歯の生え始め頃から、赤ちゃんの行動は大きく変化します。
まだ歯が生えてきていない赤ちゃんを育てる親御さんは勿論、赤ちゃんの歯が生えてきたけど何をしたら良いか解らないという親御さんも、知っておきたい3つのことを理解して、しっかりとケアしてあげてください。
まずは、GWにアメリカから帰郷していた叔母から教えてもらった『Teething Pain』の話。「日本人は夜泣きという良くも悪くも都合の良い言葉で全てを片付けて、解決策を考えようとしない」と言われた時は衝撃を受けました。
Teething Painとは
Teething Painとは歯生期のむずかりを意味する言葉。日本でいう「夜泣き」くらい、海外では一般的に知られ、実際に使われる育児用語です。海外では『赤ちゃんの夜泣き・ぐずりの原因のひとつ』として『歯の生え始め時期のムズムズ』があるとされています。
「夜泣きが酷く、全然寝てくれない」と悩む私に、海外で3人の子ども・2人の孫を育てた叔母はTeething Painに対する対策を教えてくれたので、以下知っておきたい3つの事として纏めます。
歯の生え始めはいつ頃?
赤ちゃんの歯(乳歯)が生え始めるのは『生後3ヶ月~9ヶ月くらい』という、凄く広い範囲で説明される事が殆どで、本当に赤ちゃんによって様々です。中には産まれた時から既に歯が生えている赤ちゃんもいますし、遅い子では1歳になってからという赤ちゃんもいるので「周りの赤ちゃんは歯が生えてきてるのに・・・」と焦る必要はありません。
※1歳半頃まで生えてこない場合は、歯科医で診察を受けましょう。
乳歯が生えそろう時期
一般的には以下の月齢で歯が生えそろっていきます。
月齢・年齢 | 生えてくる歯 |
3~9ヶ月 | 下の歯 |
9~10ヶ月 | 上の歯 |
11ヶ月~1歳 | 上下4本ずつの歯 |
1歳~1歳6ヶ月 | 奥歯(第一乳臼歯) |
1歳9ヶ月~2歳 | 犬歯 |
2歳6ヶ月~ | 奥歯(第二乳臼歯) |
乳歯の全てが生えそろう時期は2歳6ヶ月~となっていますが、3歳~3歳6ヶ月頃までに生えそろう子どもが多いのが現状です。そして下の歯が生えてくる3~9ヶ月頃を境に、赤ちゃんのムズムズに対するイライラが始まります。
歯固めは凄く大切
歯固めには大きく分けて2つの効果があります。
赤ちゃんのストレス緩和
歯の生え始め頃から、経験した事が無いムズムズに赤ちゃんの機嫌は悪くなり、ストレスが溜まります。そんな時に歯固め用のオモチャなどを噛ませてあげる事で、ムズムズに対するイライラを緩和させてあげる効果があります。
噛むためのトレーニング
生後6ヶ月頃から、赤ちゃんの行動は「吸う」から「噛む」へ変化します。人が物を上手に噛む為に必要不可欠な唇や舌の動き、赤ちゃんは歯固めを口に入れて噛む事で自分の力で物を噛む為のトレーニングをする訳です。
オススメ!歯固め用のオモチャ
息子は生後3ヶ月頃に下の歯が生え始めたので、赤ちゃんの月齢・成長度合いに応じて歯固め用のオモチャを複数購入しました。子育てしている親御さんなら解る通り、赤ちゃんの興味は移りやすく戻りやすいので、未だにどのオモチャも現役です。
※読者さんから歯磨きに関する記事を書いて欲しいと言われて書きましたが、流石に1日で歯固めまではいけなかったので、使っている物を取り急ぎ掲載。
[sankou]アンビトーイ ラトルキー 【ボーネルンド】
[sankou]Sassy 【歯固めラトル】(ベストセラー1位)
[sankou]ピジョン にぎる・かむ
またピジョンの商品が居る訳ですが、下に行くほど息子が好きなオモチャです。固い部分が少ないので、何でも振り回してしまう赤ちゃんの事を考えると、パパ的にも一番安心出来る物。
歯磨きを嫌がらない為の準備
赤ちゃんの歯が生えてすぐは『歯磨きを嫌がらない』為の準備です。
歯磨きの練習は早いほうが良い
離乳食を始める少し前、スプーンに慣れさせる為にスプーントレーニングをする訳ですが、歯磨きも同様に歯磨きトレーニングをする必要があります。初めは柔らかい歯ブラシを使い、赤ちゃん自らの手で握ってもらい、歯固め同様にガシガシ噛む練習をさせてあげると良いでしょう。(※あくまで練習なので固い物では口の中を傷つけてしまいます。)
歯磨きの練習は勿論、自分で物を掴んで口に運ぶ練習にもなるのでオススメです。
オススメ!ピジョンの乳児ブラシ
歯が生え始めた頃は自分で掴むなんて事が全然出来なかったので、我が家では生後8ヶ月頃から開始しました。その為、ピジョンの推奨する対象年齢とは少しずれていますが、赤ちゃん毎の成長に合わせて使い分けていけば良いです。
後は『誤飲防止のプレート』が付属で着いているので、万が一の事故を防ぐことが出来るという理由でピジョンの乳児ブラシにしました。
歯磨き練習の注意点
初めは中々咥えてくれなかったり、逆の方を咥えたり、次々とパパ・ママを笑わせてくれる赤ちゃんですが、歯磨きを嫌いになって欲しく無いので『赤ちゃんが自分で歯ブラシをカジカジできたら、盛大に褒めてあげることが大切』です。
これは歯磨きだけに限らず、褒め倒すことで生後10ヶ月で一人で立ち上がり、一人で座り込めるまでに成長しました。←息子自慢
赤ちゃん、歯の生え始め/まとめ
赤ちゃんの歯に対して、最低限知っておかなければならない事は以下の3つです。
■1つめ
一般的な歯の生え始め時期を理解した上で、他の赤ちゃんと比べて歯が生えるのが早くても遅くても焦らない。(1歳半頃を過ぎても生えてこなければ歯科医に相談)
■2つめ
歯が生えることでムズムズして、何でも口に入れたがる様になったら、赤ちゃんの発育促進の為にも歯固めが非常に効果的。
■3つめ
食べ物以外を口に入れても嫌がらない練習+自分で物を掴んで口に入れる練習にもなるので、最初は柔らかい歯ブラシ+誤飲防止のプレートで練習させてあげる。
赤ちゃんの歯は小さく、赤ちゃんの口内は唾液の自浄作用で綺麗になる為、「歯が生えたから、歯磨きしないと!」なんて焦る必要はありません。まずは歯磨きを始める為の練習から始めましょう。
歯磨きをする時までに『歯ブラシを使う=パパ・ママと遊ぶ』という認識にしてあげれば、それは親のためでもあり、何より赤ちゃんの為になるので、皆さんも頑張ってくださいねー!
ウチの息子は10ヶ月時点で上下四本ずつの歯が生えているので、赤ちゃんが自分で歯ブラシをガジガジするだけでなく、そろそろパパ・ママが歯磨きをしてあげないとダメかな?と考えています。この辺りは、息子の成長に合わせて追って記事にしたいと思います。
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