1歳の子供を叩いてしまったと自己嫌悪におちいるママもいれば、一度も手を上げたことがないというママもいる。
言うことを聞かなかったり、悪いことをしたら叩かれて当たり前だというパパもいれば、小さな子供に手をあげたママを見て幻滅するパパもいる。
夫婦間ですら完全には一致しない『子供のしつけ』に100%の正解はないのだけど、言葉が通じない(言っても分からない)1歳の子供を叱るときにみんながどうしているのか?
アンケートと併せてわが家のしつけ方法も残しておきます。
子供を育てるママ達の回答
アンケートの集計期間が終了したので、円グラフにまとめます。今回は子育て世帯のママ147人に回答戴きました。
SNSへのコメントで多かったのは「ぺちん」と優しく手を叩いたりするだけで、グーで殴ったり本気ではたいたりは絶対にしない!という声でした。
しつけで子供を叱って叩くシチュエーション
今のところ、わが家で子供を叩くシチュエーションは1つしかありません。
ママの顔を全力で叩く子供
もっと遊びたい子供の横に布団を敷き「ねんね~」と言って目をつむるママ。
そんな姿を見た子供はママの顔の前まで移動する。身体全体を使って腕を高く振り上げて、思いっきりママの顔に手を振り下ろす。
叩いた際の「パチーン」という大きな音が表す以上に、痛いことは身をもってしっているから、こうなった後、ママのしつけにパパは一切口だししない。
自分が叩いた場所と同じ所を「ペチン」と叩かれる子供
ママは声色を変えて「顔はペチンしたらダメって言ってるでしょ!」と叱りながら、子供がほっぺたを叩いたならほっぺたを、おでこを叩いたならおでこを。子供の目をジッと見つめながら、本当に軽く軽く「ペチン」と音が鳴るように叩く。
ペチンでは怒られていることに気付かない子供
子供にとっては遊んで貰っているように感じるらしく、ママにペチンされた後はいつも嬉しそうに笑う。その後、パパの方を振り返るまで怒られていることに気付いていない。
パパに叱られて泣く子供
ママにペチンされても遊んで貰っていると思っている子供がパパの方を振り返ったタイミングで、パパは低い声(怒ってるアピール用の声)で「ママの顔をペチンしたらダメでしょ」って子供を叱る。
ここで初めて怒られていることに気付き、嘘泣きから本泣きへと進んでいく。
最後は「ごめんね」して「よしよし」して終わり
泣いている子供にパパが「ママにごめんねして」と「ママが痛い痛いしてるから、よしよししてあげて」と伝える。
泣きながらごめんねして、よしよしした後はママが子供をギュッと抱きしめてお終い。
子供が1歳半を過ぎた頃から、こんなことが週に1度くらいのペースで行われている。何故か毎回、叱ったパパが悪者となり子供に睨まれるのは悲しいけど、我慢している。
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子供を叩くしつけは必要なのか?
叩かないで済むなら叩かない方がいい
これは当たり前の話なのだが、子供を叩かないで済むなら叩かない方がいいに決まっている。子供は叩いてしつけた方がいいとは絶対に思わない。
痛みで教えるしつけも時には必要
まだ言葉を十分に理解できない1歳の子供に言い聞かせることは難しい。痛いこと(他の子を叩いたり、つねったり)をしてはダメだと教えるために、本来感じるハズの痛みの1/10でも1/20でも子供に体験させるしつけも時には必要なのだと思う。
親の都合で子供を叩くのは絶対にダメ
※主にしつけのアンケートで1, 2を選んだ人に向けてのメッセージ。
子供を叩く理由が「イライラしたから」など親の都合である場合は、今すぐに子供を叩くことは辞めて欲しい。親の機嫌次第で手を上げられたり優しくされたりするのは子供が可哀相。絶対にダメ。
子供を叩いてしまったことを後悔した時は
本当に必要なしつけであった場合、子供を叩いてしまったことを後悔することは少ない。
叩いたことを後悔している時点で「本当に子供を叩く必要があったのか?」と自分の行動に疑問を感じている状態である可能性が高い。
そんな時は子供に全力で「ごめんなさい」した後、ギュっと子供を抱きしめてあげて欲しい。そして、次に子供が同じことをした時は叩かないであげて欲しい。
しつけを通じて親も子も少しずつ成長していけばいいと思う。
子供を叩くしつけに対する本音
個人的には『子供が何をしたとしても、叩くほどのことではない』と考えている。
子供と長く接する母親の判断を尊重する
でも、妻が考える「子供が外でお友達を叩いたりしないように」という考え方も十分に理解出来る。子供と接する時間が私よりも長い妻の判断を尊重するつもりでいる。
母親である前に、自分が「この人しかいない」と選んだ女性なので間違った判断はしないと信じているから、虐待などに繋がる可能性がでないように妻の精神状態を良い状態に保つことに注力している。※もちろん、万が一の可能性も考えて見守っている。
イラッとしたときは大きく深呼吸
昔から怒りやすい性格ではあるが、子供に対してだけはイラッとした次の瞬間に『大きく深呼吸』するようにしている。
朝から子供と遊んで疲れのピークを迎えた夕方の買い物中、言うことを全然聞かずにスーパーマーケット内を走り回る息子に「今日こそは、特大のゲンコツを食らわてやる!」と思うときもあるけど、深呼吸して落ち着くことで1度も手をあげたことはない。
父親が子供に手をあげるとすれば
父親として子供に手をあげる時がくるとすれば、もっともっと大きくなって中学・高校に通う頃、人としての道を踏み外す可能性が見え時。その時はパーではなくグーだと思う。
私自身、父親に殴られるようなことをしてこなかった(父親が寛大過ぎるだけともいう)ので子供に自分が手をあげるシーンは想像がつかないけど、いつかそんな時が来るかも知れないと予想はしている。
子供への愛が伴わない行動だけはしない
軽く叩いたり、大声で叱ったりするしつけの方法は肯定も否定もしない。本当の意味で子供のためを思った親の行動、子供への愛が伴う行動なのであれば、子供にはきっと親の気持ちが伝わる。
これからも、愛のない行動だけはしないようにしたい。
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