子どもの入院で父親が仕事を休んであげられる限界

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前回の入院から3週間経たずして、下の子(0歳9ヶ月)が入院してしまった。

土曜日に風邪の症状が出たので病院に行って薬を処方してもらって、三連休は家から1歩も出ることなく自宅で安静にしていたのに、1日として39度の熱を下回ることはなくて、火曜日に再度病院に連れて行った。

血液検査の結果、CRPという炎症を表す数値が「振り切っている」と言われて、有無を言わさず入院することになった。

先月は子どもの入院で1ヶ月の半分以上を有休消化

子どもが入院することなんて、そう何度もあるわけではない(何度もあると困る)と言い聞かせて、先月は「会社をクビになっても仕方ない」と思えるくらい、休みまくった。

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会社が自宅からの作業を認めてくれたこともあって、子どもが起きている時間は子どもに100%。子どもが寝ている時間は仕事に100%。そんな生活を送ることができた。

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ハッキリ言って逃げ出したくなる(いっそのこと、辞表を提出したい)くらい、精神的にも肉体的にも大変だったけど、無事に子どもが退院するまで頑張り続けることができた。

 

そんな中で立て続けに起こった再度の入院

退院から3週間と経たずしての再入院。休日を除くと、出社した日数は10日程度。

 

正直、これ以上、仕事を休めないと思った。

「クビを覚悟」などと格好良いことを言うのは簡単だけど、実際問題、クビになって1番困るのは自分。入院費はもちろん、入院中の家族の生活にも普段以上の出費が伴う。

お金を稼がない訳にはいかない。

 

でも、休むしかないとも思った。

大部屋(15時~19時の面会時間以外は全て病院に任せる入院)に空きがなかった。下の子を入院させない選択肢は無い=24時間付き添いで入院させるしかなかった。

妻が24時間付き添い入院、私が仕事を休んで上の子(3歳)と2人で生活することにした。

 

会社には「子どもが入院したので」と正直に伝えた

会社には「下の子が入院することになって、24時間付き添いの病室しか空いていないから、妻は子どもと一緒に入院することになった。上の子を見ておく人がいないから、仕事を休ませてください。」と正直に伝えた。

そして「大部屋に空きが出たら移動するので、移動が終わったら出勤します。常に3歳の子どもが近くにいる状態だけど、出来る限り自宅で仕事をします。」と伝えた。

 

自分の体調不良などをでっち上げて誤魔化すこともできたけど、入院はいつまで続くかわからないということを経験した後なので、一切の嘘は付かなかった。

 

1度目の入院で、家族にも仕事にもちゃんと向き合うようになった。

 

父親が仕事を休んであげられる限界

入院した初日はどちらかの親が24時間付き添い必須だったので、もちろん仕事を休んだ。

2日目のお昼頃、大部屋に空きが出て移動することができた。午後から出社することもできたけど、面会に行ってあげたかったので仕事を休んだ。

 

大部屋に移動できたこと、上の子を見ておいてくれる環境に目処が立ったことを理由に、3日目からは仕事に復帰した。

 

初回の入院は8日間続けて仕事を休んだ。2回目の入院は2日休んだ。家族と仕事の両立を続けられる、私にとっての限界はここだった。

 

休んだ方が良い、悪いという話ではない

1ヶ月半の間に2回の入院を経験したことで、病院に預けておけば大丈夫だと思えるようになった訳ではない。子どもが病気で苦しんでいる姿に慣れてしまったという訳でもない。

 

私の「看病は任せろ」を信じてくれたように、妻の「看病は任せろ」を信じた結果、前回は8日間、今回は2日間、仕事を休んだだけ。

間違っても「休んだ父親が偉い、休まない父親がダメ」という話ではない。

 

家族と仕事のバランスをギリギリまで家族寄りに傾ける

妻が面会に行っている間、上の子を見てくれている2人の祖母と、2人の叔母には迷惑をかけてしまっている。

だから、偉そうなことは言えないけど、家族と仕事のバランスが崩壊しないギリギリまで、家族寄りに傾けた結果なので、誰に文句を言われる筋合いもない。

 

「できるだけのことはやった」と自分自身を納得させられるだけ、「できるだけのことをやってくれた」と互いに感謝し合えるだけ、夫婦お互いができることをやればそれで良い。

 

親の体調管理も蔑ろにすることなく頑張る

子どもが入院しないといけない状況にしてしまった責任を感じて、申し訳なさに押しつぶされそうなときもあるけど、今は後悔している暇はない。

ギリギリのバランスを保つために、親が「しんどい」と言っている暇はない。

 

1日でも早く子どもが退院できるように、退院した後の生活を、退院前より良いものにしてあげるために、必死で悪あがきするより他に選択肢はない。

 

精神的には滅入っていたとしても、食べれるときにしっかり食べて、休めるときにしっかり身体を休めて、退院してきた子どもを元気に迎え入れてあげないといけない。

 

「子どもが入院していて食事が喉を通らない」じゃなくて、「子どもが退院してきたときのために嫌でも沢山食べて元気でいる」くらいの気持ちで頑張ろうと思う。

 

あとがき

自分と同じか、それ以上に大切な子どもの入院は、親をマイナス思考に変えてしまう。

夫婦間、家族間でマイナス思考を吐き出す訳にはいかず、SNSでマイナスを撒き散らしてしまうことが最近は多い。遠回しに傷つけてしまっている人も居るかも知れない。

 

それらを正当化するわけでも、否定するわけでもないけど、少なからず「たくさんの人に読まれるから」は自分をさらけ出さない理由にはならない。

 

子育ての良いも悪いも全部さらけ出した個人のアカウントが、また好き放題言ってる。くらいでサラっと流してくれたら嬉しいなと思う。

 

今すぐ自責の念を書くと壊れちゃいそうだから、今回は移動中の気分転換。

こんな感じでおしまし。

 

子どもの病気と闘い続けて4ヶ月。子どもに疲れた顔は見せられないから、気張って頑張ります。