産後1年半も生理がこなかった原因と再開するまでの苦難

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妻は産後1年半も生理がきませんでした。

生理が再開するまでの時間には『個人差がある』と認識していましたが、産後1年が過ぎた頃から『病気の可能性』も考えるようになりました。怖くなって調べてみると「1年もこなければ病院で検査を受けるべき」という意見と「2年までならこなくても大丈夫」という意見が並んでいました。

インターネット上の情報はあくまでも参考情報でしかなく、わが身に置き換えるのは危険と判断。万が一の可能性を考慮して妻を産婦人科に連れて行き、お医者さんに相談しました。

 

相談したときに先生から教えて貰ったこと、生理再開にむけて提案されたことを備忘録として書き残しておきますが、生理がこなくて悩んでいる人はインターネット上の情報を鵜呑みにせず病院に相談してみることをおすすめします。

産後に生理がこない原因として考えられるもの

産後に生理がこない原因として考えられるもの

産婦人科の先生からは「産後に生理がこない原因が病気であるケースは非常に少ない」と言われました。そして「生理がこない原因として考えられるのは大きく分けて3つある」と教わりました。

 

母乳育児(授乳)

脳の下垂体から分泌される『プロラクチン』という女性ホルモンには、妊娠中は乳腺を発育させ出産後は母乳の分泌を促す働きがあるのとは他に排卵を抑制する働きが備わっています。このことから母乳育児を続けている人ほど生理が再開しづらくなる傾向にあります。

 

ホルモンバランスの乱れ

乳幼児の子育てでストレスを抱える人は少なくありません。赤ちゃんを基準にした生活リズムで過ごす日々は疲れもたまります。デリケートな産後の体にストレスや疲れが重なりホルモンバランスを崩してしまうことが生理を遅らせる原因や生理不順をおこす原因のひとつになっていることも考えられます。

 

子宮の回復スピード

医学的な表現をあえて使わないとすれば産後の子宮は大きく広がって疲れた状態です。時間をかけてゆっくりと元の状態へと回復していきます。子宮の回復にかかる時間は7~8週間といわれていますが、回復力には個人差があるため再開するタイミングが遅れている原因になっていることも考えられます。

 

生理を再開させたかった理由

生理を再開させたかった理由

1年を過ぎた頃に芽生えた「もしかしたら、妻は病気なのかも知れない」という気持ち。産婦人科の先生に相談した後でも不安な気持ちが消えることはありませんでした。体調を崩す度に生理がこないこととの因果関係を考えてしまう日々から抜け出したかったからです。

先生から提案された解決方法は2つありましたが、片方は1歳半の子どもに悲しい思いをさせてしまうことが明白だったので保留。大人の努力だけで何とかなるもう片方だけを半年間続けました。

 

先生からの提案1つめ/疲れをとりましょう

先生からの提案1つめ/疲れをとりましょう

ストレスによるホルモンバランスの乱れや、子宮の回復スピードが生理を遅らせている原因になっているか否かを表面的に判断することはできないため、先生からは「子育てや日常生活の疲れを軽減させること」を提案されました。

 

疲れを軽減するためにやったこと

子どもが夜中に起きないようにする

子どもが夜中に何度も起きるせいで、妻は産後1度も朝までグッスリ寝たことがありません。疲れをとるために必要な睡眠時間を確保するために、子どもが少しでも長く寝てくれるように色々試しました。

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仕事から帰ったら子育てを手伝う

疲れの原因は子どもだけではありません。私の帰りが遅く晩ご飯の時間がバラバラだったり、平日は家のことや子育ての殆ど全てを妻が1人でやっているので疲れもたまります。少しでも早く仕事を終わらせて帰ったら何でも手伝うようにしました。

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妻が1人になれる時間を作る

1人の時間は体の疲れと心の疲れを癒してくれるので、休日になると子どもと2人で遊びに出かけるようにしました。例えそれが子育てのいいとこ取りだと言われても、少なからず妻のためになっていると思います。

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妻をイライラさせないように頑張る

これは私が勝手にやっていたことですが、些細なことで妻をイライラさせないように努力しました。「こっちがこれだけ気を使ってるのに」って逆にイライラしたこともありますが、妻が元気で無ければ私も子どもも楽しくないので耐えました。

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半年続けた効果は…

仕事をしながら手伝ってあげられることには限界があり、残念ながら半年間続けても目に見える効果(生理の再開)はありませんでした。しかしながら、精神面での負担は大きく減ったようで妻の機嫌は良くなり、産前のように明るくなりました。

 

先生からの提案2つめ/授乳をやめる(断乳)

先生からの提案2つめ/授乳をやめる(断乳)

先生からは「卒乳も選択肢のひとつですが、夫婦でしっかり話合って決めて下さい」と言われたので保留にしていましたが…。産後1年半が経過しても生理がこなかったので、子どもには申し訳ないと思いながらも授乳をやめるという決断を下しました。断乳した結果は言うまでもなく可哀相なものでした…。

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効果は目に見える形ですぐに出た

おっぱいを飲ませなくなって20日ほど経過したとき、目に見える効果(生理の再開)がありました。全くお腹が痛くならなかったようで最初は「不正出血?」とも思ったみたいですが、結果的にはちゃんと生理がきてくれました。

 

生理がきたら考えないといけないこと

2回目の生理がこない(無月経)などの可能性は残っていますが、問題なく生理が再開してくれていた場合、次に考えるべきは『2人目』のこと。2年の不妊期間を経て授かったことに対する不安は勿論、妻が死ぬかもしれないと思わせられるほどの難産だったことも考えると軽い気持ちで「2人目を作ろう」とは言えない。

でも、私達夫婦を親に選んでくれる子がいるのであれば、産んで育ててあげたいと思う。

 

とにかく、病気じゃなくて良かった

とにかく、病気じゃなくて良かった

生理がこなかった1年半の間に色々なことがあったけど、とにかく妻が病気じゃなくて良かった。周りから「2人目はどうするの?」って聞かれる度にハッキリと答えられない自分にモヤモヤしたけど、これからは縁に恵まれれば産みますと言える。

 

まぁとにかく…。

病気じゃ無くて良かった!