子供が「あー」「うー」といった母音だけを使って声を出すクーイングを始めた頃は「早く、パパって言って!」と興奮を隠しきれなかった。
多音節からなる喃語に母音が混じり初め、私の方を見つめながら「パパ!」と言った瞬間は今でも思い出すだけで頬が緩む。その後、はなカッパを見つめながら「パパ!」と言った瞬間を思い出すと何とも言えない気持ちになる。
そんな経験を経て、1歳9ヶ月になった子供は単語をつなげて文章を話すようになった。
1歳9ヶ月の子供が理解して使っている単語
1歳9ヶ月で既に顔と名前(呼び名)が完全に一致している。
人物に関する単語
同じ家に住む人達のことは、しっかりと誰か理解した上で呼び分けることができる。
- 父親 ⇒ パパ
- 母親 ⇒ ママ
- 祖母 ⇒ バー
- 叔母 ⇒ ネェネ
因みに、一番初めに覚えた単語は「パパ」である。※諸説有り
食べ物に関する単語
食べ物に関する単語は非常に危うい…。
- バナナ ⇒ ナッ
- ジュース ⇒ ジュシュ
- お茶 ⇒ チャチャ
- ご飯 ⇒ ごあん
他にも色々な単語を使うのだが、特記するべきはお菓子類一式(おやつ)が「アンパン」だということ。ラムネやクッキーなどアンパンマンの商品があれば買いあたえすぎたのが原因だと思っている…。
乗り物に関する単語
乗り物に関する単語も結構危うい。
- でんしゃ ⇒ シャッ
- くるま ⇒ ブッブ
- トーマス ⇒ スッ
- パーシー ⇒ スッ
- ゴードン ⇒ スッ
電車に顔が描いてあればラクガキであったとしても「スッ」になる。
動物に関する単語
動物に関しては可愛い。
- 犬 ⇒ わんわん
- たぬき ⇒ わんわん
- トラ ⇒ わんわん
- 猫 ⇒ にゃんにゃん
- ライオン ⇒ にゃんにゃん
- きつね ⇒ にゃんにゃん
- ハト ⇒ ポッポ
- にわとり ⇒ ポッポ
- スズメ ⇒ ポッポ
- パンダ ⇒ ダッ
- ペンギン ⇒ ペンペン
幼い頃から動物園に何度も行った経験が生きているに違いない。
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行動にも単語を結びつけられるようになる
1歳9ヶ月を過ぎた頃から、人や物だけでなく行動にまで単語を結びつけて使い分けるようになった。
- 行く ⇒ ゴー
- 座る ⇒ おっちん
- 寝る ⇒ ねんね
- 食べる ⇒ あーん
行動=意思表示にも単語を発するようになった頃から、言うことを聞いてくれなくなった。自己主張の強い子供として怒ることはしないけど、相手するのが大変になってきた。
ジェスチャーを交えて会話を求めるようになる
パパが食べている物が気になると、子供はパパに向かって大きな口を開けて「あーん」と言ってくるようになった。要するに「口を開けて食べている物を見せてみなさい」ということ。
「何も食べてないよー」って言うとニコニコしながら「ごあん」と要求を繰り返される。間違って食べている物を見せてしまうと口の中に手を突っ込まれてしまうので注意。
実録!1歳9ヶ月が話す言葉
この動画を見て欲しい。
そう。
何を言っているのかが、全く分からないのである。
最初は「大好きなパパがいないことを悲しんでいる風」に見えるが、少し時間が経つと「引き出しの中に入っているアンパンマンラムネとジュースをよこせ」と言っているように見える。
しかしながら、ママに「ごはん食べる?」と聞かれると『この世の終わり』を体現するかのような行動を取る…。
1歳9ヶ月の子供が話す言葉は謎がいっぱいである。
子供の言葉を理解できないもどかしさ
最近は「子供が何かを必死で伝えようとしているのに、それを理解してあげられないもどかしさ」に悩むことが多い。
実際には「お菓子食べたい」とか「ジュース飲みたい」とか「公園連れてけ」なんていう自己主張に過ぎないのかも知れないけど、子供の言葉を理解した上で会話してあげられたらいいのになって思う。
1歳9ヶ月の子供相手でも適当な会話はダメ
最近になって「1歳9ヶ月の子供相手でも、適当に会話してはダメ」ということを学んだ。
何を言っているのか分からないからと言って「はいはい」「うんうん」言っていると、子供ながらに適当にあしらわれていることに気づくらしく、怒ってしまう。
逆に、分からないなりにも理解しようと頑張っている姿を見せているとニコっと笑顔を返してくれる。
つくづく、子供とは不思議な生き物だなと思う。
成長する毎に大変なことも増えてきたけど、子供の成長を肌で感じながら続ける子育ては本当に楽しい。