そう遠くない将来、『子育ての方法』に悩む時が必ず来ると思っています。
- 他の子と比べて成長が遅い
- 勉強が出来ない
- 運動が苦手
- 悪い友達と付き合っている
その他、本当に些細なことまで親は気になって仕方ありません。自分の親がそうだった様に、どれだけシッカリとした意識を持っていたとしても「育て方を間違ったのでは無いか」と一時的な悩みを抱えてしまう時は必ずやってきます。
そんな将来の自分を見越して、0歳~1歳まで子育てをして解った『子育ての方法』を残しておこうと思います。子育ては、ある物を子どもに与えてあげるだけ。
0歳~1歳までの成長
本当にアッと言う間に過ぎてしまった1年という時間。親として成長出来たかと言われると答えはNOですが、子どもは恐ろしい早さで成長していきました。
生後2ヶ月で寝返り?
月齢2ヶ月を迎える直前、コロコロと身体を揺らしながら遊ぶ子どもに『右手・右足を左側に移動して、体重移動で転がる遊び』を教えました。可愛い姿を見たい一心で試した遊びのせいで、生後2ヶ月で寝返りをしようとする子どもを前に、夫婦共々眠れない日々が続きました。
生後4ヶ月で本格的に寝返りの練習
この頃には随分と身体がしっかりしてきたので、寝返り防止クッションを取り払い本格的な寝返りの練習を始めました。
- 腰を捻り
- 足を交差させて
- 身体の重心を移動
赤ちゃんの寝返りは重心移動で行うということを手取足取り子どもに教えました。何度も反復練習をしていると、アッと言う間に寝返りが出来る様になってしまいました。
生後5ヶ月で離乳食を開始
多くの物に興味を示し、何でも口に入れる様になってきた頃、離乳食を始めました。スプーンの上に乗る物が何とも解らない子ども相手に食べるフリを交えながらゴックンする事を教え、生えかけの歯でモグモグする事も教えました。
生後8ヶ月でハイハイを習得
同じ月齢の子がハイハイを始めたという話を耳にする中、ウチの子どもは中々ハイハイをしてくれませんでした。普段から「子どもの成長は個人差があるので、周りの子の成長は気にしない」と偉そうな事を言っている癖に、ハイハイしないと転びやすい子どもになるという噂を聞いて心配になり、練習方法を探りました。
ジョイントマットの大判を部屋中に敷き詰め、ハイハイ出来る空間を子どもに提供。その上で妻の冷ややかな目線を無視してパパが部屋中を何度も繰り返しハイハイして、移動する術を教えました。
0歳児の成長で一番嬉しかったこと
0歳児の成長で一番嬉しかったのは『赤ちゃんと言葉で繋がった瞬間』です。24時間365日子どもと同じ空間で生活をしている妻が、何度も何度も語りかけを行いながら色々な事を教えてくれたお陰で『親の言葉を聞いて、表現してくれる』様になりました。
子育てを始めてから何度も嬉泣きをしていますが、この時ばかりは子どもの成長を前にして涙が止まらなかった事を覚えています。
確信を持ったのはあんよの練習
掴まり立ちやつたい歩きを始めたのは随分前のことでした。これまでも気が付けば勝手に成長してきたので「放っておけば、いずれ1人で歩き始める」と思っていましたが、いつになってもあんよをすることはありませんでした。
あんよが上手
親しい友人に誘われて参加したバーベキューの後、ずっと使えずに居たファーストシューズを履かせてあんよの練習させてみました。周りの目も気にせず腕を引きながら「1, 2, 1, 2, あんよが上手」と何度も繰り返してあんよの方法を教えてみました。
気が付けば立派な二足歩行
あんよの練習を始めて1ヶ月後、初の家族旅行で訪れた淡路島にあるハーベストの丘には、立派に二足で歩く息子の姿がありました。
私が子どもに教えたのは「こうすれば歩けるよ」ということだけ。後は全て子どもの判断で練習しては転んでを繰り返して、気が付けば部屋中を歩き回れるほどに成長しました。
子育てとは、気づきを与えること
教えても居ない「イテテっ」は頼んで無くてもしてくれるのに、毎日教えている「バイバイ」は極希にしかしてくれません。覚えた「もしもし」に独自アレンジを加えて、おにぎりを耳に詰めたりもします。
相手が0歳の幼児でも、小学生でも中学生でも変わりはありません。親が出来るのは『子どもに気付きを与える』ということだけです。それを行動に移すも移さないも子どもの判断であり、子どもの自由・個性です。
1つでも多くの気づきを与えてあげることが子育てであり、少ない選択肢を強要するのは辞めましょう。子どもの人生は子どもが決める物です。
次の成長を楽しみに
今現在、バイバイをしてくれないことを悲しく思うのは事実ですし、出来れば一刻も早く「パパァ」って言いながら抱きついてきて欲しいです。もっと萌えたいです。でも、数年後には今出来ないと悩んでいることなんて全く気にかけていないでしょう。
勉強が出来ない、運動が出来ないと悩む時が来るかも知れません。でも、大人になった自分が勉強も運動も出来なくても困る状況にはなっていません。大抵の物事は子どもの人生において些細なことです。
『出来ないは、やってみた結果』です。『嫌だからやらない』で無ければ、子どもの個性と認めてあげられる親になりたいです。
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