専業主婦をしている妻に小遣いを渡すべく、繰り返し説得を試みてきました。
色々な切り口でお小遣いを渡そうとするも、返ってくる回答は「欲しい物は買ってるから大丈夫」という物。しかしながら、出産してから友人と遊んだのは1回だけ。欲しい物(服や靴など)を買った所は見たことがありません。
家計に対する妻なりの気遣いということは理解していますが、専業主婦業を考えれば考える程に『お小遣いを貰うべき』だと思えて仕方ないので、真面目に考えてみたいと思います。
※下部にある「専業主婦のお小遣いはいくら?」アンケートの集計結果を基に、この記事は完成となりますので、読んだ人はご回答よろしくお願いします。(クリックするだけ)
専業主婦の小遣いは世帯収入の2%~3%
専業主婦の小遣いは『世帯収入の2%~3%』という計算式があります。この計算式を元に年収400万世帯の主婦が使える小遣いを計算してみました。
■年間で主婦が使えるお金
最低:400万円×0.02=8万円
最高:400万円×0.03=12万円
■毎月主婦が使えるお金
最低:6,667円
最高:10,000円
旦那の小遣い相場
旦那の小遣いは『世帯収入の9%~10%』という計算式があります。この計算式を元に年収400万世帯の旦那が使える小遣いを計算してみました。
■年間で旦那が使えるお金
最低:400万円×0.09=36万円
最高:400万円×0.10=40万円
■毎月旦那が使えるお金
最低:30,000円
最高:33,334円
本当に「仕事 > 主婦業」なのか?
主婦のお小遣いが1万円、旦那のお小遣いが3万円という結果を見て違和感を感じる人はどれくらい居るのでしょうか。少なくとも私は物凄い違和感を感じています。『お小遣い=労働の対価』と仮定するのであれば『仕事 > 主婦』という事になりますが、本当にそれで良いのでしょうか?
実際に聞いた旦那の言い分
気になったら止まらない性格なので、少し前に入れられた同窓会用のLINEグループに居た既婚男性14人に聞いてみました。※少々胸くそ悪い話をピックアップ
既婚男性Tの証言
既婚男性Yの証言
既婚男性Iの証言
親しい所から聞いたリアルな言い分
14人分は統計として十分とは言えませんが、少なくとも『上辺では無いリアルな回答』なので男同士の見栄を加味しても、ここまで酷い認識なのかと気分を害する結果になりました。
■旦那の小遣いが多い理由
- 仕事付き合いとか色々あるから
- 稼いで来たのは自分だから
■主婦の小遣いが少ない理由
- 家事は仕事じゃ無いから
- 仕事よりも家事は楽だから
- お金を持つとサボるから
- 欲しいと言わないから
1人だけ2万円渡しているという人が居ましたが、案の定おおよそ想像していた通りの回答が返ってきたので「周りはこう言っている」は無視して個人的な見解を書いていきます。
最低でも「仕事 = 主婦業」であるべき
旦那が「家族の為に働いている」と息巻くのが自由ですが、妻も「家族の為に自分の時間を犠牲にして家事をしている」という現実があります。仕事の代わりに妻がしている家のことをこなせる気は全くしないので、最低でも「仕事=主婦業」であり、個人的には「仕事 < 主婦業」だと思っています。
それくらい、やらなければならない家のことは沢山あります。
旦那が知らない家の用事
妻に小遣いを受け取って貰うにあたり、家の隅から隅までを思い浮かべて家の用事を探してみました。そして「旦那はついつい知らないフリをしている家のことが多い」と痛感しました。
- トイレ
- お風呂
- 洗面台
- キッチン周り
- ベランダ
放っておけば勝手に綺麗になる物ではありません。
- スーツ
- カッターシャツ
- 靴下
- 肌着
- 下着
毎晩子人が現れて洗濯して乾かして畳んでしてくれる訳ではありません。
他にも書き切れない細々した用事が山ほどある上に子どもの面倒は勿論、口を開けば文句しか言わない子どもみたいな成人男性の世話係をしてくれています。主婦は家事するのが仕事やからって言うなら、仕事に見合った対価を支払うのは当たり前のことです。
旦那も妻も同じ額のお小遣い
旦那の小遣い3万円と妻の小遣い1万円を足すと家計から捻出している総額は毎月4万円。仕事に出られているのは妻が主婦をしてくれているお陰ということを理解して、それっぽい理由を付けるのも辞めて、旦那も妻も同じ額小遣い(毎月2万円)にします。
我が家は旦那の小遣い0円なので同じ額というのは難しいですが、少なくとも毎月3万円は自由になるお金があるので、そこから1万円+家計から1万円で合計2万円の小遣い制を導入することを決めました。
妻の小遣いの使い道
帰宅後に毎月2万円の小遣いを受け取って欲しいという話をします。旦那の気持ちを無下にはしない人なので受け入れてくれることは間違いありませんが、使い道は目に見えてます。
- 子どもの服
- 子どものおもちゃ
- 子どもの。。。
残った分は子どもの口座に貯金する。自分の物に使う姿を想像出来ませんが、小遣いの許す範囲という制限の中ではあるものの、買っても家計を気にしなくて良いとなれば少しは楽しく買い物が出来るかなと思います。
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専業主婦のお小遣いはいくら?アンケート結果
アンケートの集計期間が終了しました。659人から寄せられたリアルな声を円グラフにまとめました。
41%の人がお小遣い0円(無し)、30%の人がお小遣い1万円以下。全体で見ると7割以上の主婦が自由に使えるお金を貰うことなく生活しているということが解りました。
あとがき
かなり偏った意見であることは重々理解しているので「旦那と主婦の小遣いを同額にした方が良い」とは言いませんが、旦那が嫌いと言われてしまったらお終いです。『主婦に対する感謝』は何かしらの形で伝えてあげて下さい。お小遣いを貯めて買った花束でも、「いつも、ありがとう」の言葉だけでも構いません、旦那が思うよりも主婦は大変な仕事です。