくれる布団(スリーパー)を着用させれば良い!というのがおすすめする理由です。

新生児には足先までの長い丈がおすすめ

新生児には足の先まで覆うことができるスリーパーをおすすめします。ハイハイや掴まり立ちを覚えると長い丈が行動を妨げてしまうことになるので、利用できる期間は3ヶ月~5ヶ月程度になってしまいますが、最も体温管理をしてあげなければいけない時期なので是非試してあげてください。

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写真は0歳の冬に買った足まで覆う丈のスリーパーを、膝下丈として着用している3歳の長男。気がつけば3シーズン目に突入しました。
2wayのスリーパーは1年目:足まで覆う丈のスリーパーとして。2年目:膝下丈のスリーパーとして。3年目:膝上、腰丈のスリーパーとして使うができます。3~4シーズン使えると思えばとても賢い買い物だと言えます。

 

寝冷えを防ぐ室内環境と生活リズムの作り方

大人も子供も日中の活動するときの体温は高く保たれていますが、眠りにつくときには深部体温を下げることで脳と体をしっかり休息させるという機能が備わっています。手が温かくなるのは眠たいサインいわれる理由は、手足から熱を逃がして体温を下げているからです。これは手袋や靴下が良くないといわれる理由にも繋がります。

 

寝室の暖房は必要最小限に抑える

一般的な生活リズムとして、多くの家庭で寝かしつけ前にお風呂に入れます。そして「湯冷めしてしまうのではないか?」という心配から、寝かしつけ前に寝室の暖房のスイッチを入れて寝室の温度をあげておく。ウチも全く同じことをしていました。

 

日中の熱がまったく残っていない寝室は寒くて、逆に寝付きが悪くなってしまうことも確かにありますが、睡眠と体温の低下は密接な関係にあります。

 

寝る前に寝室の暖房をつける場合は、生活している部屋(リビングなど)よりも2~3度低い設定温度にしてください。このとき、加湿器などで湿度の調整を行うと乾燥を原因とした子供の肌トラブルを回避することができます。また、実際に寝かしつけるときには暖房を切るようにしましょう。

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眠たそうなのに寝てくれないなど、寝付きが悪くなければ寝室の暖房や電気毛布などは使わなくて大丈夫です。

 

お風呂の目安は睡眠の90分前

人間は体温があがると下げようとする力が働きます。その結果、深部体温が急激に下がり、スムーズな入眠に繋がります。

40度のお風呂に15分入ると深部体温が0.5度上昇し、90分かけて元に戻ります。そして、ここから、入浴しない場合に比べてさらに下がり始めるので、このタイミングでベッドに入るとスムーズに入眠できます

引用:AERAdot.睡眠の専門家がすすめる「就寝90分前入浴」

深部体温を下げるためには、いったん体を温めるのが効果的なので、お風呂は睡眠に向けた準備ということになります。子育ては予定通り進まないことだらけなので、あくまでも参考にというレベルにはなってしまいますが、お風呂をあがってから90分後に寝かしつけると、子供がスムーズに寝てくれる可能性が高くなる。ということだけ覚えておいてください。

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お風呂の90分後の寝かしつけがベストですが、子育ては予定通りにいかないものなので、時間厳守とヤキモキせずに、あくまでも目安にしてください。

 

子供の寝冷え対策/まとめ

最近の調査結果(平成22年度幼児健康度調査報告 – 公益社団法人 日本小児保健協会)では21時以降に就寝する子供の割合が1歳児の約80%が、2歳児で約90%、3歳児~6歳児で約84%と子供の夜型化が問題となっていますが、睡眠は体を休めるだけでなく、成長ホルモンの分泌によって子供の成長において大きな役割を担っています。

 

就寝の時間については、少なからず近年の働き方に影響を受けているため、簡単に改善することはできませんが、睡眠の質については親の行動ひとつで改善してあげることができます。

 

毎晩「布団から抜けだしてるかも知れない」と起きるのは親の睡眠にとっても決して良いとはいえません。布団を蹴って抜けだすのは子供の特徴だと理解した上で、抜けだしても良い対策をすることで、親と子供の快眠を目指す工夫で寒い冬の時期を乗り切りましょう。