3歳になった上の子は、顔を合わせるたびに「ねぇねぇ、パパ」と言ってくる。
- 一緒に遊んで欲しい
- アイスを取って欲しい
- お菓子を買って欲しい
- どこかに連れて行って欲しい
- 何かを教えて欲しい
要求は様々だけど、バカのひとつ覚えみたいに何度も何度も言ってくる。
子育てを初めて3年が経った
子供が産まれてからの3年間は、本当に色々なことがギュッと詰まった時間だった。
幸せなことがたくさんあった
- 初めて抱きかかえたとき
- 初めてお風呂にいれたとき
- 初めて一緒に眠ったとき
- 初めてミルクを飲ませたとき
- 初めて寝返りができたとき
- 初めてハイハイができたとき
- 初めてご飯を食べさせたとき
- 初めてあんよができたとき
- 初めて手を繋いで歩いたとき
- 初めてパパと呼ばれたとき
子供の成長が与えてくれる「初めて」は、どれも私にとって幸せなものだった。
写真や動画、ブログという目に見える形で残しているから、どれも昨日のことのように思い出すことができる。
悲しいこともたくさんあった
- おしりかぶれが酷くなったとき
- 謎の湿疹に悩まされたとき
- 風邪をひいたとき
- 病院に担ぎ込んだとき
子供の成長で絶対に避けては通れない病気や怪我を経験するたびに、何もできない自分の不甲斐なさを痛感させられて悲しくなった。
初めて「パパ嫌い」と言われたときは、天地がひっくり返るほどの衝撃を受けた。
ツラいこともたくさんあった
- 子育てや仕事のことで妻と喧嘩したとき
- 妻が子供を連れて実家に帰ってしまったときPart.1
- 転勤拒否や育休取得で会社と喧嘩したとき
- 妻が子供を連れて実家に帰ってしまったときPart.2
- 妻が子供を連れて実家に帰ってしまったときPart.3
子供を育てる上で避けては通れない”子育て”と”仕事”の板挟みに悩んだこともあった。悩みすぎて産後うつになったこともあった。
あっと言う間に過ぎてしまった時間
語彙力不足で上手くは表現できないけど、子供と過ごす時間は『1秒が1秒ではない』と感じている。
例えば、夜泣きしている子供を寝かしつけているときは「いつになったら寝てくれるんだ…」と時間の経過が遅いように感じる。その反面、夜泣きの悩みが喉元を過ぎると「そんなこともあったなぁ」と良い思い出扱いするようになって、あっと言う間に時間が過ぎてしまったような錯覚に陥ってしまう。
”大変”に直面しているときは時間の流れがゆっくりに感じる反面、”大変”が思い出に変わると時間の流れが早いように感じてしまう。
目の前に元気に笑う子供がいるからこそ、今思えばどれも可愛く思えてしまう。だから、大変だったという記憶はほとんどない。子供と過ごした3年という時間は、私にとって本当にあっと言う間に過ぎていってしまった時間。
「ねぇねぇ、パパ」と呼んでくれる時間
仕事が遅くなって疲れている日は、子供の「ねぇねぇ、パパ?一緒に遊ぶ?」に上手く答えられないときもある。一緒におもちゃで遊ぶのは大変だから「お風呂で遊ぼう」と言って逃げてしまう。
それでも、上の子はお風呂の中で楽しそうに「パパ、パパ」と言いながら遊んでくれる。そんなことがあった次の日も、上の子は笑顔で「ねぇねぇ、パパ?一緒に遊ぶ?」と聞いてきてくれる。
今日はサプライズでお迎えに来てくれた。疲れなんてふっとんだ! pic.twitter.com/z2gaM77rUu
— 三十路男の悪あがき (@30sman_blog) 2018年9月11日
駅までお迎えに来てくれた上の子の背中を追いかけながら、近い将来「ねぇねぇ、パパ?」と言って立ち止まって、振り返ってくれなくなる日が来るかも知れない。
そんなことを考えると、何だか少し淋しい気持ちになった。
辛いときこそ胸を張って笑おう
台風21号の影響で屋根が半壊したので、本音をいうと「笑えるような心境ではない」です。
ずっと前から予定していた家族旅行をキャンセルしようか?と何日も悩みました。
嫌なことから目を背けて過ごすことは現実逃避で何も解決しないから、屋根の修理費には必ず目を向けなければいけない。でも、それだけを考えて、ふさぎ込んで過ごすのは勿体ない。
楽しいこと、悲しいこと、ツラいこと、色々あるけど親が慢性的に凹んだ状態でいることは、子供に対して失礼。現実から目を背けることはせず、それでも胸を張って笑っていたい。妻や子供と一緒になって笑っていたい。
今日笑って明日も笑おう
明日は、家族が4人になってから初めての家族旅行。
キャンセル料を支払ってでも「差額を屋根の修理費に…」なんてことも考えたけど、子供が与えてくれる貴重な時間は、たった数万円では絶対に手に入れられないもの。
お金のことは後から何とでもなるし、何とでもする。そう思って行動すれば、きっと大丈夫。
今日も笑って、明日も笑う。
という訳で…。
明日、明後日は全力で楽しむぞ!おー!