『年収400万円の住宅ローン』月々の支払い額や生活の実情

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『年収400万円』が日常生活を送る上での一定基準として用いられることが多い理由を探ってみたところ、国税庁が発表した平成26年度の民間給与実態統計調査結果に辿り着きました。

年収 男性 女性
100万円以下 3.3% 16.7%
100万円台 7.5% 26.2%
200万円台 13.2% 22.2%
300万円台 18.3% 15.9%
400万円台 17.4% 9.0%
500万円台 12.8% 4.8%
600万円台 8.4% 2.3%
700万円台 5.9% 1.2%
800万円台 4.0% 0.6%
900万円台 2.7% 0.4%
1,000万円以上 6.5% 0.7%

統計元:国税庁(平成29年度・民間給与実態統計調査結果)

 

平成30年時点で発行されている最新の民間給与実態統計調査結果と比較してみても、各年収毎の割合は0.1~0.2%の差しかありません。

 

男性で最も割合の高い年収300万円台、次に多い400万円台だけで全体の35%以上を占めるという集計結果になりました。※女性は妊娠・出産・結婚等で専業主婦やパート勤務を選択するケースも含まれることから平均値が低くなっています

 

参考例となる実例があまりに少ないので、年収400万円で新築一戸建てを購入、月々の住宅ローンを支払いながら家族4人の生活を記そうと思います。

家族構成と年収

家族構成と年収

続柄 年齢 職業 年収
本人 33歳 サラリーマン 406万円
38歳 専業主婦 0円
子ども 2歳 無職 0円
子ども 0歳 無職 0円

妻は専業主婦(子どもが待機児童なので働きに出られない)なので、収入はありません。世帯収入及び、1年間の生活に使えるお金は、年間406万円から税金諸々を差し引かれた手取り分だけとなっています。

 

年収400万円の手取りはいくら?

年収400万円の手取りはいくら?

年収400万円といっても、税金を引かれると手取りはかなり少なくなってしまいます。

 

年間の手取り

年収406万円に対する手取りは280万~300万程度になります。給与に非課税の交通費などが含まれるなどがあるため、同じ年収でも手取りの金額には若干の開きが生まれます。

 

年収400万円の手取りは300万円以下と考えてください。

 

月々の手取り

会社から支給される扶養手当、子ども手当等を合算した月々の手取りは21万円前後です。月々の手取りに関しても、住んでいる地域毎に住民税の額が異なるなど若干の開きが生まれます。

 

ボーナスは年2回(夏・冬)に基本給×2倍が支払われています。毎月の生活を21万円以下に抑えることができれば、ボーナス分を貯金や旅行にまわすことができます。

 

住宅ローンはいくら借りてる?

住宅ローンはいくら借りてる?

新築一戸建ての注文住宅を建てるために、住宅ローンを借りました。

  • 支払い年数 :35年
  • 月々の支払い:90,000円前後
  • ローン総額 :2,880万円
  • ボーナス払い:なし

同棲時代に生活していた賃貸の家賃75,000円を基準に考えていましたが、「家を建てる時点で子どもは居なかった」ということ、「ボーナス払いは絶対にしたくなかった」という2つを理由に、月々の支払い額は高めに設定しました。

※変動金利を利用しているので、月々の支払い額は毎年変動

 

年収400万円の生活

年収400万円の生活

年収400万円の生活を赤裸々に書いてみようと思います。(※全て私の実話です。)

 

ボーナスは固定資産税に消える

先ほど「ボーナスを残すことが出来れば家族旅行に行くことが出来る」ということを書きましたが、現実はそんなに甘くありません。家を購入することで4月~6月頃までの間に固定資産税の通知書が届きます。軽減措置として新築購入時点から数年間は支払額を軽減してくれたりしますが、それでも『ふざけるな』と言いたくなる金額の請求がやってきます。

 

ボーナスを家族旅行や大物家電を購入するために貯めておくという訳では無く、固定資産税の支払いに置いておかなければならない。というのが現実です。

 

奨学金の返済が厳しい

高校を数ヶ月で中退、大検を取得して大学に行くも父親が亡くなったことでIT業界へ就職しましたが、大学時代に借りていた奨学金の返済が非常に厳しい物となっています。借りた物なので返してはいますが、毎月10,000円程度の支払いが決まっておきるので我が家の家計に重くのし掛かっています。

 

お小遣いは毎月0円

給料の全ては妻に渡して家計の全ては任せています。奨学金の返済で家計に迷惑をかけていること、7月に1歳となる息子の子育てには多くのお金が必要なことを理由に、自主的にお小遣いは0円にして貰っています。

 

外食に行く余裕は殆ど無い

子どもが小さいのでお店に迷惑がかかるという体の良い理由を利用して、外食に行く機会は殆どありません。元々、外食ばかりしていた身としては少し物足りないのは事実ですが、1度の外食よりも子どものことを優先してあげたいので、基本的に外食は殆どしません。

 

親の物は殆ど買わない

例外として妻が必要最小限の化粧品を購入することはありますが、子どもが生まれてから、親しか使わない物を買った記憶がありません。私は物欲が無い人なので構いませんが、お洒落に気を使っていた妻に遠慮させているのでは無いかと悩む時があります。

 

年収400万円だからこそ固定の支出は抑えた

住宅ローンの金利を抑える努力をした

年収400万円からの支出で一番大きいのは『住宅ローン』で、毎月の手取りの40%近くを占めています。住宅ローンは銀行によって金利が異なるため、毎月の支払いを1円でも安くして、少しでも家計を楽にできるよう、行動を起こしました。

 

家を建てるとき、もっとも労力を割くべき所は住宅ローンの借入先選びです。

 

私は情報収集を目的に住宅ローンの一括仮審査を利用しました。全国には金融機関が多すぎて、何から始めて良いかわからなかったからです。

  • 自分の収入で借りられる額の上限はいくら?
  • 今の家計事情で貸してくれる銀行はどこなのか?
  • 金利1%の違いでどれだけの差が生まれるのか?

行えるのはあくまでも仮審査まで、最後に決めるのは自分自身です。

住宅ローンの一括仮審査の
詳細・申込
はこちら

 

 

また、既に住宅ローンを組んでいる方であれば、自己資金0でも利用できる、住宅ローンの借換サービスなどもあります。家族のことを思うのであれば、1円でも多く固定の支出を抑える努力をしてあげてください。

住宅ローン借り換えセンターの
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年収を目安に車を選んだ

私にとって車は生活をする上で欠かせないもの。背伸びするわけでもなく、安全を蔑ろにするわけでもなく、年収400万という明確な数字を基にしっかりと調べて車を購入しました。

 

購入時にかかる費用はもちろん、毎月の維持費なども考慮しましょう。

[osusume]年収を目安にするオススメな自動車の選び方

 

格安スマホに変えて固定費を減らした

毎月夫婦2台で3万円近くかかっていたスマホ代。格安スマホに乗り換えて、スマホの使い方を見直すことで毎月2万円近くの固定費を減らすことに成功しました。

404 NOT FOUND | 三十路男の悪あがき
親バカ育児ブログ

 

お金をかける所は人それぞれ

ここまで悪いこと(節約・我慢)ばかり書いてきましたが「年収400万円しか無いから節約生活をしなければ生きていけない」ということではありません。

ブログの子育て記事を見て「お金に余裕があって羨ましい」などと訳の解らないことを口にする人に対して「バカだな、コイツ」と思いながらも言いませんが『何にお金をかけるのか?』が違うだけです。

 

子どもの物は遠慮無しに買う

年収400万円でも、子どもにはいつも全力。

  • おもちゃ
  • 家具等の設備
  • 絵本
  • 消耗品

その他、子どもの成長に必要と判断した物や「息子がこれで遊んでたら可愛い」とか「息子がこれを着てたら可愛い」なんて理由も含めて、息子のためになるのであれば何でも買います。

 

旅行は月に1度は行ける

流石に一泊する余裕は無いので毎回日帰りではありますが、最低でも月に1度は家族を連れて他府県に遊びに出かけます。淡路島が好きなので頻繁に訪れますが、交通費だけで10,000円はかかってくるので結構な出費ですが、妻・子どもが喜んでくれることは勿論、私自身が楽しいのでお小遣い無くしてでも優先しています。

 

たまには贅沢もする

1~2ヶ月に1度くらいの頻度で、七輪を使ってバーベキューをします。お肉はちゃんと肉屋さんで買いますし、ビールも飲みます。家計に大打撃を与えることは間違いないですが、たまの贅沢は生きる上で必要な物です。

 

学資保険にも加入出来る

もう、どこまで書くのが正解なのか解りませんが、学資保険にも加入しています。

手取りを考えると毎月15,000円の支払いは吐きそうな程にキツいですが、将来子どもが大きくなった時に必要なお金を手元で貯める自信が無かったので、ファイナンシャルプランナーに相談した上で学資保険に入りました。

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年収400万円あれば、生活は十分に出来る

生活は十分に出来る

良いこと、悪いこと書き出したらキリが無いですが、本音として年収が400万円あれば、結婚して子供を産んで住宅ローンを支払いながらでも十分な生活を送ることが可能です。

しかしながら人は欲深い生き物なので「あれも欲しい、これも欲しい」となってしまいます。私自身、お小遣い0円では生きていくことは難しく、会社に給料を上げてくれと言っても無理なので、趣味と実益を兼ねた副業でお小遣いを稼いだ上で、残ったお金があれば家計だけでは賄えない物に使っていますが、必ずしも副業を勧める訳ではありません。

 

お金の余裕はある方が良いに決まっていますが、お金があれば幸せになれるかと言われればその限りではありませんし、稼いだから偉いという訳でもありません。家族のために少しでも多くのお金を得ようとして、家族との時間を対価に差し出し、結果的にすれ違いが生まれ妻・子どもが悲しむなんてのは、間違っています。

 

使えるお金を増やす方法は稼ぎを増やすだけではありません。限られた収入の中で優先する物しない物を決めることも、ひとつの解決方法です。

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