4月1日は幼稚園の入園式でした。
入園式に参加していた3歳~5歳の子ども達の様子、参列していた親御さん達の持ち物や服装、迎えてくれた園児達の姿を入園式に参加した親目線で紹介したいと思います。
保育園と幼稚園の入園式はここが違う
保育園と幼稚園の入園式では「子供の様子が全然違う」と感じました。
保育園の入園式は不安でキョロキョロ
丁度1年前の今頃、当時2歳の息子を連れて保育園の入園式に参加しました。入園式に参加している0歳~2歳の子ども達は「どこに連れてこられたのかすらわかっていない様子」で、周りをキョロキョロ。慣れない環境に終始泣いている子どももたくさん居ました。
当時の写真を見返しても、笑顔の写真は衣装に着替えているときだけ。写真から辿る当時の記憶は「子供の戸惑った表情と泣き顔」でした。
幼稚園の入園式は好奇心でキョロキョロ
幼稚園の入園式に参加していたのは3歳~5歳の子ども達。そして、迎えてくれたのも同じく3歳~5歳の園児達。
園児達が誇らしげに魅せてくれる起立・礼・着席。みんなで一緒に歌ってくれるおうたや、上手に演奏してくれるピアニカ。泣いている子どもは1人もいなくて、自分たちと同じ背丈のお友達の行動全てをみんな興味津々で見つめていました。
数回の登園で保育園を退園してから約1年。
普段の生活では見ることができない、子供の心の成長がどれほどのものなのか…。不安でいっぱいでしたが、そんな親の心配は杞憂に終わって、今はひとまずホッとしています。
入園式に参列していた親御さん達の様子
服装は全員が定番のスーツスタイル
幼稚園の入園式に参加していた親御さん全員が落ち着いた雰囲気のスーツスタイルでした。入園式の服装と言えば「父親はスーツで母親はジャケットにスカートやパンツのスタイル」を信じておけば間違いはありません。
あくまでも子供が主役なので、親が目立つ必要なんてないんです。
全員がビデオ・カメラ持参でビックリ
幼稚園の入園式は全員が夫婦揃って参加していたので、子供と母親が席に着き、後から父親が見守るという形でした。
「撮影機器の持ち込みOK」だったこともあり、後で見守る父親の手にはカメラ。しかもコンデジではなく、みんな一眼レフやミラーレス…。中には首にストラップをかけて、両方の手で器用にビデオとカメラを操る人まで…。
因みに、私はカメラではなく下の子を持参していたので、隙を見つけてはスマホでパシャパシャと撮影していました…。
みんな笑顔で幸せそうだった
保育園でも幼稚園でも共通して言えることですが、参列していた親御さんは「みんな笑顔で幸せそう」でした。
親自身に”犠牲”という気持ちはなくても、自分の時間を引き替えに育ててきた我が子。苦労して、苦労して、そして迎えた晴れ舞台。右を向いても笑顔、左を向いても笑顔、入園式の会場にはマイナスの感情が1㎜もないんじゃないか?と思えるほど、みんな笑顔で幸せそうでした。
子供の近い将来を想像して号泣
式が始まってすぐ、先生の指示で園児達は上手に起立して礼。そして、校歌(園歌)を合唱してくれました。息子と同じような年頃の子ども達が、みんなで声を揃えて唄う姿を見ただけで、涙腺はもう崩壊寸前…。
校歌を唄い終わると、3歳と4歳の子ども達は上手に着席。立ったままの年長さん(5歳)達にはピアニカが手渡され、オーケストラ顔負けの演奏…。
近い将来、息子が成長したときの姿を想像せずにはいられなくて、気付けば下の子を抱っこしながら泣いていました。
幼稚園の入園式は不安が期待に変わる場所
私は息子を0歳から保育園に預けることに対して、心から反対していました。どうしても妻が納得してくれないなら、(理想と現実は別として)自分が在宅ワークをしてでも親が育ててあげたいと思っていたくらい、反対していました。
それから2年。
2歳になった息子を保育園に預けることに対して、心から賛成はできなかったけど、家族として妻の意見を否定することはできず、預けることにしました。
そこから更に1年。
3歳になった息子を幼稚園に預けることに対して、不安はあれども、反対の意思は微塵もありませんでした。
- 園児達と仲良くやっていけるのだろうか?
- 怪我したり、させたりしないだろうか?
- 不登校になってしまわないだろうか?…など
子を思う親として当然の不安は今でも変わらず持ち続けていますが、集団生活に送り出しても大丈夫と思えるほどに成長した子供の姿、入園に参加していた園児達の姿を見ていると「幼稚園で色々なことを経験して、ひとまわりもふたまわりも大きくなるんだろうな」という期待で胸はいっぱい。不安なんてどこかに消えていってしまいました。
幼稚園が子供にとって楽しい場所であるために
幼稚園に通うようになったとしても、1日の大半を過ごす場所は自宅で、1日の多くを一緒に過ごすのは家族です。
十分に個性が育った子供だからこそ「幼稚園に行きたくない」という日が来るかも知れません。しかしながら、先の集団生活(小学校)を見据えると、保育園のように「じゃあ、辞めよう」という訳にはいきません。
『幼稚園が楽しいかどうか?』には、幼稚園の先生や園児、自治体の方針やその他親の意思だけでは変えられないものが少なからずの影響を与えますが、せめて、親の意思で変えてあげられることくらいは、柔軟に変えていってあげたいなと思います。
「絶対行きなさい」でもなく「休んで良いよ」でもない。しっかりと子供と向き合って、話をして、子供が納得できる形を作っていけたら、幸せですね。
今年、保育園に幼稚園に入園された子供をもつお父さん、お母さん。これからが大変ですが…お互い頑張っていきましょう♪