『子育てのストレス発散方法』が子どもと一緒とか幸せ過ぎる

昨日、子育てを初めて3年の間で「最もストレス発散できた」と思う出来事がありました。

妻に「自分でもビックリするくらい、ストレス発散になったよ」と伝えても、返ってきた反応は半信半疑そのものだったので、第三者であるブログの読者さんには信じてもらえないかも知れませんが…。

これから書くストレス発散方法は「良い父親に見られたい」がためのポーズでもなければ、イメージアップの戦略でもありません。私が本当にそう感じたことです。

過去に試した”子どもから離れる”ストレス発散方法

子育てと仕事の板挟みにあってイライラしたり、子育て世帯への理解がない社会に対してイライラしたり。意見の食い違いから夫婦喧嘩してイライラしたり、イヤイヤ期や何で何で期の子どもにイライラしたり…。

ストレスがピークに達したとき、真っ先に試したのは『子どもがいない場所で、ストレス発散する方法』でした。

1人で趣味に没頭する時間

趣味に没頭する

私のイライラを見かねた妻が、1人で自由に過ごせる時間を作ってくれたことがありました。

夜泣きなどで慢性的な睡眠不足なので「ゆっくり寝よう」と思いましたが、慣れとは恐ろしいもので、朝になると勝手に目が覚めてしまいます。二度寝しようにも思ったように寝付くことができませんでした。

それならばと”自分の趣味”を思い返してみましたが、趣味から離れて早数年。朝から晩までという決められた1日の時間の中でやる気を再燃させて没頭するまで、気持ちを高めることができませんでした。

結局、その日は散らかったおもちゃを片付けたり、普段は中々手を付けられない場所を掃除したり。子どもから離れて1人になっても、子育てから離れることはできませんでした。

親しい友人と過ごす時間

妻が私に1人の時間をプレゼントしてくれたのは、1度や2度ではありません。時には予め友人の都合を確認して、遊びに出かける予定を立てたこともありました。

友人と合流して、ご飯を食べながら「子どもが大きくなってきて~」という話をして、自宅に招いて「子どもが生まれると~」という話をして、相手から「何歳頃から遊びに連れていくようになった?」と質問されて…。

話すことと言えば家族や子どもの話ばかりで、他の話題と言えば仕事や共通の友人に関することくらい。

思い出話で盛り上がることはあっても、後は終始落ち着いた感じで世間話。本当に親しい友人同士なので、その時間は苦でないし、普段の生活では味わえない貴重な時間ではあったものの、両手放しで楽しいと言えるものではありませんでした。

子どもから離れても、親は子育てから離れられない

”子どもから離れる”ストレス発散方法を試せば試すほど『親という生き物は子育てからは離れられない生き物なんだ』という思いが強くなっていきました。

子どもとの生活でストレスを感じる瞬間を考えてみた

布団の中で考える

平日の仕事が終わった後と休日だけしか子どもと過ごすことができない父親が「ストレス」なんて口にすると世の母親達に叱られてしまいそうですが、週のたった2日、3日だけでもストレスが溜まるくらい子育ては大変だよね。という優しい目線で読んで貰えると助かります。

「親は子育てから離れられない生き物だから、子どもから離れてもストレスを発散することは難しい」と考えた私は『子どもと一緒に過ごしながらストレス発散する方法』を探すことにしました。

  • ご飯
  • 着替え
  • 買い物
  • 遊び
  • 寝かしつけ

その他、子どもと物事を共有する中でイライラしてしまう瞬間を思い返しました

ひとつの仮説を立てることに成功した

「ご飯を食べながら遊んではいけない」と言っているのに、ある程度お腹が膨れてくるとおしゃべりや遊びに夢中になる子ども。そして、お決まりのようにお茶のコップをこかしたり、食べこぼしをしたり。

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「寝かしつけのときに大きな声を出してはいけない」と言っているのに、寝たくない一心で必死に抗おうとする子ども。そして、毎晩毎晩大きな声でお歌を唄ったり、寝落ちしかけている親の上に覆い被さったり。

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そんな日々の生活の中でイライラする瞬間を思い返した結果、〇〇したいのに、してくれない」が原因ではないか?という仮説を立てました。

予定を決めずに子どもとおでかけしてみた

自由気ままなお出かけ

着替えて欲しいのに、おもちゃで遊んで着替えてくれないからイライラ。買い物に行きたいのに、公園で止まって進んでくれないからイライラ。そんな「〇〇したいのに、してくれない」を完全に取っ払って、何も予定を立てずに自由気ままに子どもとおでかけしてみました。

目的地はないので進む方向は子ども次第

家を出ないことには自由気ままもクソもないので、スタートだけは「お散歩に行こう」と言って子どもを連れ出しました。私と子どものお出かけはいつもクルマ移動なので、今回は敢えて徒歩を選びました。

四方八方どちらに進もうとも、子どもと立ち寄れる場所(公園やスーパー、果物屋さんやパン屋さんなど)が少なからずあります。

目的地は決めていないので、子どもが進みたい方向に、子どもの好きなように歩かせました。

移動中はずっと子どもと会話

家の中だとおもちゃやテレビの誘惑で会話に集中してくれませんが、徒歩で移動しているときなら話は別。真剣に話を聞いて、真剣に答えてくれます。

三十路さん
夏になると暑くなるねん。

秋になると涼しくなるねん。

冬になると寒くなるねん。

ゆうと君
寒いのは嫌やなぁ
三十路さん
夏になると?
ゆうと君
暑くなる!
三十路さん
秋になると?
ゆうと君
寒くなる!
三十路さん
ぶぶー!寒くなるのは冬です!
ゆうと君
冬になる!
三十路さん
…秋になると冬になる。

…ピンポーン!

ゆうと君
もっと教えたって!

移動中はずっと大きな声でそんな会話をしていました。

立ち寄れる場所には積極的に立ち寄る

子どもが自由気ままに進んだ先には商店街がありました。買い物を目的に出かけたときは、絶対に立ち寄らない(立ち寄らせない)場所にも、積極的に立ち寄りました。

お菓子屋さん

ゆうと君
何か良いものあるか見てくる!
三十路さん
いや、お菓子屋さんやなか。良いものしかないやんけ。

好きなのひとつ買ってあげるから持っておいで。

ゆうと君
ゆうと、アンパンマンのチョコレートにするわ!
三十路さん
…買う物はいつもと同じなのねw

揚げ物屋さん

三十路さん
コロッケ食べる?
ゆうと君
ゆうとコロッケ食べる!

今、食べる!

三十路さん
ママのも買うから晩ご飯に食べようね。
ゆうと君
じゃあ、チョコレート食べる!
三十路さん
ダメー!

果物屋さん

三十路さん
大変だ!ミックスジュースが売ってる!
ゆうと君
ミックスジュース好き!
三十路さん
イス置いてくれてるから、ここに座って飲もうか。

ミックスジュースを飲む上の子

ゆうと君
チョコレート食べて良い?
三十路さん
ダメー!

キムチ屋さん

三十路さん
ちょっとキムチ買って帰るから待ってね。
ゆうと君
ゆうとキムチ好き?
三十路さん
キムチは辛いから食べられないんちゃうかな?
ゆうと君
ゆうとキムチ嫌い!

だから、チョコレート食べる!

三十路さん
…公園行って食べよっか。
ゆうと君
公園行く!滑り台する!

公園

三十路さん
ここの公園、滑り台ないね…。ブランコはあるけどお友達が遊んでるね…。
ゆうと君
ゆうとがブランコしたいのに、アカンなぁ!
三十路さん
チョコレート食べてお家帰ろうか!
ゆうと君
そうする!

おもち屋さん

三十路さん
ちょっと待って、おもち屋さんがあるわ!

きなこ餅食べる?

ゆうと君
ゆうと食べない!
三十路さん
あんこのおもちは?
ゆうと君
ゆうと食べる!

帰り道も寄り道しながら無事帰宅

寄り道しながら帰宅

「買い物もできたら良いな」とは思っていたけど、買い物できるとは思ってなかった自由気ままなお出かけ。気がつけば食べきれないくらいたくさんの食べ物を買って帰ることができました。

ゆうと君
ママ!夏になると?
夏?
ゆうと君
寒くなるでしたー!
三十路さん
おしい!

暑くなる!

ゆうと君
暑くなるでしたー!
(何の話してるのか全くわからない…)

毎週2人でおでかけしたいくらい楽しすぎてヤバかった

私の語彙力では「楽しすぎてヤバイ」という言葉しか出てこないのですが…。

妻と意見のすり合わせをする必要もなければ、顔色を伺う必要もない。子どものやりたいようにやらせてあげることができて、素直に子どもの行動全てを可愛いと思える時間。

ノンストレスを通り越して、溜まっていたストレスを全てかき消してくれるほどに、めちゃくちゃ楽しかったです。毎週自由気ままにお出かけしたいと思うくらい幸せな時間でした。

子どもと一緒に過ごす&ストレス発散できる=最強

子どもがいない時間にストレス発散を求めていた頃と比べて何が違うのか?

それは、ストレス発散にあてる時間の作りやすさ

ワンオペで0歳と3歳の子どもを連れてでは難しい(かも知れない)けど、「妻に下の子と2人で、家でゆっくりしていてもらう」という綺麗事を用意するだけで、私は上の子と2人で自由気ままなお出かけをすることができます。

これはもう最強と呼ぶに相応しいストレス発散方法です。

子育てする時間が少ない父親にこそ試して欲しい

父親が書いた子育てブログに「子どもと2人でおでかけすると良いって書いてたから、次の休日は子どもを連れて遠出してくる」って突然伝えると、母親からはまず間違いなく「えっ?遠出は危ないんじゃない?大丈夫なん?」と言われてしまいます。

  • 子どもと2人で近所の商店街
  • 子どもと2人で近所の公園
  • 子どもと2人でショッピングモール
  • 子どもと2人で少し離れた大きな公園
  • 子どもと2人で動物園や遊園地

一緒に行動する父親と子どもはもちろん、家で待つ母親も慣れることが大切。一足飛びに遠出するのではなく、まずは近場から始めてみてください。

きっと、自分には縁がないと思っていた新たな気付きと出会うことができますよ。

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