『消えた二歳児』子どもを連れての買い物はとっても疲れる

スーパーマーケットでの買い物は、上の子(二歳児)の気分次第…。

  • カートに乗ってくれる日
  • カートを押してくれる日
  • 子ども用のカゴを持って歩く日
  • 大人用のカゴを持って歩く日
  • 何でも自分で取りたがる日
  • お菓子コーナーに直行する日

イライラするときもあったけど、慣れてしまえば何のその。上の子の気分に合わせて「次はお肉を探してくれ~!」とか「牛乳がないんだ…。」なんて言いながら、ある程度ストレスなく買い物ができるようになってきた。

そう思った矢先、事件は起こった。

消えた二歳児_タイプライター

スーパーマーケットに着くと、真っ先に「今日はどのカート(アンパンマンやミッキーなど)に乗る?」と子どもに聞いてみるのが我が家の買い物スタイル。

だって、カートに乗ってくれた日は買い物が凄く楽になるから。

この日の答えは、残念ながらNo。

ゆうと君
じぶんでするでー。

そういうと、彼は子ども用のカゴを手に取り、2人で野菜コーナーへと向かっていった。

三十路さん
(適当な野菜をカゴに入れてやるだけの簡単なお仕事)

そう思った次の瞬間、彼は予想外の行動を起こした。

全力疾走

つい、数秒前まで目の前にいたはずの子どもが、まさかの全力疾走。私は目を疑った。

郊外のスーパーマーケットとはいえ、お客さんの数はそこそこ多い。誰かとぶつかって怪我をしたら大変…。

三十路さん
ゆうと!ストップ!

ゆうと!ラムネ!

ゆうと!ちょっと待って!

周囲の目などお構いなしに、大きな声で子どもの名前を叫びながら、必死で追いかけた。

全力疾走

止まる気などさらさらない子どもは、スーパーマーケット内の交差点をノンストップで左折。

万が一、他の子どもとぶつかってしまうと困るので、私はスピードを落としつつ左折。

そこに彼はいなかった。

小走りで次の角に向かい、覗き込んでもいない。次の角を覗いてもいない。時間にして1分に満たない時間が、恐ろしく長い時間に感じた。

最後の角を覗き込むと、そこには「ボクは買い物に来ています」というオーラをまとった、彼の背中が見えた。安堵と共に怒りがこみ上げてきた。

三十路さん
ゆうと、お前コラァ!こっちこい!

そう叫び、スピードを上げようとした次の瞬間…。

転倒

カートもろとも転倒…。

「大丈夫ですか?」と駆け寄ってくる若い店員さん。

「だいじょうぶ?」と駆け寄ってくる子ども…。

怒りも喜びもない。あるのは恥ずかしさだけ…。「すみませんでした、ありがとうございます」と伝え、落とした商品をカゴに入れて、足早にスーパーマーケットを後にした。

買い物に行きたくない妻の気持ちが少しだけわかった

妻がオイシックスやヨシケイなどの食材宅配サービスを利用する理由が、少しだけわかったような気がする…。

二歳にもなると明らかに不機嫌なときもあるわけで、そんなときは何を言っても聞いてはくれない。不機嫌なときの子どもを連れて、買い物へ行くのは…。

大変やわ。

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また週末になれば、子どもと2人で買い物にでかける

瞬間的に怒ることはあっても、喉元過ぎたら叱らないのが我が家のルール。子どもに心配されながら後にしたスーパーマーケット。帰り道で子どもを叱ることもなく、ずっと笑っていた。(笑うしかなかったともいう)

翌週。

スーパーマーケットには、カートに乗って大人しくしている子どもの姿があった。「ラムネを買うか?」と聞くと「ラムネはお家にある」と言われたので買わなかったのに、家に帰るとラムネがなくて泣かれたのは良い想い出。

今週はどんな姿を見せてくれることやら…。

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