下の子(0歳10ヶ月)の後追いがひどい。
子どもが寝ている時間以外はいつも側にいてあげないと泣き叫ばれるくらい、後追いがひどい。上の子は後追いしない子だったから、今の状況は”本当にツラい”と感じてしまう。
そんな悩みに真正面から向き合っている子育て中のママ(妻)に向けて、後追いに関する情報全てと、具体的な改善方法を書こうと思う。
後追いはいつ始まるの?
後追いが始まるのは『自分の意思で動けるようになってきた頃』です。
一般的な成長過程でいうとずり這いやハイハイができるようになった頃から後追いが始まります。早い子では生後7~8ヶ月頃から動けるようになってくるので、その頃から後追いが始まります。
赤ちゃんが自己主張を覚え始める時期と重なることから、後追いを始めた頃は「泣きながら必死に追いかけてくる」という状況になってしまいます。
赤ちゃんはママを求める気持ちが強いことから、0歳の子育てで最も大変に感じる瞬間です。
後追いはいつまで続くの?
後追いが落ち着くのは『赤ちゃんが色々なことを学んだ後』です。
- 一人遊びできるようになる
- ママが返ってくることを覚える
- 周囲への好奇心が芽生える…など
日々の生活の中で、ママ以外の人・物と関わることで様々なことを学び、心と体の成長と共に少しずつ後追いしなくなっていきます。
掴まり立ちを覚えた頃から見える世界が一変して、ママ以外への関心を強める赤ちゃんが多くいます。その為、後追いのピークは0歳9ヶ月~11ヶ月となっています。
後追いの具体的な対処法は?
後追いの対処法は『親が少しでも心穏やかに過ごせる方法』と『余計な負担、気苦労を増やさない方法』です。※後追いの対処法=後追いを辞めさせる方法ではありません。
家事は頑張らなくて良い
後追いの時期は最も明確に赤ちゃんがママを求めてくれる時期であり、赤ちゃんとの信頼関係を築くために、とても大切な期間です。
自分の食事、子どもの食事など最低限必要な家事は仕方ないとしても、掃除や洗濯など「今すぐじゃなくても良い家事」は後回しにしてしまって良いんです。仕事から帰ったパパにお願いすれば良いんです。休日にまとめてやってしまえば良いんです。
子どもと過ごす時間以上に大切な家事なんてものは存在しません。パパがそれを受け入れてくれないなら、ブチ切れてやれば良いんです。ママはママ、家政婦さんじゃありません。
外出して気分転換する
小さな赤ちゃんを連れての外出は何かと大変ですが、赤ちゃんは少なからず家の中では受けられない刺激を受けることができます。
ベビーカーや抱っこ紐で近所の公園に連れて行ってあげたり、地域の子育て支援センターに連れて行ってあげたり、ベランダから外を覗くだけでも構いません。普段とは違う時間を過ごすことは、ママと赤ちゃん2人の気分転換に繋がります。
赤ちゃんの安全を確保する
そんなことを言っても、赤ちゃんがミルクをこぼした服は洗濯しないといけないし、24時間体制で外に居る訳にもいかないし。親だって人間だからトイレにも行くし。というのが子育てしている親のリアルな本音です。
どうやったとしても、赤ちゃんから離れなければいけないときは来てしまいます。
その度に「赤ちゃんが階段から落ちて怪我するんじゃないか?」とか「キッチンの方に出てきてしまうんじゃないか?」なんて気苦労を抱えていると、ママの心は壊れてしまいます。
ベビーゲージで危ない場所には入れない、出られないようにしてあげる。誤飲の危険がある小さな物は、赤ちゃんの手が届かない場所に置いておく。など安全確保はママと子ども2人を守ることに繋がります。
少しくらい泣かせていても良い
ママ達の中には「一瞬たりとも泣かせたくない」という思いから、抱っこ紐などを付けて家事を頑張っている方もいますが、私はそこまでするくらいなら「家事なんてしなくて良い」と思っているタイプです。
涙と涎をたらしながら号泣している姿は流石に可哀相ですが、構って欲しくて「え~ん、え~ん(早く来てくれないと本気で泣いちゃうよ)」と言っている程度であれば、少しくらい泣かせていても良いんです。
泣きながら自分1人の時間を過ごして、覚えることだってあるはずなんです。
後追いしないのは自閉症のサイン?
「後追いしない=自閉症の可能性」と書かれると、どんな親でも心配になってしまいます。冒頭で触れた通り、上の子は後追いをしない子だったので、その気持ちは良くわかります。
そんな心配を抱いているママに向けて、心配になって相談した小児科からの回答を記載しておきます。
参考までに、後追いを全くしなかった上の子はスクスクと成長してくれています。3歳になった今頃になって、何でも自分でやりたい後追いが始まって困っていますが…。
後追いが酷いときは何もしなくて良い
下の子(0歳10ヶ月)の後追いがピークに酷い状況で、更に上の子(3歳)の何でも自分でやりたい後追いが凄まじすぎる我が家。
私が「何もしなくて良い」と言っても、妻として母親として「やってあげたい」という気持ちが消えてなくなることはなくて、妻は肉体的にも精神的にも限界を迎えました。
旦那として父親としてやってあげられることだけでは収まりがつかない状態に陥ってしまったので、妻と子ども達を実家に帰すことになりました。
この件に関しては色々な意見をいただきましたが、「自分だけで、自分たち夫婦だけで子育ての全てをちゃんとこなすことができる」というのは親のエゴであり、ただの思い上がり。
子育ては何かを犠牲に何かを立てるの繰り返しです。
まずは夫婦でしっかりと現状を共有して、共通の意識を持つこと。そして、何を優先するべきなのか、どうして行くべきなのかをしっかりと相談すること。我慢を続けて親子の関係、夫婦の関係に見えないほど小さな傷をつけるのは良くありません。
子どものことを優先してあげることができれば、それが何よりの最良です。
後追いする姿を可愛いと思えるその日まで
5年も経てば、子どもは赤ちゃんから立派なキッズへと成長してしまいます。
「あの頃はパパ!ママ!って言いながら、追いかけてきてくれたのに」と少しだけ寂しい気持ちになるときは、すぐにやってきてしまいます。
子育てとは”今しかできないことをやってあげる”こと。家事なんて些細なことを気にするのではなく、子どもと過ごす貴重な時間を少しでも心穏やかに過ごせる方法を考えるべきです。
私も、今の状況を心穏やかに受け入れられるように頑張りたいと思います。