国際宇宙ステーション(ISS)で、宇宙飛行士さんが色々な実験をしている映像がテレビで放送されていた。
- 何度も回転すると目が回るのか?
- 濡れたタオルを絞るとどうなるのか?
- 寝るときはどうするのか?…など
そんな映像を他の誰よりも夢中になって見ていたのは、子ども(3歳)だった。
子どもの発想はかわいい
突然、食い入るように宇宙飛行士さん達の動きを見ていた子どもが、腕を大きく、そして早く、グルグルとまわし始めた。
こうやってして。
体操すんの?
パパも飛べないねぇ…。
飛ぶって何?
あぁ、宇宙飛行士さんが腕をグルグル回しながら、ふわふわと浮かんでるからか…。
子どもに宇宙だからを説明をしてみた
パパにもできないことがあると知った子どもは、すごくガッカリしていたので「宇宙だから飛べる」ということを説明することにした。
ゆうとが大きくなって宇宙飛行士さんになれば、宇宙に行けるかも知れないよ。
ゆうとはどこにいるの?
きょうばしのえき?
それはミックスジュース飲む駅やな。
パパとゆうとは地球っていう星の、大阪っていう所にいるよ。
「宇宙飛行士さんになれば宇宙に行ける」から「頑張ってお勉強しようね」でチャンチャン予定が大きく脱線。このときはまだ、子どもの発想に論破されるとは思ってもみなかった。
子どもに人間だからを説明したら論破された
宇宙の話から大きく脱線してしまったので「人間だから」を説明することにした。
でもね、パパとゆうとはこうやってお話することができるでしょ?
お話ができるから仲良しすることができるねん。すごいねぇ!
カラスさん凄いねぇ!
「宇宙だからふわふわと浮かぶことができるんだよ」が説明したかっただけなのに、息子はカラスとお喋りができるという驚愕の事実を突きつけられて、私は説明することを諦めた。
子どもの発想って面白い
宇宙でふわふわと浮かんでいる姿を見て目をキラキラと輝かせていたかと思えば、浮かぶ姿を真似して自分は飛べないという事実に凹んでみたり。
鳥さんは飛べる代わりにお話ができないと説明すると「チュンチュンってお話してるよ」って素敵発言を返してくれたり。カラスに至っては日常的に会話を交わしているようなことを言い出したり…。
子どもの発想って本当に面白くて、本当にかわいい。
大人になってしまった私たちにはわからない、思い出すことのできない、子どもだけの世界があるんだろうなって、そう強く感じるできごとでした。
子ども心は子どもに任せて大人は頑張ろう
「子ども心を忘れない大人」っていう響きに憧れた時期もあったけど、子どもが生まれてからも憧れつづけていたら、妻に「大きな子どもはいらん」って叱られてしまうから、子ども心は子どもに任せて、親は大人になるべきですね。
子どもが気持ちよく子ども心を発揮できる環境作り。これからも頑張ります!頑張りましょう!