上の子の成長を目の当たりにしたときに感じた幸せな気持ちを”100%”だとすれば、下の子の成長で感じる幸せは”80%”くらいかなと思っていました。
上の子が可愛いとか下の子が可愛くないという話ではなくて、純粋に「既に知ってしまっているから」という理由で、そう思っていましたが…。
子供の成長を感じ取ろうとする親の気持ちさえ忘れなければ、子育ての感動は何度でも、何人目でも100%で味わうことができるということを、最近は身をもって体験しています。
子供の成長は見落とすくらい些細なことの繰り返し
1歳になったばかりの下の子は、たったの5日で劇的な成長を遂げた。
1日目:バイバイの仕草を覚える
上の子には「いってきます」と手を振って、下の子には「バイバイ」と手を振ってから仕事に出かけるのが私の日課。いつもと同じように、下の子に向かって「バイバイ」と手を振ったのだけど、この日の反応は特別だった。
脇よりも少し高い位置まで腕を上げて、腕を上下にブンブンと振りながら「バイバイ」の仕草を返してくれた。
下の子の成長した姿を見られたことが嬉しくて、バカのひとつ覚えみたいに何度も何度も「バイバイ」を繰り返した結果、仕事に遅れてしまった。
5日目:バイバイの意味を理解して号泣
「バイバイ」と手を振り返してくれるようになってからは、ママがお風呂からあげてくれるときも、ミルクを持って寝かしつけにいくときも、パパと離れるときはいつも「バイバイ」を繰り返してきた。
そして迎えた5日目、下の子の反応は劇的な変化を遂げた。
「バイバイ」と手を振りながら仕事に向かおうとするパパの姿を見て、号泣する下の子。初めは「機嫌が悪かったのかな?」くらいにしか思っていなかったけど、そこから毎日、パパが「バイバイ」すると、下の子は泣いてしまうようになった。
しかも、仕事に行くときだけ…。
1歳の子供にどれだけ時間の感覚があるのか?はわからないけど、朝の時間にドアの前に立って「バイバイ」すると、100%号泣する姿を見ていると、1歳にして”バイバイ=パパが居なくなる”ということを理解しているとしか思えない。
その日から、毎日後ろ髪が千切れそうなくらい引っ張られながら、仕事に通っている。
バイバイできるようになる
バイバイの意味(パパがいなくなる)を覚える
毎朝出勤時に泣かれる←いまここ
下の子が可愛すぎてヤバい
— 三十路男の悪あがき (@30sman_blog) 2018年11月5日
子育ての感動をより多く味わう方法
私は他の人達よりも多く、子育ての感動を味わっている自信があるので、とっておきの方法を共有したいと思います。
子供の成長を夫婦で共有し合う
実は、子供が「バイバイを出来るようになった(かも知れない)」ということを、前日の夜から知っていました。だって、妻と子供が一緒に過ごした日中の出来事を共有してもらっているから。
夫婦がお互いに「今日はあんなことがあったよ、こんなことがあったよ」って、子供の成長を共有し合うだけで、子育ての感動を味わえる機会は2倍にも3倍にもなるんです。
もちろん、共有する子育ての話の中には”悩み”や”愚痴”が含まれることもありますが、それすらも、聞いている側としては「成長した子供の姿」だと思えてしまうんです。※悩みや愚痴を抱える相手に「可愛いやん」なんて言った日には叱られてしまうので、心の中で微笑むことしかできませんが…
写真や動画として可能な限り残していく
子供の成長した姿を残しすぎるあまり、スマホのSDカード(64GB)は既に4枚目。一時期は本体保存のiPhoneを使っていたことを考えると、子供が生まれてからの3年間で300GB~400GB分の写真や動画を撮影してきたことになります。
思い出として残している瞬間に味わえる何とも言えない幸福感はもちろんですが、撮影してから数ヶ月後、数年後に妻と2人で「この頃は~」と語り合いながら、写真や動画を酒の肴に楽しんでいるときなんかは、本当に幸せだなと感じます。
最近では、普通の写真や動画だけでは物足りず、360度カメラまで買ってしまう始末…。
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
一眼レフやデジカメと比べると遙かに安いコストで、子供達の姿を撮影するのは撮影ボタンを押すだけ。しかも、撮影した360度の写真は夫婦の会話に繋がりやすい。これがメチャクチャ重宝しています。
子育ての感動を感じられるか?は親次第
1歳半の検診で「他の子よりも、言葉が遅い」と言われた上の子と比べても、下の子は言葉の成長がゆっくりしている。
1歳を過ぎた今時点で、意思を持って発言できるのは「ママ」だけ。「パ」の発音は得意みたいで、パパの方を見ながら「パパパパ」と言ってくれるときもあるけど、テレビから聞こえてくるお歌に併せて「パパパパ」と唄っていたりするので、まだ「パ」という喃語自体に意味はないように思える。
相も変わらず、言葉が遅い=自閉症の可能性があるという記事を見てしまったりするけど、それは上の子のときほどではなくて、あくまでも子供の成長速度に併せてあげることが、親の役目だと思えるようになった。
そんな状態だからこそ、子供の成長を見逃したくないと強く思っているし、思いに見合った行動も起こせている自信もある。結局のところ、子育てを楽しいと感じるのも、ツラいと感じるのも親の気持ち次第。子育てに感動できるかも親次第ということを知った。
子育ての感動を経験したければ行動しよう
「子育ての何が楽しいのかわからない」という発言をして良いのは”本気で子供と向き合ったことがある人だけ”です。そして、それは”親として言ってはいけない発言”です。子供を生むということには、それだけの責任があるんです。
子育てが無償の愛だと言えるのは、長くても乳幼児期の頃まで。そこを過ぎれば、子供は与えたもの以上の幸せを返してくれる。乳幼児期はそんな土台を作るための時間だから、子育てに慣れるという意味でも頑張らなければいけない貴重な時間。
純粋無垢な子供だからこそ、始める時期に遅いはない。乳幼児期を過ぎてしまっていたとしても、全然遅くないから、子供との時間を1分1秒でも長く、充実した時間を過ごすために、行動を起こしてあげて欲しいなと思う。子供のためにも、自分のためにも。
子育ての感動/まとめ
子育てに悩むお父さんから「子育ての楽しみ方がわからない」という相談を受けたので、書きました。
世の中には「子供からの反応がないのに、楽しいの意味がわからない」という人もいますが、それは”子供が返してくれる、小さな反応に目を向けられていないから”でしかありません。
中には「子供と一緒になって遊べる頃から、子育てが楽しい」と思えるようになったという人もいるので、家族を大切にする気持ちがあれば、何の問題も生まないかも知れません。
でも、どうせなら子育て自体も楽しんだ方がお得だと思いませんか?
仕事が忙しくて子供との時間を取れない日もあるけど、それを言い訳にするのではなく、次の日に頑張る口実にする。そうして子供との時間を増やしていけば、必然的に子供の変化に気付けるようになります。
1度でも子育てに感動を覚えると、本当に癖になるので、騙されたと思ってお試しあれ!
あとがき
子育ての感動から話が少し逸れてしまいますが、実は先日、子供との思い出の写真が沢山詰まったカメラを落としてしまいました。
11月03日に神戸市立王子動物園でRICOHの360度カメラを落としてしまいました。
本体にしかない子供との写真がいっぱいあるので、もし見つけたよって人がいたら御一報ください。
園には届いていないから、見つかるわけないとわかりつつですが、RTしてもらえたら幸いです。 pic.twitter.com/l2gt2Jjp5S
— 三十路男の悪あがき (@30sman_blog) 2018年11月6日
たくさんの人達がRT・シェアしてくれたお陰で、無事手元に返ってくることになりました。
王子動物園でカメラを落としてしまった件に関しまして、正直、諦めていましたが、拾ってくれた方から連絡をいただきました。
該当ツイートをRT, いいねしてくださった方々、コメントやメッセージを送ってくださった方々。ホントにありがとうございました!
— 三十路男の悪あがき (@30sman_blog) 2018年11月7日
王子動物園で拾ったカメラを持って帰ってしまい、どうしたら良いかを悩んでいたとき、Twitterで該当のツイートを確認。ブログの問い合わせフォームからご連絡をいただきました。
スマホアプリを使って中のデータを確認できる所まで進めていたこともあって、私が落とした物だと解ったとのことでした。
— 三十路男の悪あがき (@30sman_blog) 2018年11月7日
子供達との思い出の写真が手元に戻ってくるのは本当に嬉しいですが、それと同じかそれ以上に皆さんが優しくて、嬉しかったです。
落とし物を捜す色々な方法を教えてくれてありがとうございました。拡散してくれてありがとうございました。後、タイムラインを荒らしてしまってごめんなさい。
— 三十路男の悪あがき (@30sman_blog) 2018年11月7日
該当のツイートを消してしまうと、お礼が言えなくなってしまうので、当面の間は削除せずに残しておきます。
本当は個別にお礼を言って回りたいのですが、更にタイムラインを荒らすことになってしまうので、こちらをもってお礼とさせてください。すみません。
本当にありがとうございました!!!!!
— 三十路男の悪あがき (@30sman_blog) 2018年11月7日
カメラが見つかったこと以上に、皆さんが優しくて、本当に幸せな気持ちになりました。
本当にありがとうございました。
探すのを手伝っていただいた皆さんに向けて、お礼の記事を書くべきか悩みましたが、ブログを書いている人だから探すのを手伝ってくれた訳ではないのに「見つかって良かった!」という形でブログが広まるのは違うなと思い、このような形で書かせていただきました。
二度と落とさずに済むように、首からヒモでもさげて持ち歩くようにします!
ありがとうございました!!