卒乳してから10日が過ぎました。
私自身、1歳半の子どもにおっぱいを飲まない生活をしてもらうことを考えた時、最も知りたかったのが『卒乳して間もない頃の、子どもの様子』でした。これがネットで調べても全然出てこないんですよね…。
無理矢理おっぱいを飲まないように仕向けたことに対するマイナス面の本音を先に書いてしまったせいで、同世代の子どもを育てるママ達を混乱させてしまいましたが、卒乳間もない子どもの行動を見ていると卒乳してよかったと感じることが沢山あります。
ご飯をしっかりと食べてくれる様になった
おっぱいなしで寝かしつけた翌朝は起きてからも機嫌がすこぶる悪かったです。大好きなアンパンマンやおもちゃであやしても機嫌が良くなることは無く困っていましたが、最後の手段として出した朝食前のやさいパンで子どもの機嫌は急転しました。
どうやら、夜中に2度3度飲んでいた母乳が無くなったことでお腹が空いていたらしく、やさいパンを食べている間に作ったいつも通りの朝食をペロリとたいらげ、更には気分転換にと連れ出した喫茶店でもパパのおじゃがぱんを奪い取って1つ丸々食べてしまいました。
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「もっと食べたい」とアピールする様になった
卒乳する前に食べていた量のご飯を残すことは1度も無く、自分の分を食べ終わった後にパパママが口にする物を見て「もっと食べたい」とアピールしてくるようになりました。人間にとって欠かせない食べるという行為を自ら求める姿を見ていると成長してるな…。と嬉しい気持ちでいっぱいになります。
ご飯の遊び食べをすることが減った
おっぱいを飲んでいる時は心の何処かに「お腹が減ったら、おっぱいがある」という考えがあったのか、ご飯を食べる時に他のことに気を取られて食べてくれなかったり、おもちゃで遊んだり食べ物を手づかみで握りつぶしたり。所謂遊び食べをすることが多い子どもでした。
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ご飯を食べることが好きになった
卒乳してからは、ママが「ご飯を食べよう」と言えば自分でアンパンマンの豆チェアーを引っぱり出してきて、ちょこんと座って待っています。写真では寝起きすぐなので不機嫌そうですが、この姿がめちゃくちゃ可愛いんです。
真っ先に自分が好きなおかずを完食するのは依然と変わりませんが、目の前に運ばれてきた食事を残すこともなければ、食べている最中に遊び始めることも無くなりました。※お腹が膨れてくると小さなゲップをした後に自分で豆チェアーから出て遊び始めます。
水分をしっかりと摂ってくれる様になった
初めておっぱいなしで寝かしつけた時から、その兆候はありました。真夜中に起きた子どもはおっぱいを探して泣きながらリビングへと飛び出し、ママがいないことを知って更に泣きました。パパが子どもを抱き上げてストローマグに入れたお茶を口元に持って行くと見たこともない勢いでストローからお茶を飲んでいました。
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翌日以降は朝起きてすぐは勿論ご飯中や遊んだ後、お風呂上がりに飲む水分の量は増え、おっぱいがあるから大丈夫と言わんばかりに絶対飲んでくれなかった寝る前にも、しっかりと水分を摂ってくれる様になりました。
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卒乳してからママがもっと好きになった
おっぱいを飲まなくなってから、今まで以上にママを求める機会が増えました。ママの腕の中に自ら飛び込んで半ば強制的に抱っこさせてみたり、座っている膝の上に転がってママに膝枕をしてもらったり、とにかくママが好きで仕方無いみたいです。
子どもは甘えん坊さんくらいが丁度良い
卒乳する前より「甘えん坊さんになった」という見方もできなくはないのですが、子どもがすり寄ってきては抱きつかれたり手を引かれたりしているママからは、授乳できなくなった寂しさよりもママとして子どもに求められることに対する喜びの方が多く伝わってきます。
パパと呼んでくれる回数がかなり増えた
パパと二人っきりで一夜を過ごしたお陰なのか、子どものパパ好き度が上がりました。私が仕事に出ている間も寝室を指さしてパパ、布団を捲ってパパ、リビングに戻ってパパ。見るに見かねたママがテレビ電話をかけてくる程に、パパを好きになってくれました。
「これはパパが帰宅したら、とんでもないことんなるぞ」なんて思っていましたが、家に帰った瞬間に10連続くらいで「パパ!パパ!」言われた後は、何事も無かったかのようにアンパンマンのおもちゃで遊んでいました…。
卒乳したばかりの子どもは強い
卒乳した後も、おっぱいを求めてママの胸元に手を伸ばすことはあります。でも、おっぱいを飲ませて欲しいとせがむことは1度もありませんでした。おっぱいを飲みたいと思って行動を起こした後で、おっぱいは飲んではいけないと我に返ったように見える瞬間は可哀相に思えてしまう反面、グッと堪える子どもの姿を見ると尊敬の念すら抱いてしまいます。
この世に産まれた次の瞬間から、当たり前のように飲んできたおっぱいを飲んではいけないと堪えられるのは本当に凄いことだと思います。本能とか成長とかそんな糞の役にも立たない言い回しなんて関係無く、私達大人が習慣として癖付いてしまい辞められない物が沢山あるなかで、子どもは自分に与えられた安らぎの場でありママとのコミュニケーションの場でもある授乳を辞めて卒乳することができた子どもは本当に強い。
子どもの行動から見てとれる成長の証
卒乳したからこそ今があると言い聞かせても、子どもの涙を見た時に感じた強い後悔の気持ちが無くなることはありませんが、少なくとも視野の範囲を家族にまで広げた場合は、卒乳できて良かったと思っています。
パパとしてはママと子どものやり取りをみていると、男としての寂しさ?悔しさ?ヤキモチ?みたいな物がほんの少しだけあったりしますが、卒乳したことで家族みんながニコニコと笑いながら過ごせる時間が増えてきたので、引き続きママと子どものケアをサボることなく数ヶ月後、数年後の自分が笑顔でいられるようにパパは頑張ろうと思います。
パパ目線で書いた断乳記事を読んで「卒乳させるかを悩んでいる。」という人は『子どもに卒乳させる?させない?ではなく、その時が来たらちゃんと守ってあげる方法』を悩んであげてください。家族みんなの問題なので、子どもだけじゃなくママのケアもお忘れ無く。
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因みに、写真の自然公園はブログで毎度お馴染み淡路島です。
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