『旦那の褒め方』子育てがしたくなる魔法の言葉

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育児疲れ記事に対して以下のコメントをいただきました。

ひとつお願いがあります。

夫婦で尊重しあえるようになるためには、お互いを労り、褒めることが必要だと思うのですが、いざ、主人を褒めよう!と試みると、どう褒めたら良いのかさっぱりわかりませんでした…。

「仕事、いつもありがとう、ふへへへぇ」みたいな変な日本語も態度も変な感じになってしまったんです。私はいつも主人に、理解してよ!褒めてよ!と思っていますが、自分が出来ないことを相手に求めるのはおかしな話ですよね。

お願いというのは、旦那の褒め方について教えてほしいというところです。この記事の内容をみて、三十路男さんならいつか答えを記事にしてくれるのではというあわい気持ちでおります。三十路男さんには、男性の味方でもあってほしいという思いも込めて、よろしくお願い致します。

圧倒的なまでの過大評価に恥ずかしい限りなのですが、私は基本的に男性の味方です。

『育児疲れで晩ご飯が作れない』って妻が言うから実際に検証してみたに関しても、男性が子育てを知ることで家庭が円満に回るよ。という気持ちで書きました。

 

ご期待に添えるかはわかりませんが、自由奔放に生きてきた私が子どもと向き合う気持ちにさせられた魔法の言葉『旦那の褒め方』と併せて紹介したいと思います。

旦那を褒める必要はない

早速、旦那の褒め方と相反する言葉を書いてしまった訳ですが、私は「旦那を褒める必要はない」と考えています。意識的に褒める必要なんてありません。

 

意識的に褒めるとは?

例えば、毎日遅くまで働いてくれる旦那に対して「家族のために働いてくれてありがとう」は意識的に褒めていますよね?

 

実際には、気が向いたとき(旦那の機嫌がよろしくないとき)に「毎日遅くまでご苦労様」と言って缶ビールを差し出す程度で十分なんです。

 

妻に褒めて欲しい訳ではない

便宜上「妻に」と書きましたが、男性も女性も同じです。

  • 仕事
  • 子育て
  • 炊事
  • 洗濯
  • 家事

その他、家族としてどちらか片方(両方)がこなさなければならない全ての物事は、別に褒めて欲しいからやっている訳ではありません。

 

特に子育ては非常に大変なことなので「褒めて欲しいから」を燃料にしてしまうと、すぐに息切れを起こしてしまいます。

 

どうして欲しいか? ⇒ 認めて欲しい

夫婦と言えど元は赤の他人。

自分の行動を相手はどう考えているのか?と悩むこともあります。もちろん「自分だけが頑張っている」と感じればイライラもします。

 

結局の所、夫婦はお互いに「自分のしていることをちゃんと理解した上で認めて貰いたい」と思いながら生活していて、相手に認めていると伝えるための手段が「褒める」「労る」「感謝する」なんです。

 

旦那を褒める ≒ 旦那を上手に転がす

こんなことを書くと、また「主婦層に媚びてる」と言われてしまいますが、私は妻の手のひらで上手にコロコロと転がされているだけです。

 

仕事、子育て、家庭が(それなりに)上手く回っているのは、妻の転がし力のなせる技です。

 

転がり続けると形が変わる

小学生の頃、何度も作ったどろだんご。作り始めは凸凹でも、手の中を転がし続けていると、角が取れ、丸みを帯びて綺麗な形になっていきます。

 

旦那も同じです。

上手にコロコロすると、気持ちよく転がってくれるものです。

 

どろだんご作り同様、作り手は少し汚れて(内心イライラ)しまいますが、自分好みの旦那を作り終えたあとで綺麗に洗い流せば良いだけなんです。

 

旦那を上手に転がす魔法の言葉

ウチの魔法使い(妻)はことあるごとに「パパだから」「パパじゃないと」と言ってきます。これがもう気持ち良くて、心地よくて、コロコロ転がってしまう訳です。

※大袈裟ではなく、事実です。

雄斗:2歳5ヶ月

晴人:0歳1ヶ月

 

パパじゃないと

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”y6.png” name=”妻”]パパが抱っこすると泣き止むくせに、私が抱っこすると晴人は全然泣き止まへん…。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”]ちょっと、かしてみ。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”y3.png” name=”妻”](内心、引っかかったなバカがと思っていても顔には出さない)

…なんでパパが抱っこすると泣き止むんや。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”]あんな、晴人は抱っこのときに片手を股下に入れてお尻をしっかり支えてあげると大人しくなるで。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”y7.png” name=”妻”](内心、前も聞いたけどなと思っていても顔には出さない)

やっぱり、パパじゃないとアカンのか…。[/speech_bubble]

 

パパにだけ

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”]見てみて、この写真めっちゃ笑顔やろ?珍しいやろ?晴人も少しずつポテンシャル上がってきたやろ?[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”y6.png” name=”妻”]私相手にはそんな笑ってくれたことない。毎日おっぱいあげてるのに!怒[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”]やっぱりな、子どもはよう見とる。誰がいい人で誰が悪い人なのか、よう見とる。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”y3.png” name=”妻”](内心、ワンミルク+ワン寝かしつけ分楽になったと思いながらも、顔には出さない。)

パパにだけ笑顔とか…。今日はもうミルクなしや![/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”]ママあんなこと言ってるから、パパがミルクあげようねー。

あっち行こうねぇ。[/speech_bubble]

 

パパが作った

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”y7.png” name=”妻”]教えて貰ったレシピでポテト作ってみたけど、全然食べてくれへんかった。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”]ジャガイモに片栗粉まぶして揚げるだけやん。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”y6.png” name=”妻”]その通りやねんけど、雄斗にとっては違ったみたい。もうジャガイモ残ってないからお昼に作ってあげられへんし。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”](内心、メチャクチャ嬉しい)

しゃーないな、ちょっとジャガイモ買ってくるわ。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”y3.png” name=”妻”](チャンス到来!)

じゃあ、ついでに牛乳と豚肉と、売ってたら子ども用のシャンプーも買ってきて。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”](浮かれて正常な判断ができない)

任せろ!

雄斗~、パパと公園行ってお買い物いこ~。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”y3.png” name=”妻”](内心、2時間の休息ゲットと思っているけど顔には出さない)

よろしく![/speech_bubble]

 

番外編:家で息子がパパ言ってる報告

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”y6.png” name=”妻”]LINE:パパが仕事に行ってから、雄斗が「パパは?パパは?」ってずっと言ってる。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”]LINE:晴人生まれてから平日は中々遊びに出られてないもんな。今日はできるだけ早く帰ってお風呂入れるわ。今週末は雄斗と2人でお出かけするわ。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”y3.png” name=”妻”](こいつ、ホンマちょろいなと思いつつ)
LINE:よろしくお願いします的なスタンプ[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”30sman.png” name=”三十路さん”]脳内:雄斗と2人でどこ行こうかな。のどか村でジャガイモ掘りするか?遊園地でアンパンマンの電車乗るか?動物園で?

あっ、帰りに雄斗が好きなバームクーヘン買って帰ったろ。ついでやからママの分も買って帰ったろ。[/speech_bubble]

※妻の脳内はあくまでも私の予想です

 

旦那を上手に転がして子育てパパにする方法

旦那に明確な役割を与えてあげる

「家にいるときは」という条件付きではありますが、私には明確な役割がたくさんあります。

  • お風呂にいれる
  • 寝かしつける
  • ご飯を作る
  • 育児用品を調べる
  • 公園に連れて行く

家族として父親として「子どもに何をしてあげればいいか?」が明確であれば明確であるほど動きやすく、自分がやらなければいけないという使命感も沸いてきます。

 

妻から与えられた役割だと悟らせない

旦那に役割を与えるうえで「妻に与えられた役割だと悟らせないこと」はとても大切です。

 

旦那を上手に転がす魔法の言葉でも紹介した通り、気持ち良く転がしてあげなければいけません。

旦那はいびつな形をしたどろだんごなので、試行錯誤を繰り返しながら転がりやすいポイントを探さなければなりません。

 

転がり始めたら好きなようにやらせる

ここが一番重要です。

旦那が転がり始めたら、好きなようにやらせてあげてください。

 

いちいち口出ししていると、いつまでたっても「子育てはママの方が得意」という潜在意識が消えません。「自分だって子育てできる」と思わせるまで、怖々であっても見守ってあげてください。

 

旦那の発想が「子どもと一緒に」になれば完成

子どもをお風呂に入れる ⇒ 子どもと一緒にお風呂に入る

子どもを寝かしつける ⇒ 子どもと一緒に寝る

子どもを公園に連れて行く ⇒ 子どもと一緒に公園で遊ぶ

 

子どもと過ごす時間への発想が「与える」から「共有する」になれば、綺麗などろだんごの完成です。

 

旦那は超絶面倒くさい生き物

こうやって、男性目線で書いた旦那の転がし方を読んでみて、どうだったでしょうか?

 

超絶面倒くさいでしょ?

「何でこっちが下手にでてまで上手に転がしてやらなアカンねん」って思ったでしょ?

「バカみたいな理屈並べずに自分から進んで行動しろよ」って思ったでしょ?

 

でも、これは旦那も妻も同じこと。

 

夫婦はお互いが転がし合ってる(と錯覚している)くらいが丁度いい

面倒くさい感を強めに演出したので「こいつ何言ってんだ?」と思われていそうで怖いのですが…。

 

結局のところ、夫婦がお互いに100%理解し合うなんてことは不可能なわけです。胸を張れることではありませんが、私は妻のことを全然理解できていません。なんで機嫌が悪くなるのかすら、未だにわかっていません。

 

だからこそ、自分の気持ちを押し殺してでも転がすときは転がします。転がされるときは黙って転がされます。だから、妻本人の次くらいに、妻のことを理解しているつもりです。

 

夫婦お互いが「自分が相手を転がしている」「自分が気持ち良く転がされてやっている」と錯覚し合っているくらいが丁度いいんです。

 

難しく考えずに笑ってくれればいい

「お前は笑顔フェチだからだろ」と言われてしまうと言い返す言葉もないのですが、難しく考えて導き出した答え(お礼の言葉、感謝に基づく行動)よりも、裏表のない笑顔を返してくれればそれでいい。と思っています。

 

心に余裕がなければ笑うことはできないから、少しでも妻の心に余裕が生まれるように努力します。

 

1回の褒め言葉、感謝の気持ちよりも、毎日の小さな積み重ねの方が大切ですよ。

 

今晩すぐに実践できる、とっておきの魔法

「魔法の言葉だけじゃ足りない」という欲張りなアナタに、とっておきの魔法を教えます。

 

相手の目を見て、笑顔で「いつもありがとう」と言ってギューっと抱きしめる。

 

頑張ってここまで読んだのだから、今晩すぐに実践してくださいね。