『父親の役目』は子どもにとってのヒーローであり続けること

「どんな時でも、元気に前向きに子育てをしてきました」などと胸をはって言えるはずもなく、もうすぐ4年を迎える子育て生活は悩んでは解決しての繰り返し。

 

妻にとっては良い迷惑だったかも知れないけど、子どもの笑顔を少しでも多く見るためには「父親に何ができるのか?」の答えが出せずに悩んだことも何度もあった。

パパは何でもできるスーパーヒーロー

パパはヒーロー?

4年という時間の中で出せなかった「父親の役目は?」という問題に対する答えは、バスタオルをマントのように身に付けた息子が何の前触れもなく答えを教えてくれた。

息子
パパは何でもできるからヒーローやねん!
三十路男
パパはヒーローなん?
息子
野菜を食べれるやろ?

ブロックも上手やろ?

天井に手が届くやろ?

お菓子買ってくれるやろ?

三十路男
天井…お菓子…。

うん、全部できる!

息子
だからな、パパはヒーローやねん!

パパみたいに大きくなったら、パパみたいなヒーローになるねん!

文字にするとバカな話に見えてしまうけど、何となく「自分のしてきたことは、間違いでなかった」という気がした。

 

父親の役目はヒーローであり続けること

父親

「ヒーローであり続ける=子どもにとって模範的であれ」という訳ではない。

  • 変身せずに隙だらけなときもある
  • ヤバくなって仲間を集めるときもある
  • 邪悪な気に飲み込まれて堕ちるときもある
  • 何となくイヤになって投げ出すときもある
  • 突然新しい力が目覚めるときもある
  • セクシーな相手に鼻の下を伸ばすときもある
  • 犠牲になって死んでしまうときもある
  • 打ち切りで職を失うときもある

ヒーローとはいえ生身の人間だから色々なことがあるけど、最終的には敵をドカンとやっつけて「私はヒーローです!」みたいな形で綺麗にまとめあげる。

 

「いくつになっても精神年齢が子ども」と言われることの多い男性だからこそ、子どもに求められたとき、子どもにとってのヒーローに変身することは難しいことではない。

 

子どもを叱るときもあれば、子育てが面倒くさくなるときだってあるけど、それはあくまで瞬間的なもの。1話毎に「子どもにとってのヒーロー」として終わることができれば、それはもう立派に父親としての役目を果たしていると胸を張って良い。

 

パパが越えられない壁であるために

ヒーローの休息

子どもから「パパみたいに」と言われるたびに、思い出すのは自分と父親との関係性。思春期の頃ですら「父親みたいにはなりたくない」と思ったことはなかった。今でも「父親のようになりたい、一歩でも父親に近づきたい」と思っているけど、残念ながら私の生涯で父親の壁を越えられる日がやってくることはない。

 

歳を重ねて衰えることもないその存在は、私の中で大きくなり続けている。目標で有り、目の上のたんこぶであり、人生の大先輩。私にとって父親は本当の意味で越えたくても越えられない壁。

 

死んでしまっては元も子もないし、私自身が越えられない壁になる自信もないけど、せめて子どもが子どもでいる間くらいは「パパは凄い」と思ってもらえるように、肉体的にも精神的にも子どもの要求を叶えてあげられる人で居続けたいと思う。

 

中年ヒーロー(34歳)は今日もゆく

中年ヒーロー

1歳の頃よりも2歳、2歳の頃よりも3歳と子どもの身体が大きくなるにつれて、34歳の中年ヒーローに対する子どもの要求は高くなってきました。

息子
パパ、ブリッジできるやろ?
三十路男
ブ…ブリッジ…だと…?
息子
ボクはできるで!

※頭も使って5点ブリッジ!

三十路男
15年…20年ぶりやけど5点ブリッジなら…。

ドヤッ!

息子
パパ、髪の毛が地面についてるよ!
三十路男
…見とけオラァ!

※キレイな4点ブリッジ!

息子
ちょっと、トンネルするわな!
次男
ちょっと、橋を渡りますね!
三十路男
壊れる!壊れるから!早くどいてくれえええ!

ヒーロー活動に怪我はつきもの。中年ヒーローは三日三晩、首と肩の筋違えで苦しみましたが、子ども達の笑い声の代償と思えば安い物です。

 

とは言え…土日の名残を引きずる生活はツライので、半年くらい前に妻からもらった「たまには好きな物を買って良いよ代」を使って、超高級マッサージ器を買いました。結婚してから自分自身に買った物のなかで1番高い買い物だったけど、ヒーローで居続けるための先行投資と思えば…うん、やっぱり高い。

子ども達と終日遊んであげられるのは週に2日しかないから、マッサージ器という心強い仲間を引き連れて、これからも怪我を恐れずヒーロー活動を頑張りたいと思います。