赤ちゃんの便秘はドロっと母乳が原因かも?

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赤ちゃん_便秘_母乳_原因

『母乳の方がミルクよりも便秘になりにくい』と色々な所で言われているので「ウチは完全母乳育児だから、赤ちゃんが便秘になっている理由は他にある」と思っている親御さんは多い。実際、母乳の方が消化が良く、母乳に含まれる成分:オリゴ糖のお陰で、赤ちゃんの腸内環境が良くなりますが…。

今日は『赤ちゃんの便秘は、ママの母乳が原因かも?』というお話。

母乳の質を意識するのは正直しんどい…。

赤ちゃんが産まれてすぐに【母乳に良い食材】なんて言葉で検索した人は多いと思います。調べて出てきた記事の多くに「母乳はママの血液から作られる」なんて書かれていましたよね。

「米類では白米は良くて、玄米やモチ米はダメ」とか「油分は極力控える」とか書かれて居るにも関わらず、殆どの記事の最後には「ママのストレスが溜まり過ぎない程度に」とか書かれてて、「どないせーっちゅうねん!」って妻と二人で怒ってた記憶があります。

 

育児に追われている状況では満足に食事を摂る時間など無く、そんな中で「ママの食生活が悪いから~」なんて言われても正直しんどいです。しかしながら、ママの食事が母乳に大きな影響を与えているのは人体の構造から見ても揺るぎない事実。

  • ママに作る暇が無ければパパが作る
  • パパが作れないならパパが育児をする

非常に大変でしんどい事ですが、夫婦で協力しあって頑張って下さい!

 

ドロっと母乳のデメリット

ドロッとした母乳は母乳の出が悪くなる所から悪循環を生みます。

  1. 赤ちゃんが飲みにくい
  2. 授乳時間が長くなる
  3. 赤ちゃん必死に頑張る
  4. 赤ちゃんが汗をかく
  5. 赤ちゃんが水分不足になる
  6. おっぱいを欲しがる
  7. 1に戻る

その上、ドロっと母乳は消化が悪く、赤ちゃんの水分不足と重なる事で便秘になりやすくなってしまうのです。

 

母乳をドロっとさせる食材

『食材単位で考え出すとママが気に病むだけ』なので『こんな食べ物の摂りすぎは、少しだけ控えましょう』というリストを作りました。

 

揚げ物

油は血液をドロドロにするという事は健康茶のCMなどでも良く見かけますが、血液がドロドロになる=母乳もドロドロになるという事で、美味しい美味しい揚げ物を我慢するのは辛いですが『パパも一緒になって』揚げ物主体の食事は辞めましょう。

 

甘いもの

糖分が多い物を摂りすぎると乳腺炎の原因になってしまいます。私は妻のストレス発散も兼ねて週に1度~2度ケーキを買って帰って居ましたが、結果的に母乳の出は変わらなかった(息子の飲んでいる時間等を参考に)と思っているので、1週間頑張った自分へのご褒美くらいの軽い気持ちで、心に少し余裕を持つと良いかも知れません♪

 

お肉

お肉を食べたい時は、脂身の少ないお肉を茹でて食べると良いと言われています。しかしながら、お肉が食べたい日もあれば魚を食べたい日があるのが人間。サシが入りまくった超高級お肉だけでお腹を満たしたりは絶対しない。くらいの感じで居れば大丈夫です。

 

乳製品

乳製品を摂りすぎると、母乳が高脂肪の状態になってしまいます。赤ちゃんはまだまだ未熟で消化機能が発達しきっていない為、消化しにくい=便秘になってしまうという事で、過剰な摂取は控えましょう。

 

最重要はママの精神ケア

恐らく、私の書いた記事は母乳育児という考え方からすれば『制限が甘い』と感じることでしょう。しかしながら『母乳を作るのはママの血液である前に、ママ自身』という事を考えると『真っ先に考えなければイケナイのは、ママの精神的なケア・ストレス緩和』です。

 

満足な睡眠時間も得られない、自分の時間なんて殆ど皆無。そんな状況下で「アレもダメ、コレもダメ」なんて言うとママの方が先にダメになってしまいます。人間の三大欲求の1つである食欲から出た○○が食べたいという思いを叶えてあげる事で、緩和されるストレスが少なからず存在するので、『特定の食品だけを食べ続ける様な食生活はダメ』くらいに考えて良いと思っています。

 

鍼灸師の方から戴いた貴重なメッセージ

SNS上で毎回適切なアドバイスをくださる鍼灸師の先生からコメントを戴きました。コメントに書かれた内容を読んだ瞬間に「これこそが真理」と思ったので、掲載の許可を戴くよりも前に追記しました。

先生からのメッセージ

母乳のお悩み、不妊治療、さまざまな方がみえられます。一つ一つを数えると、本当に気が滅入ってしまいますが、鍼灸師の立場から一言でまとめさせていただきますと”健康”であることが理想だと思うんです。

健康をおろそかにしたままでは、妊娠も出産も、難しいし、リスクも跳ね上がります。まずは健康になって欲しいし、健康であればそんなにいろいろ問題は起こらないんです。

WHO(世界保健機関)が定義してます。「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」(日本WHO協会訳)

日本はWHO加盟国ですから、当然このように健康を定義してるハズです。しかも日本国憲法第25条で1,「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」2,「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」って言ってます。

 

それなのに、日本は屈指の健康管理おろそか国なんですよね。

『働きすぎなんです』

 

難しい気がしちゃいますけどもね。お仕事が大変な中で、全て満たすのは非現実的な気がしますけどもね。でも体調だけなら、ある程度は管理できるはずです。とくにママになることを決めたらば、あるいは近く視野に含めたのならば、なによりも“健康”になって欲しいです。

  • 悪いもの(ジャンクフードetc)はできるだけ食べない。
  • 悪い生活習慣はできるだけ避ける。
  • 適度な運動をする。

それぞれの生活スタイルにもよるでしょうから、専門家(鍼灸師・トレーナー)などのアドバイスも有効活用してください。

~終わり~

 

この先生は、抱っこのし過ぎで、腕の痺れが数ヶ月続いた時に適切なアドバイスをくださった方ですが、この人に出会えただけでブログを書いていて良かったと思える数少ない1人です。これからも、よろしくお願い致します。

 

母乳が出る・出ないで、ママの良し悪しは決まらない

母乳が出にくかった妻は、凄く悩み、ママとしての自分を強く責め立てていました。そんな妻を見ている事しか出来ない自分がイヤだったので、○○が良いと聞けば買いに走り、××が悪いと聞けば調理対象の食材からハズしたり、出来る事は何でもやりましたが体質的な部分を根本から改善してあげる事は出来ませんでした。

 

それならばと思い辿り着いたのが精神的なケアです。

母乳が出る出ないは、ママとしての資質に一切関係ありません。それどころか、毎日大変な育児をこなしながら「母乳の出が悪いのかも?」という細かな部分にまで気が回るアナタは、その辺のママより、よっぽど立派なママです。

パパから見れば、赤ちゃんと24時間365日同じ時間を過ごし、必死に頑張っているママは世界で一番立派なママです。

 

赤ちゃんの便秘と母乳の関係まとめ

育児中にストレス0は無理な話ですが、周りの助けも借りながら出来る限りストレスの少ない状況に持っていく事が出来れば、食事の制限もそれ程苦痛な物では無くなります。

揚げ物大好き!野菜嫌い!な私でも、妻・子供を思えば野菜中心の食事で我慢する事が出来たので、きっとアナタも大丈夫。どうしても改善しない場合はかかりつけの病院に行くという選択肢も残されているので『まずは、ママのストレス軽減』から始めてみては如何でしょうか。

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